emitanの心にうつりゆくもの

日常のこと、テレビドラマのことなどを中心に・・・

ハル ~総合商社の女~ 第3話

2019-11-05 16:30:54 | 2019秋ドラマ
第3話 「絶対に渡さない…!悪質買収VS.子供たちの“夢の消しゴム”作戦 10年ぶりの父子再会」

今までの2話と違って、経営企画部一丸となって関連会社の経営危機を乗り切る、という形だったので、とてもスッキリしながら観ていました。
会社の危機、そして副社長兼経営企画本部長・高山雄一郎(奥田瑛二)が反対していないことには全面的に取り組む部員たちなのですね
そして、海原晴(中谷美紀)が「よろしくお願いします」と言うと、みんなは怠そうに「…はい」と答えるけど、
経営企画部長・和田寿史(藤木直人)が「時間がない、頼んだぞ!」と言ったら、みんなキリッと「はい!」と返事をするという分かりやすさ
でも、次第に距離が縮んできているようにも見えました。
でもでも、副社長が反対している案件になったら、また元通りになるのでしょうか??


今回は、日和製作所が五木商事の関連会社である西本工業の株の敵対的買収を開始したことについて。
西本工業は、航空機や工事車両などのタイヤメーカーとして確実に利益を出しているほか、2030年に開通予定の東都電鉄のリニアトレインのタイヤを開発し、その特許を持つ将来性を期待される企業。
その企業の3割の株を日和製作所がたった一日で数十社の法人株主から買い占めし、持ち株比率が五木商事とほぼ並んでしまった。
残りの法人株主3社の株のうち1社でも買われてしまうと、経営権が五木商事よりも優位に立たれる
・・・とのこと。

リーガル経験のある晴がリーダーになり、
晴は西本工業に出向いて、動揺を隠せない社員に直接五木商事は必ず守ることを伝え、
五木商事としては中古タイヤの輸出事業を成功させること、そして西本工業にも新商品の開発を促すことで、
残りの法人株主を納得させて株を手放さないようにさせる方向へ画策。

晴が西本工業の社員たちに
「みなさんは、ここを守りたいんでしょ?
 五木商事は五木商事として西本工業を守るために商社ならではの新規事業を考えます。
 でも、それだけじゃ意味がないと思うんです。
 だってここ、みなさんの会社でしょ?
 みなさんはみなさんで、自分たちの手で西本工業を守りましょうよ。
 守ってほしいんです!」
と鼓舞する姿が、とてもカッコ良かったです!
「やってもらう」だけでなく「自らもやる」というのが、重要なことなのですね。

そこで西本工業の社員たちが考え出したのが、廃タイヤでリニアトレイン消しゴムの制作・販売をする企画。
将来的に数百万個レベルでの発売も夢ではない・・・そんなに売れる!?(爆)
でも、好きな人は保存用と使用用で最低2つは買うのかしら!?
色の違う消しゴムを組み立ててリニアトレインの形にするというのは、結構幅広い年代層に興味を持ってもらえるかもしれませんね。


そんな中、日和製作所の更なる株取得の動きがあったため、
期限付き覚書を残りの法人株主3社と交わし、それは1週間株を売らないこと、そして1週間経っても新規事業が成立しなかった場合は日和の言い値以上の金額で五木商事が株を買い取る、というもの。

しかし、消しゴムの試作品が完成し、インドネシア企業との中古タイヤの輸出契約も締結寸前まで行くものの、直前になって両方とも頓挫
そこで、今は中古タイヤの輸入規制をしている国の大使館や貿易会社を当たり、近いうちに法改正で解禁になる国の企業と取引を成立させようと手分けして探したところ、ドミン共和国の企業が見つかり

和田部長に「~を完成させろ!今夜中にだ!」ってあんなにニコやかに言われたら、徹夜だってしちゃうなぁ~なんて思ったり
完全に私情が入りましたが、でもやっと晴と青柳悠馬(白洲迅)以外の部員が生き生きと仕事をしている姿を観ることができて、良かったです!


