emitanの心にうつりゆくもの

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信長協奏曲 第9話

2014-12-09 17:49:57 | 2014秋ドラマ
第9話 「ふたりの信長!!サルに秘密がバレるとき」

那古野城に外国人宣教師がやってきて、サブロー(小栗旬)は領内でのキリスト教の布教を認める。
サブローは妻・帰蝶(柴咲コウ)にクリスマスの事を話し出し、「クリスマスって特別な日だから、普段言えない事を言ったりするんだよ、大切な人に」と話すが、帰蝶には分かってもらえない。
そんな中、甲斐の武田信玄が北条氏と和睦して全国の武将たちに織田討伐の書状を送り、徳川家康(濱田岳)がまず迎え撃つが、浜松の三方ヶ原で大軍に攻められ退却してしまう。
サブローは松永弾正久秀(古田新太)に援軍を要請するが断られ、武田勢の騎馬隊に鉄砲で対抗しようと提案し、撃った後に弾を詰めている間に別の鉄砲を持った次の兵が弾を撃つという方法を思いつくが、大量の鉄砲を揃える前に武田勢が織田領近くに攻めてくる。
サブローは「天下を取るためには遅かれ早かれ武田さんと戦わなきゃいけないんだし、森りんだって命をかけて戦ってくれたじゃん。俺たちが簡単に諦めちゃダメでしょ。それに、諦めたらそこで試合終了って言うじゃん。とにかく鉄砲が届くまで踏ん張ろう。鉄砲が届けば勝てる可能性出てくるかもしれないだろ?」と家臣たちに出陣の意向を伝える。
そして明智光秀(小栗旬/2役)と二人っきりになり、光秀に羽柴秀吉(山田孝之)と共に尾張に残るように、そして「俺に万一の事があったらさ、その時は織田を支えていくのはミッチーしかいないじゃん。っていうか、ミッチーが本物なんだしさ。頼むね」と話す。
サブローは帰蝶に「ちゃんとクリパ(クリスマスパーティー)の準備しておいてよ」と言って出陣していくが、帰蝶はサブローが圧倒的な戦力の武田勢を相手に無事に戻ってこれるのかどうか心配でならない。
しかし、武田信玄が織田領を攻める前に亡くなったため武田勢は撤退していき、帰蝶はクリパの準備を整え、帰城したサブローはクリパを開く。
頭巾を外すことのできない光秀は、パーティ会場から離れて夜風に当たっていたが、そこに秀吉がやってきて「いやぁ、天命とはこの事を言うのでしょうな。殿の事にございます。ああいう方が天に認められた御方なのでしょうな。やはり生まれた時から運に恵まれていたのでしょうね。そうは思いませぬか?」と話しかけるが、光秀は「私には分かりかねまする」と話して去っていく。
サブローは宣教師からもらったオルゴールを帰蝶にプレゼントし、帰蝶は「こし入れといいクリスマスといい、お主は何故そのような変わった事ばかり知っておるのじゃ?」と尋ねるが、サブローは「…それは内緒」とはぐらかす。
帰蝶はサブローに「わらわは、その…」と言って、普段は言えない自分の思いを話そうとするが、サブローにチャチャを入れられ話すことができなかった。
延暦寺の僧たちが異国の思想を認めた織田に対して反織田を掲げて暴れ出し、光秀がサブローに「ここは和解の道を探り、穏便に事を収めるが得策であろう」と助言すると、サブローは交渉が苦手である事から光秀に頼み込み、光秀(ミッチー)が信長としてサブローが光秀として延暦寺に交渉に向かう事になる。
