第2話 「女子高生が未熟児を緊急出産!小さな命を守りたい…」
第1話よりも少し雑に感じたというか、「この部分をもっと観たい」と思わせる場面が多くあったというか・・・
今回は通常放送時間(54分)だったけど、時間延長をしてもう少し丁寧に描いてほしかったな、と少し思いました。
でも、ただの感動物語にはせず、より現実的な問題を浮き彫りにしていたので、今回もとても見応えがありました。
なにせ、今回の患者・菅原唯菜(山田杏奈)を巡る状況が、凄かったですからね・・・。
・16歳の女子高生で妊娠。
・25週で出産、724gの低出生体重児、壊死性腸炎を発症。
・今まで産婦人科にかかっておらず、定期検診も受けていない未受診妊婦。
・赤ちゃんの父親は所在がつかめず。
・唯菜は母子家庭だったが長く家出していて、母・真紀(黒沢あすか)と疎遠。
・唯菜は未成年のため、赤ちゃんを手術するには唯菜の保護者の同意書が必要だが、真紀は認めない。
・真紀は足が悪く、経済的に困窮しており、赤ちゃんを里子に出すなら同意書にサインをすると言う。
今、低所得世帯や母子家庭や低年齢での出産の話は時々聞くので、こういう事例というのもあり得ない話ではないのだろうな・・・と思いながら視聴していました。
壊死性腸炎のオペをしても助かる確率は10%以下で、術中死のリスクが極めて高いため、オペはせず保存治療で回復を待つのが病院のガイドライン。
しかし、回復の可能性は、もっと低い。
新堂湊(山﨑賢人)は「高山先生なら助けられる」と唯菜に言ってしまって、高山誠司(藤木直人)から「医者は神様じゃない。根拠のない希望を与えるな!」と怒られていたけど、
高山自身も葛藤していたのではないかな?
手術をするべきだとする瀬戸夏美(上野樹里)と、ガイドライン通りにすべきだとする間宮啓介(戸次重幸)を交互に見つめて考え込んでいましたからね。
湊のように「みんな病気の人を助けるためにお医者さんになったんじゃないですか?なのに、どうして助けちゃダメなんですか?」と言うのは簡単ですが・・・。
病院長・司賀明(柄本明)は湊に「一人の力だけじゃ命は救えないよ。湊には、ここで学ぶべきことがたくさんある。頑張れ」と言っていたけど、湊は理解できるようになるのかな?
瀬戸も「悔しいけど、知識はあなたの方が上。でも、もっと周りと上手くやること考えないとダメよ。せっかくいいところあるのに、みんなに分かってもらえない」と言っていましたが。
湊は、高山の腕は評価していて、怒られてもついていこうと思っているようですね。
「(高山先生は)いつも鬼みたいに怒ります。でも、たくさんの子供を笑顔にできます。僕もそんな小児外科医になりたいです」と言っていましたよね。
そして、高山も、湊を真っ向から否定しているのではなく、湊が正しい進言をしていたら「新堂が正しい」と言って周りを納得させていて。
湊は高山の手術内容を理解し、高山ならこの手術はできると分かって処置の提案をし、
高山も湊の言葉を理解して、その処置を実現・・・
湊は、知識はたくさんあるけど、まだ手術の執刀経験がないですからね。
この二人が今後どう連携していくのか、とても気になります!
赤ちゃんが助かってメデタシ、お母さんとも和解してメデタシとしない所に驚きましたが、実際の世の中だってメデタシメデタシとはいかないですからね。
「こうなったのは誰のせい?検診にも行かないで、全部アンタがいけないんでしょ?」
「こっちだって生きるのに精いっぱいなのよ!」
幼児虐待のニュースが聞かれる昨今、真紀の言葉の数々が とても心に突き刺さりました。
唯菜から赤ちゃんを引き離す結果になって落ち込む瀬戸に湊は
「どれだけ遠くに離れても、赤ちゃんを産んだのは唯菜さんです。赤ちゃんにとってのお母さんは唯菜さんです」
と話していて、瀬戸が唯菜にその言葉を伝えていたけど、唯菜にはその言葉を忘れずにいてほしいです。
養育里親制度が上手くいくといいのですが・・・
その前に、出産費用や手術費用はどうなったの?という所が少し気になりましたが
高山は、副院長・猪口隆之介(板尾創路)の企みを察知したのでしょうか?
院長に辞めてもらいたくないということから「手術を決めたのも、手を下したのも全て私です。責任なら、この私が負います」と言ったのですよね?
高山がいなくなったら小児外科はガタガタ→廃止したい猪口の思うツボではあるけど、院長の座はまだ司賀のままですから、猪口はどう出るのでしょうね?
あと、理事長・東郷美智(中村ゆり)は、こういう猪口の企みをどこまで知っているのか??
こういう企みの方よりは、小児外科における諸問題の方を多めに描いてほしい気がしますが。
そんなこんなで盛りだくさんの内容でしたが、根幹の医療の部分は しっかりと描かれているし、単なる夢物語には描いていなかったので、とても見やすく、今回も考えさせられました。
__________________
最後に、高山先生演じる藤木直人さんについて、もう少しだけ。
赤ちゃんを手術している時に、湊のことを初めて「お前」ではなくて「新堂」と呼んで、
「新堂が正しい」とズバッと言った時に、感動もしたし、
その凛々しさに、もうキャーーーーーーーッ!!
ってなりました
予告編にあった湊を突き飛ばすシーンはカットになったのでしょうか?撮り直したのでしょうか??
生死が関わる現場で統制のきかない者に対して怒るのは当然のことと思って私は観ていて、
高山は湊を障がい者だから突き飛ばしたのではなく、勝手な行動をして現場を混乱させているから怒って振り払った(力は強かったけど)のだから、
あの部分だけを問題視するタブロイド系のweb記事はどうなのかと、逆に思っていました。
でも、過剰な演出はあえてする必要はないから、今回カットしたのは悪くなかったとは思います。
今の人たちは怒られ慣れていない、というのもあるのかな?
私は中学生まではよくあんなふうに怒られていたので・・・
怒鳴られても謝らないという、タチの悪い思春期でした
冒頭で、高山は高山家のお墓参りをしていましたが、写真に写っていた男の子にでしょうか?
とすると、高山の兄か弟が亡くなっていて・・・なのでしょうか?
高山先生と同じ匂いのする理事長
シャンプー?それとも柔軟剤とか洋服から??(〃艸〃)イヤン
湊、嗅覚の記憶力も凄いなぁ
来週、どんなシーンがあるのか、なぜか期待しちゃいます

