emitanの心にうつりゆくもの

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HERO 第5話

2014-08-12 16:14:48 | 2014夏ドラマ
第5話 「鬼の検事と秘密を知る少女の涙」

東京地検城西支部の部長検事・川尻健三郎(松重豊)は、検事たちに仕事を振り分けていくが、検事・久利生公平(木村拓哉)はゴルフ場の吊り橋崩落でキャディーが怪我をした事件を調べる時間が必要なため、事務官・麻木千佳(北川景子)は川尻からの要求を突っぱねる。
かつては特捜部に籍を置き「鬼の川尻」と言われた経歴を持つ川尻は、自らが置き引き事件の担当検事をすることとなり、事務官たちが代わる代わるに川尻のサポートにつく。
川尻は、置き引き事件の被疑者・小茂田繁樹(矢崎広)の取り調べをするが、小茂田が「やってません。公園でいきなり知らない奴が鞄を押しつけてきたんだ」と容疑を否認したところ、追及できなくなってしまう。
次に、事件の目撃者の10歳の小学生・斉藤レイナ(桜田ひより)から話を聴こうとするが、レイナは川尻の顔を見て怖がってしまい、被疑者の特定をすることすらできなかった。
次の目撃証言者・貴島航太は、レイナより小さい7歳で、川尻と事務官・遠藤賢司(八嶋智人)が航太の家まで聴き取りに行くが、航太は遊びに夢中で、信ぴょう性のある証言を得ることができなかった。
自信を喪失している川尻の元に、元同僚の弁護士・今村(森田順平)から引き抜きの電話が来て、その会話を検事・田村雅史(杉本哲太)と検事・馬場礼子(吉田羊)が聞いてしまう。
次の目撃証言者は5歳の幼稚園児・ミクで、川尻は麻木と共に幼稚園に行き、一緒に遊んだ後に証言を取ろうとするが、周りの子供たちが悪ふざけをするのに思わず怒鳴ってしまい、ミクは大声で泣いて証言が取れなくなってしまう。
川尻は次席検事・牛丸豊(角野卓造)に怒られてしまい、すっかり気を落とした川尻は「もう潮時かも。検事を辞めた方がいいのかもしれません。検察で出世を望んでるわけではありませんので」と言い出すが、田村や馬場達は「引き抜き話もあったみたいだしな」「悠々自適のセカンドライフか」と言って楽観的に捉え、麻木一人が心配をする。
久利生と麻木は、川尻を夕食に誘うと、川尻は「俺もそんな風にガムシャラにやっていた頃があったよ。10年前、俺は政治家の汚職事件で特捜部に引っ張られた。でも特捜部じゃ、俺のやり方通用しなかった。もっと効率的にやれって言われたよ。捜査に時間をかけすぎる。お前のやり方は古い。堅い。もっと柔軟に・・・特捜部外されて地方に飛ばされてからは、ずっと管理職だ。現場には出てない。今回の事でよく分かったよ。やっぱり俺は、あの時終わってたんだ」と話す。
久利生が「辞めちゃうんですか?ヤメ検の弁護士になるんですか?」と尋ねると、川尻は「俺は弁護士になった自分が想像できん。検事を辞める時は、田舎に引っ込んで農業でもやるよ」と言って帰っていく。
翌日、麻木が久利生に「似てますよね、部長と久利生さん。私、部長のやり方が古いだなんて思いません。だって、久利生さんもそれなりに仕事出来てるし。久利生さんならどうします?あれが解決できないから、部長は弱気になっちゃったんです」と話すと、久利生は「俺だったら、一番最初の女の子にもう一回話聴くかな。でも、無理させちゃダメでしょ。いつも通りじゃないと」と話す。
麻木は、レイナとレイナのクラスメイトたちを城西支部に呼び、社会科見学をさせ、検事の仕事を川尻に説明させる。
川尻が真面目に説明を始めるのを麻木は直そうとするが、久利生が今のままでいいと麻木を止め、川尻はどんどん話を始め、いつしか子供たちは川尻の声に聞き入る。
川尻は「検事っていうのは、犯人の疑いを掛けられた人が本当に罪を犯したのかどうかを判断して、その人を裁判するかどうかを決める仕事なんです。検事は、被疑者を裁判にかけるかどうかを決めることのできる唯一の職業です。だから、その責任は非常に重大です。被疑者の起訴・不起訴を判断するために、我々は事件を捜査します。捜査と言っても警察のそれとは違います、。警察には機動力があります。全国28万人の警察官が、犯罪の証拠を徹底的に捜査していく。しかし、我々検事は全国に1,800人。警察のような捜査はとてもできない。では、我々の捜査とはどういうものなのか。それは話を聴くことです。警察に逮捕された被疑者から話を聴く、事件の被害者から話を聴く、目撃者から関係者から話を聴く。とにかく我々は、相手から話を聴くことによって、何が真実で何が嘘なのかを見極めていくんです。どんなに大きな事件でも、どんなに小さな事件でも、人と人が向き合う事によって真実が見えてくる。私たちはそう思っています。しかし、相手が何も話をしてくれないと、私たちは何もできません。実は検事っていうのは、事件のことを何も知らないんです。そこで何が起きたのか、目の前にいる被疑者が本当に犯人なのか、だとしたら動機は何なのか、最初は何も知りません。知っているのは、真犯人と被害者と目撃者、その場にいた当事者だけです。みんなだってそうだろ?相手と正面から向き合わないと、その人の事は分からない。本当の事も分からない。当事者が正直に話してくれれば、真実が見えてくる。そのために我々検事は色んなことを勉強します。専門的な難しいことも、事務官の助けを借りて一生懸命勉強します。そうやって犯罪者が正当に罰を受ける世の中、確かな正義が存在する世の中に近づけていくこと、それが我々検察の仕事なんです」と話し、それを聞いていた検事や事務官たちの顔色も変わる。
川尻は再びレイナから話を聴くことにし、川尻が「たかが置き引きという人もいるかもしれないが、置き引きは立派な犯罪です。だからこそ私は、確信をもって被疑者を起訴したいんです」と話すと、レイナは小茂田からナイフを見せつけながら「絶対にしゃべるな」と脅されたことを泣きながら話す。
川尻は小茂田を呼び出して一喝し、事後強盗罪で起訴する。
その夜、麻木は川尻に、久利生のアドバイスの事を打ち明け、「私はてっきりレイナちゃんをリラックスさせることを言ってるんだとばかり思っていたんです。でも、部長の事だったんですね」と話し・・・


