emitanの心にうつりゆくもの

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ストロベリーナイト 最終話

2012-03-23 16:32:01 | 2012冬ドラマ
第11話 「こんなにも人を愛した殺人者がいただろうか~ソウルケイジ」

※先々週から3話連続続いたお話の最終話です
  先々週・第9話 「ソウルケイジ」→(こちら
  先 週・第10話 「檻に閉じ込められた親子~ソウルケイジ」→(こちら

遺体の胴体部分が見つかり、その写真を見た姫川(竹内結子)は「重大な誤りをしていたかもしれない。『高岡賢一』(石黒賢)は死んでいない。犯人だ」と言い、橋爪管理官(渡辺いっけい)と今泉係長(高嶋政宏)と日下(遠藤憲一)に説明。
しかし、それは「内藤和敏が高岡賢一を装い13年間生きていた」という前提に基づくものであり、それを証明する証拠がないため、その推測は受け入れられなかった。
また、見つかっている左手首と新たに発見された胴体のDNA鑑定は一致した、との知らせが入る。
姫川は、上層部の了承を得ないまま、監察医・國奥(津川雅彦)を訪ね、見つかった左手首と胴体が別人であるのにDNAが一致する可能性があるかどうか意見を仰ぐ。
そしてそこで、胴体部の写真を見た國奥から、死因は「感電死だろう」という見解ももらい、左手首と胴体の再鑑定を科捜研へ依頼。
日下は、行方不明の戸部真樹夫(池田鉄洋)の愛人・小林実夏子(霧島れいか)に胴体の写真を見せると、小林は手術痕等から「戸部の体である」と言う。
そして、戸部を手術した医師に尋ね、やはり「戸部の体である」という見解を得る。
姫川は、第一発見者である三島耕介(濱田岳)の彼女・中川美智子(蓮佛美沙子)を訪ね、美智子と戸部の間に何かなかったかを尋ねると、美智子は戸部にお金絡みで脅され暴行されていたことが判明。
さらに、科捜研から「左手首と胴体のDNA再鑑定をしたところ、不一致」という結果が。
翌日、日下と姫川は耕介を事情聴取し、事件の真相を知り。。。


ということで、とてもグロッキーで、悲しい結末で事件が終了しました
 耕介は、実父の死亡の真相(事故死ではなく自殺)を知り、戸部をマーク
  ↓
 同じような形で父が死亡した美智子と接触し、戸部から暴行を受けている美智子を守ろうとする
  ↓
 耕介は戸部と対峙するが、戸部の対応に腹を立て、動けなくなる寸前まで戸部を殴る
  ↓
 戸部は腹いせで「高岡賢一」を訪ねるが、「高岡賢一」は今までの戸部からの嫌がらせに加えて、耕介と耕介が愛している女性までを傷つけていることを知り、戸部を殺害
  ↓
 「高岡賢一」が死亡したことにするため、自らの左手首を切断し、左手首を死んだ戸部の血液に漬け、「指紋は『高岡』、血液のDNAは『戸部』」となるよう偽装し、「高岡賢一」はその旨を耕介に連絡
  ↓
 耕介は、左手首を発見し警察に通報
  ↓
 「高岡賢一」は、ホームレスとして河原でひっそりと過ごそうとするが、左手首切断の出血の影響により、体が耐え切れず死亡
というのが事件の真相、ということで。。。


この事件については・・・うーーーん、何とも言えないなぁ。
3話目の今回で、やっと「父性」を描いていた、ということが分かりました。

1・自らが起こした交通事故で全身麻痺となった息子の治療費を捻出するために、自らを死亡したことにした父
2・自らの借金により飢えていた息子・耕介を、自殺することで救おうとした父
3・耕介の父の身代わりとして、耕介をしっかりと育て、その耕介を守るべく再び自らを死亡したことにした育ての父
4・強姦致傷に遭った娘の加害者が、わずか懲役15年の判決を受けたことを知り、「娘に申し訳ない」と思い悩み、一人泣き崩れる姫川の父
5・いじめに耐えかねている息子を気にかけながらも、仕事をしなければならない父・日下