←web拍手です。
※これまでの感想
第1話
※公式HP(こちら)
第1話よりも少し雑に感じたというか、「この部分をもっと観たい」と思わせる場面が多くあったというか・・・
今回は通常放送時間(54分)だったけど、時間延長をしてもう少し丁寧に描いてほしかったな、と少し思いました。
でも、ただの感動物語にはせず、より現実的な問題を浮き彫りにしていたので、今回もとても見応えがありました。
なにせ、今回の患者・菅原唯菜(山田杏奈)を巡る状況が、凄かったですからね・・・。
・16歳の女子高生で妊娠。
・25週で出産、724gの低出生体重児、壊死性腸炎を発症。
・今まで産婦人科にかかっておらず、定期検診も受けていない未受診妊婦。
・赤ちゃんの父親は所在がつかめず。
・唯菜は母子家庭だったが長く家出していて、母・真紀(黒沢あすか)と疎遠。
・唯菜は未成年のため、赤ちゃんを手術するには唯菜の保護者の同意書が必要だが、真紀は認めない。
・真紀は足が悪く、経済的に困窮しており、赤ちゃんを里子に出すなら同意書にサインをすると言う。
今、低所得世帯や母子家庭や低年齢での出産の話は時々聞くので、こういう事例というのもあり得ない話ではないのだろうな・・・と思いながら視聴していました。
壊死性腸炎のオペをしても助かる確率は10%以下で、術中死のリスクが極めて高いため、オペはせず保存治療で回復を待つのが病院のガイドライン。
しかし、回復の可能性は、もっと低い。
新堂湊(山﨑賢人)は「高山先生なら助けられる」と唯菜に言ってしまって、高山誠司(藤木直人)から「医者は神様じゃない。根拠のない希望を与えるな!」と怒られていたけど、
高山自身も葛藤していたのではないかな?
手術をするべきだとする瀬戸夏美(上野樹里)と、ガイドライン通りにすべきだとする間宮啓介(戸次重幸)を交互に見つめて考え込んでいましたからね。
湊のように「みんな病気の人を助けるためにお医者さんになったんじゃないですか?なのに、どうして助けちゃダメなんですか?」と言うのは簡単ですが・・・。
病院長・司賀明(柄本明)は湊に「一人の力だけじゃ命は救えないよ。湊には、ここで学ぶべきことがたくさんある。頑張れ」と言っていたけど、湊は理解できるようになるのかな?
瀬戸も「悔しいけど、知識はあなたの方が上。でも、もっと周りと上手くやること考えないとダメよ。せっかくいいところあるのに、みんなに分かってもらえない」と言っていましたが。
湊は、高山の腕は評価していて、怒られてもついていこうと思っているようですね。
「(高山先生は)いつも鬼みたいに怒ります。でも、たくさんの子供を笑顔にできます。僕もそんな小児外科医になりたいです」と言っていましたよね。
そして、高山も、湊を真っ向から否定しているのではなく、湊が正しい進言をしていたら「新堂が正しい」と言って周りを納得させていて。
湊は高山の手術内容を理解し、高山ならこの手術はできると分かって処置の提案をし、
高山も湊の言葉を理解して、その処置を実現・・・
湊は、知識はたくさんあるけど、まだ手術の執刀経験がないですからね。
この二人が今後どう連携していくのか、とても気になります!
赤ちゃんが助かってメデタシ、お母さんとも和解してメデタシとしない所に驚きましたが、実際の世の中だってメデタシメデタシとはいかないですからね。
「こうなったのは誰のせい?検診にも行かないで、全部アンタがいけないんでしょ?」
「こっちだって生きるのに精いっぱいなのよ!」
幼児虐待のニュースが聞かれる昨今、真紀の言葉の数々が とても心に突き刺さりました。
唯菜から赤ちゃんを引き離す結果になって落ち込む瀬戸に湊は
「どれだけ遠くに離れても、赤ちゃんを産んだのは唯菜さんです。赤ちゃんにとってのお母さんは唯菜さんです」
と話していて、瀬戸が唯菜にその言葉を伝えていたけど、唯菜にはその言葉を忘れずにいてほしいです。
養育里親制度が上手くいくといいのですが・・・
その前に、出産費用や手術費用はどうなったの?という所が少し気になりましたが