ミッチー(姿はサブロー)は光秀と共に延暦寺へ向かうと家臣たちに話すが、それを聞いた秀吉は「それがしもお連れいただけますでしょうか?このサルめは口から生まれてきたような男。延暦寺の僧が何を申そうと、必ずや信長様をお支え致します。サルより明智殿が相応しいと申すのですか?」と言い出す。
竹中半兵衛(藤木直人)が「では私もご一緒いたします。説得とあらば、私もお役に立てるかと」と言い出すが、秀吉は「いや、日の本一の軍師様が一緒となれば、かえって僧兵たちも警戒してしまいましょう。殿、ここはそれがしだけで十分かと」と話すため、ミッチー(姿はサブロー)はサブロー(姿は光秀)を置いて秀吉を連れて延暦寺へ向かう。
僧兵たちが話し合いに応じないため、ミッチー(姿はサブロー)は尾張へ戻ろうとするが、秀吉は「あやつらはこの先も我らの声に耳を傾けることはありますまい。聞く耳を持たぬのなら、攻め行ってしまいましょう。これは織田を守るためにございます。そして森殿のために。(渋るミッチーに対して)生半可にしなければよいのでは?全てを焼き払うのです。一人残らず焼き払ってしまえば敵も減り、他の宗教勢力への牽制になります」と進言し、ミッチー(姿はサブロー)は比叡山の焼き打ちを命じる。
火の海の中、秀吉はミッチー(姿はサブロー)に初陣の事を尋ねると、ミッチー(姿はサブロー)はだいたい覚えており、その後一人になった秀吉は「お前の方だったか、信長は」とつぶやく。
サブローは、城に戻ったミッチー(姿はサブロー)を呼び出して「どういうことだよ?交渉に行ったんじゃなかったのか?どうして焼き打ちなんてしたんだ?罪のない女の人や子供だっていたんだろ?」と怒ると、光秀は「このまま延暦寺を放っておけば、他国と手を組まれ、強大な敵となる。敵は一人残らず殲滅せねば、必ず牙をむく」と話す。
サブローが「ふざけんな!だからって罪ない人、殺していいわけじゃないだろ!」と怒鳴り、光秀は「これは織田のためなのだ!天下を取るには…」と話すが、サブローが「そんな天下なんかいらねぇよ!人に押し付けといて、何今更偉そうなこと言ってんだよ!」と怒ると、光秀は「お主は優しすぎるのだ」と話すため、サブローは頭巾を投げつけて「お前の顔なんか見たくないんだよ」と言って部屋に閉じこもる。
サブローは家臣たちに焼き打ちの事実だけを認めて理由は話さずに去ってしまい、池田恒興(向井理)はサブローの元へ行って「私はどうしても殿が焼き打ちをしたとは信じられませぬ。何があったのですか?真の事をお話し下さい。この恒興にも言えぬのですか?」と尋ねるが、サブローは「恒ちゃん…俺…ごめん」と言って立ち去ってしまう。
秀吉は光秀に「延暦寺行きを代わっていただき、ありがとうございました。しかし、わしは感服いたしましたぞ。この秀吉、殿は火を放つ事を拒むものと思うておりました。しかし此度の信長様は違った。あれこそ天下を取る御方のご采配にございます。わしは殿のあのお姿を見て確信いたしましたぞ。信長様こそ天下人に相応しい御方だと。いやぁ、光秀殿にも見ていただきたかったですな」と声を掛けて立ち去る。
帰蝶はサブローの元へ行き「クリスマスとは普段言えぬことを言う日なのであろう?あの時わらわは言おうと思ったのじゃ。お主の事を愛おしいと思っておると。お主にもきっと言えぬ思いがあるのであろうな。でも今は言わなくてよい。何も言わなくてよい」と声を掛けて部屋を出ていく。
半兵衛は秀吉に「延暦寺の一件、そなたのはかりごとだな?お主、いったい何者だ?」と尋ねると、秀吉は半兵衛を冷たい目で見て無言で立ち去る。
光秀は、大広間の壁にある織田家の家紋をじっと見つめて・・・


