goo blog サービス終了のお知らせ 

emitanの心にうつりゆくもの

日常のこと、テレビドラマのことなどを中心に・・・

グッド・ドクター 第5話

2018-08-10 18:28:33 | 2018夏ドラマ
第5話 「天才少年の歌声が病魔に!湊、小児外科医をクビ…?」

天才ボーイソプラノ歌手・羽山響(城桧吏)の話題が放送前に多く上がっていたので、声についてどんな病気の話だろう?と思っていたら、
365日の紙飛行機」で泣かされるとは
そして、これまでちょくちょく出演していた入院患者・武智倫太朗(斎藤汰鷹)のことも描かれ、長期入院している患者についても知ることができたし、
高山誠司(藤木直人)の弟のこと、
そして一貫して描かれている新堂湊(山﨑賢人)の夢について・・・
全てが上手く繋がっていて、とても素晴らしい回だと思いました


高山は、小児外科医になりたいと話す湊に「お前には無理だ。自分の感情をコントロールできない人間に、患者と関わる仕事はできない。医師を続けたいなら、画像診断科に行け」と言っていて、
それは湊の豊富な知識が最大限生かせるのと、患者のコミュニケーションがいらない、ということから考えたことだったのですが・・・
弟・雅也(吉村界人)の自動車整備士になりたいという夢を叶えるために自動車工場への就職の後押しをしたものの、雅也は周りとのコミュニケーションが上手くいかずに、パニックに陥って電車に飛び込んで死亡してしまった、という過去があったのですね。。。
当時は雅也に「頑張れば必ず夢は叶う」と背中を押したけど、今は「夢など諦めろ」と言って何もさせない方が良かったと悔やみ、
「新堂を見ていると弟を思い出す。いずれ傷つくことになるアイツを見たくないんだ」と思っていたようで・・・

高山の言うことも分かります。
湊も、理解のない人には心無いことを言われるし、いざ患者の治療をしようとしてもプチパニックになることがあるので、
今のところ誰かがついていないとダメだし、でも毎回誰かがセットでついていないといけないという状況は、人員不足の職場では難しいでしょうし・・・。
でも、何も障がいがない人でも完璧な人間はいない訳で、どの人間でも不得意な部分はあるだろうから、そういう所をカバーしあいながら仕事ができればいいのでしょうけどね・・・。

湊のことと高山の事情を知ることになった瀬戸夏美(上野樹里)の言葉が、とても素晴らしかったです。
「(高山)先生の言葉は、ちゃんと彼(湊)に届いています・・・(中略)
 彼は医師として成長しているんです。
 確かに彼はまだコミュニケーションが苦手ですが、外科医としての知識は私より優秀です。
 一人で自立した医師を目指すのは、今はまだ難しいかもしれません。
 でも、お互い足りないところを補い合って、チームとして最善を尽くせる医師になれれば、それでいいんじゃないですか?
 どうか彼を信じてあげてください。
 高山先生だからこそ、彼の夢を守れるはずです」
高山も湊を「小児外科の研修医」として育てようという気持ちになってきて、他のレジデントもだんだん仲良くなってきているけど、
中島(浅香航大)小児外科長・間宮啓介(戸次重幸)は、まだまだ快く思っていないようですし、
瀬戸の思い描くように小児外科の医局が上手くいくのかどうか・・・
上手くいってほしいですが

社会全体が、みんなが手を取り合ってフォローしあえるようになるといいのですけどね。。。



さて、今回メインで描かれていたのは響とその父・徹郎(三浦誠己)でしたが、
ところどころで響に声をかけていた倫太朗の言葉が、とても涙を誘いました。
病棟で「なつのおたのしみ会」があり、倫太朗は合唱でソロパートがあるけど、ずっと病院にいるから運動会も学芸会も出たことがなくて、人前で歌う気持ちがよく分からないと話していたり、
「寝るのがずっと怖かったんだ。もしも寝たまま死んじゃったら、どうしようって。でも、響君の歌を聴いてると、心がポカポカとして、明日がまた楽しみになるんだ」と湊に話していたり・・・
子供たちが、再発や死の恐怖に向き合いながら、長期間入院して闘っている様子が画面に出てこなくても分かったし、
響にも、そんな子供たちの思いが伝わったのが分かり、とてもジーンとしました。

そして、みんなで「365日の紙飛行機」の合唱
私、朝ドラ「あさが来た」の時からこの歌が大好きで、歌詞もとても素晴らしいと思っていたのですが、この場面に本当にピッタリの曲で、とても泣けました
競うよりも、経過が大事なんですよね・・・
そして「思い通りにならない日は明日がんばろう」というフレーズが、私はとても好きです
無理できない時は、無理しなくていいんです!(笑)
ちょっと脱線しましたが、ゆったりとした応援ソングで、本当にいい歌だな~と改めて思いました

湊が瀬戸に
「響君はとても楽しそうに歌っていました。いつかまた歌いたいと思える日が来ます。僕は響君の夢を守りたいです。夢は生きる力をくれます。簡単に諦めてはいけません!」
と言っていた言葉にもグッときました。
湊も、これまでにたぶん辛いことがたくさんあったのだろうな・・・、「小児外科医になる」という夢が湊に生きる力を与えているのだろうな・・・、とも思えるような言葉だったようにも聞こえました。

響の歌声1ステージ百万円 = 湊5か月分の給料 ということで、
「お礼なら、もうもらいました。僕のお給料5か月分の歌声をタダで聴かせてもらいました。ありがとうございます!」
には笑わされましたが(笑)


そして、響に対して難易度の高い手術をするにあたって、
高山が「これはただ治療ではない。患者の未来を守るための手術だ。患者にとって一番悔いのないオペにするぞ」と、
病院長・司賀明(柄本明)が「彼らが守りたいのは、病院の体裁でもなんでもない。子供の未来です。それが小児外科医の仕事です」と言っていましたが、
このドラマで言いたいことが詰まった言葉なのだろうな~と思いました


他にも書きたいことがたくさんありますが、
(前クールの「モンテ・クリスト伯」の土屋!!とか)
(湊が高山の顔を真似たりとか)
長くなるので、残念ながら割愛します


次回は湊の父親が現れるようですね
終盤に湊の過去が描かれると思っていたのですが、中盤のヤマがこちらで、終盤は病院と小児外科の存亡になるのでしょうか?
予告編での湊の弱気な言葉が、とても気になります

_________________________


最後に、高山演じる藤木直人さんについて、もう少し。

酔っぱらって千鳥足でニコニコしながら歩く姿が、とても良かったです
「もう一杯付き合え!」なんて言われてみたい!!

理事長に電話、かけ直したのかなぁ・・・

湊も響の手術メンバーに入れてくれと瀬戸と湊が高山に直訴に行った時の、夕日をバックにしたアップの高山先生も素敵でした


予告編に高山先生がいないのが、とても悲しかったです


最後に、副院長が見ていた人事記録カードに書かれていた高山先生情報をメモします

高山誠司(人事記録カードでは「誠治」!?)
 昭和51年4月16日生まれ 42歳 B型
 1995年3月富山県立能登中央高校普通科特進クラス卒業
 2001年3月国立北東医科大学医学部医学科卒業
 2003年3月まで2年間、別の病院で心臓外科
 2006年3月まで3年間、別の病院で小児外科

富山県出身なのですね~。
←web拍手です。
※これまでの感想
 第1話 第2話 第3話 第4話
※公式HP(こちら
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 義母と娘のブルース 第5話 | トップ | Athlete Beat #215 »

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。