emitanの心にうつりゆくもの

日常のこと、テレビドラマのことなどを中心に・・・

HERO 第7話

2014-08-26 16:09:45 | 2014夏ドラマ
第7話 「運命の出会い!?愛憎の熱海出張」

東京地検城西支部の検事・馬場礼子(吉田羊)は、時間をかけて取り組みたい案件があるとして、同棲中の恋人に暴力をふるった傷害事件の担当を検事・久利生公平(木村拓哉)にお願いして、夕食をごちそうする。
酔った馬場は久利生に、昔の男の愚痴を話し始め、検事・田村雅史(杉本哲太)の名前が出た久利生は驚く。
被疑者・城山圭吾(竹財輝之助)は、5年間同棲していた恋人・綾野さくら(中村ゆり)に別れを切り出されてカッとなり、殴られたさくらは階段から下に落ちて左腕骨折をする傷害を負い、取調べで城山はその事実を素直に認める。
久利生は、被害者・さくらが実家のある熱海に帰っているので、話を聞きに事務官・麻木千佳(北川景子)と熱海へ出張に行くことにする。
そんな中、城西支部に弁護士・梶原洋人(戸次重幸)が検察官請求予定証拠の閲覧のためにやってくるが、梶原と会った馬場は驚き、職員たちに自分の元夫だと紹介する。
そんな馬場の事を、田村や部長検事・川尻健三郎(松重豊)が気になって様子を探りに行き、そのやりとりが聞こえた職員たちは、以前に馬場と田村が付き合っていたことを知って驚く。
熱海に着いた久利生と麻木だったが、麻木が風邪でダウンしたため、久利生が一人でさくらの実家を訪ねるが、さくらの母・綾野美子は強く処罰を求めるものの、さくらは多くを語らない。
宿泊先のホテルに戻った久利生の元に、さくらから電話が入り、さっき話せなかったことがあるとして喫茶店で会う事になる。
さくらは「彼が100%悪いわけじゃないんです。私にも責任があって…(一流料理人を目指す)彼を支えることで私も一緒に夢を見たいと思ったんです。確かに彼は店を転々としてたけれど、本当は心から一生懸命になれる場所を探していただけで…。なのに私が急にもう我慢できないとか、別れたいとか言い出したから、ビックリしたんだと思うんです。階段から落ちたのは、私が足を滑らせただけで、これは私のせいなんです。訴えると言い出したのは両親で、私はそこまで…。彼は罰を受けないといけないんでしょうか?圭ちゃん、私がいないとダメなんです」と話し、久利生は「告訴取り下げるつもりなんですか?明日またもう一度会いましょう」と言って別れる。
久利生は麻木を診療所に連れて行き、バスに乗って宿泊先へ向かうが、麻木に馬場から聞いた田村との過去のことを話すと、麻木が「そういうのって、ただ前を向く勇気がないだけかも。そんなんじゃダメだって分かってても、きっとそこにいる方が楽なんですよ」と話すのを聞いて、久利生は感心する。
そんな中、久利生は歩道を城山が歩いているのを見かけて、慌ててバスを降りて城山を追いかけ、捕まえて城山の所持品を調べると、カバンの中にはさくらとの思い出の写真や手紙がたくさん入っていた。
久利生は城山に「送検されて取り調べを受けている立場の人間が、こんな場所で何やってるんだよ!でも、もう分かってるかもしれないけど、直接本人に会わせる訳にはいかないからね」と話すと、城山は久利生にさくらへの伝言と、写真と手紙を渡すようにお願いする。
翌日、久利生とさくらはもう一度会うが、さくらは「私が処罰を望まないと言ったら?」と尋ねるため、久利生は「司法における刑罰っていうのは、被害者の報復感情に報いるっていう側面があるんですよ。でも逆に言えば、被害者の方が望まなければ、刑罰を与える必要はないっていう理屈になるかもしれないですね」と話して、城山に託されたものをさくらに渡し、さくらとは別れると話していたと伝え、城山の書いた謝罪の手紙を読ませると、さくらは泣きながら城山を許すようにお願いし始める。
久利生は、ネックレスに付けている検事のバッチを背中の後ろに回し、「ここからは法律とかじゃなくて、俺個人的な意見です。正直言って、城山さん卑怯じゃないですかね?確かに反省してるとは思うんですけど、さくらさんと別れるつもりって言うのは、嘘だと思うんですよ。なんかこういうことをすれば、さくらさんは許してくれるって分かっててやってんじゃないかなと思って。実際そうなっちゃってるし。今までもこういうこと繰り返してきたんじゃないですか?どういう風に言えばいいかちょっと難しいんですけど、前を向いてみたらどうですか?これからの自分に何が大切なのかをちゃんと考えるって。(彼が好きなら)なおさら彼の間違いを、甘えを許したらいけないんじゃないですかね?彼がやったことっていうのは犯罪になることですから。で、もし裁判で有罪判決になったとしても、さくらさんの気持ちが本当のものだったら、全然大丈夫じゃないですか?」と語りかけると、さくらは告訴取り下げを止める。
その頃、馬場は裁判所内で梶原と会い、梶原から食事に誘われるが、馬場は「ダメよ。私たちもう別々の人生を生きているんでしょ。後戻りはできない。あなたと再会できて良かったけど、やっぱり今はもう仕事だけの関係よ。あなたは弁護士、私は検事。元ダンナだからって手加減しないから」と言って笑いながら別れる。
熱海から戻った久利生は、馬場に取り調べの報告をし、「そんなにすんなりではなかったんですよね。法律で単純に線引きできるものじゃないじゃないですか」と話すと、馬場は「人って、色んなものに縛られているもんね。他人から言われて初めて本当の自分に気がついたりするものよ」と話して・・・