高山は、副院長・猪口隆之介(板尾創路)の企みを察知したのでしょうか?
院長に辞めてもらいたくないということから「手術を決めたのも、手を下したのも全て私です。責任なら、この私が負います」と言ったのですよね?
高山がいなくなったら小児外科はガタガタ→廃止したい猪口の思うツボではあるけど、院長の座はまだ司賀のままですから、猪口はどう出るのでしょうね?
あと、理事長・東郷美智(中村ゆり)は、こういう猪口の企みをどこまで知っているのか??
こういう企みの方よりは、小児外科における諸問題の方を多めに描いてほしい気がしますが。
そんなこんなで盛りだくさんの内容でしたが、根幹の医療の部分は しっかりと描かれているし、単なる夢物語には描いていなかったので、とても見やすく、今回も考えさせられました。
__________________
最後に、高山先生演じる藤木直人さんについて、もう少しだけ。
赤ちゃんを手術している時に、湊のことを初めて「お前」ではなくて「新堂」と呼んで、
「新堂が正しい」とズバッと言った時に、感動もしたし、
その凛々しさに、もうキャーーーーーーーッ!!


予告編にあった湊を突き飛ばすシーンはカットになったのでしょうか?撮り直したのでしょうか??
生死が関わる現場で統制のきかない者に対して怒るのは当然のことと思って私は観ていて、
高山は湊を障がい者だから突き飛ばしたのではなく、勝手な行動をして現場を混乱させているから怒って振り払った(力は強かったけど)のだから、
あの部分だけを問題視するタブロイド系のweb記事はどうなのかと、逆に思っていました。
でも、過剰な演出はあえてする必要はないから、今回カットしたのは悪くなかったとは思います。
今の人たちは怒られ慣れていない、というのもあるのかな?
私は中学生まではよくあんなふうに怒られていたので・・・
怒鳴られても謝らないという、タチの悪い思春期でした

冒頭で、高山は高山家のお墓参りをしていましたが、写真に写っていた男の子にでしょうか?
とすると、高山の兄か弟が亡くなっていて・・・なのでしょうか?
高山先生と同じ匂いのする理事長

シャンプー?それとも柔軟剤とか洋服から??(〃艸〃)イヤン
湊、嗅覚の記憶力も凄いなぁ

来週、どんなシーンがあるのか、なぜか期待しちゃいます


※これまでの感想
第1話
※公式HP(こちら)
2話、ちょっと1話に劣るかな?という感じでしたね。
元のドラマは見ていないので、同じ内容なのかは分からないなのですが。
今回は違和感ですね。父親は逃げてしまったし、生活力もない女子高生なのに、そこまでたすけて欲しいと思うものなのか…
当然、助けてくれるでしょ?という態度も違うかな?と。
私も金銭面はどうなるのか気になりました。
高山先生は正しいことは正しいと認めることが出来る素晴らしい人でしたね。
「高山先生と同じ匂いがします」にはいろいろ想像させて頂きました(笑)
来週も楽しみですね!
1話がとても素晴らしかっただけに、2話は少し…でしたね(^^;
色んな場面が駆け足だったように思いました。
女子高生の母親が生活の困窮ぶりを切々と訴えていたので、入院費用や手術費用の言及も入っていれば少しスッキリしたけど…と、少し気になることが何点かありました。
でも、湊の「どうして助けちゃダメなんですか?」という言葉に対して、医師たちがそれぞれ考えて苦悩して決断していくという根幹部分はよく伝わっていたので、良かったです。
高山先生の「正しい」発言は、良かったですね!
>「高山先生と同じ匂いがします」にはいろいろ想像させて頂きました(笑)
私もあれこれ想像してしまいます(〃艸〃)
湊君には、この点についてはこれからもズバッと切り込んでいってほしいです!
第3話、色々と楽しみですね!(^O^)