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ドクターX~外科医・大門未知子~(2014) 第8話

2014-11-28 16:58:40 | 2014秋ドラマ
第8話 「8歳の命 待てない女 VS 待つ男」

国立高度医療センター内でフリーランスの外科医・大門未知子(米倉涼子)は1冊の可愛らしいノートを見つける。
そのノートを読んだ未知子は、そのノートを書いたのは小学生の女の子で、気管切開していて声が出せなく、喘鳴があって咳込んで呼吸が苦しく胸痛もあって眩暈もあって失神もしていることから、肺高血圧症に罹っていると見抜き、その少女を自分が手術したいとカンファレンスで医師たちに告げる。
その8歳の少女・八田ちひろ(小林星蘭)は医師・富士川清志郎(古田新太)が担当していたが、肺高血圧症の中でもまれな肺静脈閉塞症で、低酸素症と右心室不全も併発していることから手の施しようがなく、既に別の病院に転院を勧めていた。
未知子はそれでも生体肺移植をして手術をして助けたいと話すが、ちひろの血液型はA型で、ちひろの母・和美(堀内敬子)の血液型はB型で、父親はちひろが生まれてすぐに事故で死亡していて、親戚とは疎遠と聞かされ、ドナーが見つからない。
そんな未知子の事をぼやく富士川に総長・天堂義人(北大路欣也)は「あなたの再生医療に関するいくつかの論文、拝読しました。どれも素晴らしい論文です。しかしどれもまだ単なるシナリオにすぎません。我が国の基礎研究レベルは世界トップクラスです。つまり能書きだけは立派だ。しかし、それを現場で実践できるだけの腕と度胸を持つドクターが致命的に足りない。それが我が国の医療の現実なんです。(腕の立つドクターを操り臨床例を重ねて行けば)我が国から世界に向けて最先端の医療を発信することができる」と話し、暗に未知子を上手く使うよう匂わす。
戦略統合外科統一部長・海老名敬(遠藤憲一)は、書いた論文を天堂に認めてもらおうとするが時間が合わずに会ってもらえず、神原名医紹介所に行って未知子に「もしドナーが見つかってオペってことになったら、私が執刀してやってもいい。専門外だけどスキルはある。で、お前を助手に付けてやってもいい」と言い出す。
それを聞いた神原晶(岸部一徳)は海老名を外へ連れ出して「未知子がどうしていつもああいう無謀な事を口にすると思いますか?『私、失敗しないので』覚悟なんですよ。患者は1回失敗されたらそこで終わりなんです。でも、医者の方は次に失敗しなきゃいい、そう考える。つまり未知子はそういう普通の医者ではないって事です。そんなウチの未知子に向かって『俺がやってやる』?ふざけないでいただきたい!…未知子がいる所ではできない話なので」と話す。
未知子は、ちひろのノートの後ろの方に書かれてあった携帯電話番号に電話を掛けると、亡くなっていたと言われていたちひろの父・邦夫(石井一孝)と電話が繋がる。
邦夫は、ちひろが生まれてすぐにギャンブル依存症で借金を抱えて失踪し、最近になってやっと定職について親戚と連絡を取ったところ、ちひろが重い病であると聞いて和美がいない時に病院に行ってちひろと会い、携帯番号を伝えていたのだった。
邦夫は匿名でドナーになる事を希望し、ちひろの急変により急きょ生体肺移植が行われることになり、海老名が第一助手を名乗り出る。
邦夫の右下葉を摘出してちひろの右肺として移植するが、心臓が肥大していて肺が収まりきれないため胸を閉じることができず、未知子は「待つ」と言い残してオペ室を出ていく。
30分経っても心臓と肺の肥大が収まらず、海老名は左肺を摘出して場所を確保しようと提案するが、未知子は「残します。この子の左肺は機能している。悪くもない臓器を切る事は致しません」と言って拒否し、再度30分待つと、心肥大が改善して肺も小さくなり、胸腔内に収まったため、閉胸することができる。
海老名は天堂との会食に間に合わなかったが笑顔を見せ、未知子のオペを論文に起こし始める。
天堂は代わりに会食をしていた富士川に「これでまた臨床例が一つ加わりました。(未知子は)君が見捨てた患者さんを助けてしまったわけですからね」と話す。
晶が請求書を天堂の元に持って行くと、天堂は未知子を呼び出して「契約の見直しについてお話ししたいので。今回のオペも見事でした。あなたは大変優秀だ。今後も我が国の医療の未来に間違いなく貢献する臨床例を積み重ねてくれる事でしょう。今後は契約金を倍という事に致します。どんなに高い使用料を払ってでも、導入した価値があります。いわばあなたは優秀なオペマシンです。現時点ではあなたは最新式のマシンです。私も取扱説明書に沿って適切に扱わせていただきます。ですので持ち主さんは、メンテナンスをしっかりしておいてください」と話すと、未知子は不機嫌な顔をして総長室を去っていく。
未知子は晶に「私をメンテナンスに連れてって!油ささなきゃ!あっ、肉?」と言って、焼き肉をごちそうしてもらい・・・


というような内容でした。

本ストーリー自体は良かったと思うのですけどね~。
天堂が未知子の事をマシン呼ばわりしていたけど、「やっぱりお前もそれか」感が拭えず
パート2では未知子の事を露骨に権力争いに利用して成果を上げることに躍起になっていたけど、
パート3では権力争いではないけど臨床例を挙げるために利用するということで・・・
どこも一緒ってことなのですかね?
終盤に、もっと意外性のある未知子利用方法が出てくるのかと思ったけど、想定の範囲内の筋書きになってきたので「な~んだ」と思ってしまいました
もっとドロドロした争いみたいなものがあるのかな?と思っていたので
まぁ、まだ最終回まで数話あるようですから、また「おぉ!」ということがあるかもしれないですけどね。

未知子の利用方法については、エビちゃんは付き合いが長いですからね~。
ちゃっかり富士川より先に利用?(笑)
未知子の事を「お前を助手に付けてやってもいい」発言をしたら晶さんに怒られてしまってシュンとなったけど、晶さんの言っていることはちゃんと分かったという事でいいのでしょうか!?
完全には分かっていないで、結果的に美味しい所を持っていたようにも見えますけど
まぁ、エビちゃんらしいですけどね(笑)

未知子は、マシン発言はカチンときただろうけど、日本最高峰の医療設備で手術できる機会の方を選ぶのかな?
権力争いには加担はせず、患者の命を救う事だけが未知子の願いなので・・・ね。
だから、富士川の論文通りの術式で手術をすれ、と言っても、未知子は患者の体にとって最善の術式を取る事を選ぶと思うのですが・・・。

ちひろ役の星蘭ちゃん、声を発しない役だったけど、とても素晴らしかったです!
生意気な役より、こういう役の方が私は好きかも、です。
←web拍手です。
※これまでの感想
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