というような内容でした。

麻木が話した「ただ前を向く勇気がないだけかも。そんなんじゃダメだって分かってても、きっとそこにいる方が楽なんですよ」という言葉が、今回のキーワードだったのかな?
被害者・さくらと馬場検事の、2人の女性の現状とこれからについて描かれていましたね。

さくらの方は、両親が城山との交際に反対しているから大ごとになってしまったのかな?と思っていたのだけど、こういう暴力めいたことは過去にも何度もあったようで・・・。
久利生がその事をどうして見抜いたのかはよく分からなかったけど(取り調べの時に、城山が罪を素直に認めた態度を見て、なのかな?)、さくらは久利生の言葉にハッと気づかされたようだったから、これでさくらが一歩前へ踏み出せるといいですね。

馬場検事も、何か吹っ切れたようですね。
それこそ馬場検事は、何がキッカケだったんだろう??
元ダンナと再会して、「やっぱり元ダンナとは別れて正解」と改めて思ったっていうこと??
元ダンナ役の戸次さん、TBSドラマ「同窓生」にも出演していて、そこではちょっと嫌な感じの男性役なのですが、こちらではそうではなかったですね(同じような時期に2ドラマで出演だったので、一瞬混乱してしまいました

馬場検事を演じる吉田羊さんは、本当に久留米の出身なのですね。
ということで、馬場検事の久留米弁はネイティブ
その久留米弁に萌えて応接セットでそのことを話す事務官・井出秀二(正名僕蔵)に、「僕もその場にいたかったな~!」と騒ぎ出す事務官・末次隆之(小日向文世)に、「俺も俺も!」と加わる田村検事!(オジサマばかりなのが若干気になりますが
川尻部長が「これ以上私をドキドキさせるな!」と田村検事に一喝していた場面は、爆笑してしまいましたw

田村のスマホ、奥さんから着信があった時の待ち受け画面が、次席検事・牛丸豊(角野卓造)にそっくりのようですね(ということは、あの方の写真? 笑)
その画面を見た馬場が「あんなのに負けるなんて…」と泣き出していましたが・・・。
これだけ煽っているのだから、きっとそろそろ「牛丸次席にソックリの娘さん(角野卓造じゃねぇよ!)」はご登場するのですよね!?

八嶋智人さんと小日向文世さんと正名僕蔵さんが、資料室で馬場&田村に関する即興芝居(コント!?)をしているのも面白かったです。

事件自体の解明が、もっとテンポがよくてドキドキするような展開の方がもっと楽しいのではないかな?とは思ったのですが、今回も細かい所では楽しかったです。
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