といったことが、最終回で「父性」として繋がりました。
不器用で、子の望む対応ができなく・・・でも、自らを犠牲にしてでも子供を守りたい、という気持ちはある、ということで。
3話またぎのストーリーなので、何がどう関連するのか分からなかったのですが、やっとスッキリしました。
・・・と言っても、事件が事件だし、映像が映像なので、「爽快感」というスッキリではありません


姫川がお母さんを抱きしめたシーンは、私も涙が溢れてしまいました
この母娘の関係は、何となく持越しになるんじゃないのかな?なんて勝手に思っていたので、日下のサイドストーリーにより、こんな風に上手くまとまるとは思わず
手塚理美さんと大和田獏さんが、最後の最終話でやっと演技に光が当たって良かったです。


事件も、自身の家族の問題も解決した姫川を、菊田(西島秀俊)が夕食に誘い・・・
あの、菊田が姫川の髪を「グチュ」っとしたのは!?
そして、ガンテツ(武田鉄矢)がノリ(小出恵介)に過去のトラウマを意識させたり、接触を深めているのは!?
 ↓
映画化決定 ということで…(やっぱり

うーーん、ストーリーは嫌いじゃないし、作り方もしっかりしているから、見てみたいとは思うけど、映画館には行きません(爆)
グロい映像は、大スクリーンでは観たくありません!
地上波で放送されるのを待ちます。

全体を通した感想は、後日改めて書こうと思いますが、このドラマはストーリーもキャストもしっかりしていて、作り方も丁寧さが分かるので良かったのですが、連ドラ向きではないのかなぁ、と思ったりしました。
四半期に1回、2時間~2時間半のスペシャルドラマを作った方が、もっとドキドキして観れると思います。
2週or3週連続のストーリーとなると、やっぱり視聴者の方が中だるみしてしまいます
映画化、どうなるんでしょうね(笑)

___________________

諸事情があり、最終回だけ感想アップが大変遅れて、申し訳ありませんでした
月9は、旅先でリアルタイムで観たのですが、PCがなかったのでアップせず・・・今日の夜にでもアップできたら、と思っています。
月8は、明日録画視聴&アップできれば、と思っています。
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2 コメント

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終わっちゃいましたね (IDEA)
2012-03-26 01:26:58
犯人は前回で玲子が言い当てていたので後は裏付けでしたね。
一番カッコよかったのは日下かな?いい役割でしたね。
エンディングのガンテツや玲子の菊田に対しての思わせぶりな表情は何かな?と思っていたら映画化!
せいぜい2時間SPくらいかと思ってましたが。
まあ平均15%以上でしたから続編は考えられるところですけどね。
姫川班がほとんど活躍しないのでちょっと消化不良でしたけど。
姫菊シーンは無理やり感がけっこうありましたね。
続きは映画でという事なのでしょうけど、ちょっと露骨だったかなと。
まあ脇役というか顔ぶれが豪華だったし、かなり考えてしっかり作られたドラマではありましたね。
終わって残念です。
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>IDEAさんへ (emi)
2012-03-26 15:47:07
IDEAさん、コメントありがとうございました!
日下が、良い役割をしていましたね。そして、自身の息子の話を、最後にこう繋げるとは思いませんでした。
ガンテツとノリの話が、急に膨らんできたと思ったら「映画化」でしたね(笑) 姫川&菊田も良く分からないままでしたし。
良く作られたドラマだし、映画とかSPドラマ枠の尺向きだな、と思うので、またそういった形で見たいなぁ、と思いました。
あと、IDEAさんがブログで書かれていたように「ストロベリーナイトの思い切りの良さは、ストーリー上重要でなければ極端に露出が少なくなるという点にある」に同感です。そういう意味でも、こういう作り方は、他のドラマのPさんや演出家にも見習ってほしいです。
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