というような内容でした。

比叡山の焼き討ちはミッチー・・・というか、秀吉の謀略でしたか・・・
サブローが自ら行っていれば、たとえ秀吉が巧みに言ってきても絶対に焼き打ちはしなかったかと。
サブローは、ミッチーに対しても怒っているけど、それ以上に交渉から逃げて人任せにしてしまった自分に怒っているのではないかな?と思いながら観ていました。
織田家の当主として何年やってきたかは分からないけど(何年なの!?)、多少逃げながらも一生懸命「みんなのため」にやってきて、みんなの信頼を掴みとってきたのに、人に頼んだばかりに多くの命が失われて信頼を失いかねない事態に陥って・・・
サブローがこの苦しみからどう抜け出していくのか、終盤は観ていてとても苦しかったのですが、きっと乗り越えてくれると思うので、次回を待ちたいと思います。

今までの帰蝶だったらサブローを罵倒していたところだろうけど、帰蝶も(やっと(爆))何かを察知した様子?
入れ替わりを察知したのではなく、焼き打ちには何か裏があると思ってるだけかもしれないけど
やっとサブローに「愛おしい」という言葉を掛ける事ができたので、あとは「うつけ」と呼ぶのではなくて「信長様」と呼んでほしいものですが
・・・と先に突っ込んでしまいましたが、オルゴールの音色と共にサブローに声を掛けた終盤のシーンは、とても感動しました。
オルゴールの曲は、讃美歌(あめのきさき)でしたね。
歌詞が入ってないただの音色だけだと、確かに色んな音色に聞こえるかもしれません。
(歌詞を知っていると、悲しい曲には聴こえないのですが(笑)
カトリック系の学校に行っていたことがあるので、この曲は年に何回も歌っていたのでした)
・・・と、感動したと言っているのにツッコんでいるばかりでゴメンナサイ

ミッチーは、秀吉の進言を聞いて、思わず「当主としての自分」の考えで判断してしまっていて、「サブローならどうするか」という考えは忘れていたということなのかな?
でも「自分ならこれでいい」と焼き打ちの後も思っているし、サブローの力で織田の勢力が増大していることもあり、今ならまた自分がまた当主になってもいい、と思っているという感じなのでしょうか?
そんなミッチーの心を見透かしてか、秀吉がまた「あれこそ天下を取る御方のご采配にございます」と持ち上げて・・・
最後にミッチーが織田の家紋を見つめる姿がまた意味深でした。

史実通りに行くとサブロー→ミッチー→秀吉と天下が変わっていくのですが、今のままの秀吉が天下を取るのも嫌だし、ミッチーがサブローを討つのも嫌だし・・・どうなるのだろう?
相変わらず半兵衛は秀吉をロックオンしているけど、秀吉の真の思惑を知る時は来るのかな!?
知った時には秀吉に殺されそうな気がするのですが・・・
あと2話だと思うのですが、ドラマではどこで完結するのかが、やっぱりとても気になります!
まだ長政君も生き残っていますし・・・ドラマのクライマックスは、どこを持ってくるのかな?

それにしても、小栗君の「ミッチーがサブローに扮した姿」が絶妙で、とても感服しました
ドラマ「さよなら私」の記事を読んでくださっている方は分かると思うのですが、ここでも「ミッチー(姿はサブロー)」「サブロー(姿は光秀)」という表記を途中で使わせていただきました
ここでは心が入れ替わったのではなく、「入れ替わりを演じている」のですけどね~。

山田君の、ペラペラと饒舌に言い含めていく演技もとても素晴らしかったですし、
半兵衛との睨み合いは、秀吉も半兵衛も冷たくて素敵でした

話自体は悲しい内容だったのですが、とても引き込まれた回でした!

______________

最後は、半兵衛演じる直人さんファンとして少しだけ・・・

相変わらず「秀吉ロックオン」継続中なのですが、脚本家&演出家の中では半兵衛をどうしようとしているのでしょうね?
半兵衛の動きは史実と全然違うようなので、なおさら気になるというか。
秀吉の悪企みを察知しているのは半兵衛だけなので「半兵衛、頑張れ!!」と思うのですが、半兵衛はまだ今のところ「秀吉は何かを企んでいるようだ」くらいしか知らないと思うので、もう少しそこの所を少しずつ踏み込んでいったらもっと面白くなるのではないかな~と思ったり。
半兵衛が睨むことで(公式HPの山田君インタビューにもあったけど)確かに秀吉の怪しさが際立っているので、この睨み合いはとても見応えがあるのですけど、あと2話の中で半兵衛がどこまで真相に近づけるのかが、とても気になります。

半兵衛さんはクリパ中は座っていましたね~。
年のせい?
軍議でもサブローから一番近い所に控えているから(地位はとても上という事なのですよね)、クリパでも他の家臣たちが席を譲ったということなのでしょうね(弟も座っていたけど 笑)
あそこで密かにルービックキューブをカシャカシャやっていたら面白かったのに

濱田岳くん演じる徳川家康は、エロ本に脱○まで・・・(脱○は史実のようですが)
「女信長」の家康様とは全然違いますね
このドラマでの家康は、天下を取らない方向で行くの!?(爆)

半兵衛・・・良い去り方だといいなぁ
←web拍手です。
※これまでの感想
 第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話
※公式HP(こちら
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