敵対的買収の危機を乗り越えた西本工業に、会社は守れたけど消しゴム販売を実現できないことに対して深々と頭を下げる晴の姿勢が素敵でした。
西本工業の社員・及川忠志(長谷川朝晴)は
「自分たちの消しゴムで会社を守りたかったってのが本音ですけど、その気持ちっていう財産ができましたから。ありがとうございました」
と感謝していて、こういう「気持ち」の重要さが、とても伝わりました。


晴が和田部長に「よくやった!」ってニコやかに言われているのを観て、
「あー!私も言われたいっ!!」って猛烈に思ってしまいました

覚書、和田部長が奔走して副社長のGOサインをもらっていたのかと思いきや、「あんな無茶なもん、高山副社長が許す訳ないだろ!」ということで、もし上手くいかなかったら・・・クビをかけてた?
「君なら必ず何とかする、そう信じてた」
「信じてくださって、ありがとうございました・・・」
「あんな無茶なマネ、もう二度とするなよ(優しく)」
「・・・はい」
「いやいやいや、何で返事まで一拍あるかなぁ?そういうところと激辛好きなところ、何とかした方がいいぞ!」
・・・距離が近い!!(←そこ!?(笑))
でも和田部長、他人が来たら慌てて晴との距離を離すのをみると、近づきすぎたら怪しまれるという認識はあるようですね

やっぱり晴の激辛好きが別れた原因の一つだったのでしょうか!?


オチは、ボツになったリニアトレイン消しゴムが、アメリカの子供がネットに写真を挙げたことによって21.3万件シェア&44.1万件いいねを獲得し、カッコいいと大評判になったこと
世界中の鉄道好きの老若男女から注目を浴びているということなのでしょうか!?
元々の写真は、涼が西本工業に行った時に写真を撮ったものなのですが・・・
子供だから許されるかもしれないけど、大問題になってもおかしくない案件のような気も・・・
早く商標を取ったり色々と法的な手段を取って、西本工業がしっかりと利益を得ることができるようにしないと!
なんて、ちょっとヒヤヒヤもしましたが、
ドラマ上では和田部長が「そうか、涼が…」と優しい表情で笑ったり、
「あの」一乗寺さんまでもが、ゲームもせずに笑いながらそのSNSを見ていて!!
まぁきっと、法的な部分も晴がこの後キチンと対応しているということにしましょう!(笑)


そんなこんなで、副社長が関わらないと、経営企画部もやる時はやる人たちなんだということが分かる第3話でした
今後はどうなっていくのでしょうね~

____________________

最後に、和田部長演じる藤木直人さんについて、もう少し

先週の最後で「涼の顔が見たい」と言っていたのは、会いたいということではなくて、写真を見せてくれということだったのですね。
その時は見れなかったものの、西本工業に和田部長が差し入れを持って行った時に、晴が涼を見学に連れてきていたため、偶然会うことに!

「海原、来てたの・か・・・」
「・・・和田さん、息子の涼です・・・」
「ああ、そうか・・・・・・・・・・」
「・・・はじめまして、海原涼です。いつも母がお世話になっています」
「お母さんと一緒に仕事をしている和田です。よろしく」
とてもぎこちない会話でしたね

涼が、和田と目が合ったら目をそらし、でも見られてないときはジッと見ている所が、すごくリアリティがあって良かったです!
家に帰ってから「本物の方がちょっとカッコ良かったかな」と言っていましたね

和田は和田で、歩道でふと立ち止まって、涼を思い出してニヤけてしまって・・・
歩道の真ん中で立ち止まるなんて、ちょっと迷惑ですけど(笑)


そして、とうとう和田の18年前の映像が登場!!
このドラマは、若い時の映像を出す時は、みんな前髪を下ろしているような!?www
18年前のベトナムで、晴の勤務地に和田が出張でよく行っていたそうですね。
従業員が和田が来るのを喜ぶのは、差し入れに肉まんを持ってくるから?
晴は「その優しさがみんな嬉しいんですよ」と言っていたけど、
それだけでもないはず

思い出の味、肉まん

ベトナムの時は「まだ何もなかった」そうですが、そこからどう関係が近くなってきたのでしょうか!?
ということは、更に過去映像があるのかしら!!??(※期待しすぎてはいけません)

予告編では、和田は白のパーカーを着て、中華料理店へ行っていましたね♪
スーツ以外の和田は、とても新鮮です!!
そして、涼と会えて、とても嬉しそう!

和田さんの微笑み&優しい言葉にキュンキュンしまくってしまった第3話でした
←web拍手です。
※これまでの感想
 第1話 第2話
※公式HP(こちら

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« Athlete Beat #279 | トップ | まだ結婚できない男 第5話 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。