というような内容でした。

いやぁ~、松重さんの顔芸大会の回、という感じにも思えましたが(笑)
レイナちゃん相手に最初に取り調べをした時の顔を観た時は、大笑いしてしまいました。
顔は笑っているけど目が怖いという顔などなど・・・色んな顔をすることができるのだなぁ~とひたすら感心してしまいました
10年ぶりに一般人相手の取り調べという事で、勘が鈍ったり、気負ったりして自分を見失っていたという事なのかな?
元々は久利生のように捜査に時間をかける方だったようですね。

社会科見学の子供たち相手に「被疑者」という言葉を使っても分かるかな?とは思ったのですが、ああして大人が真剣に、熱意を込めて話すと、意味の全部は分からなくても聞き入ってしまうというのはあるでしょうね。
「相手と正面から向き合わないと、その人の事は分からない」と話していましたが、まさにその通り。
「検察官とは」ということをビシッと話した言葉の数々は、私も聴き入ってしまい、思わず上に全てを書き留めてしまいました。

自己紹介で「川尻だす」・・・爆笑してしまいました

久利生は脇役の回だったけど、こういう回があってもいいかもしれませんね。


先日、あるラジオ番組を聴いていたら、角野卓造さんがゲストだったのですが、MCの方が「角野さんに似た方はHEROに出演されるのですか?」と尋ねたところ、角野さんは「もうドラマの撮影は大方終了しているので、私はその答えは分かるのですが、ここでお話しすることは出来ません」というようなことをおっしゃっていました。
どうなるんでしょうね♪
←web拍手です。
※これまでの感想
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