emitanの心にうつりゆくもの

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大奥~誕生 第8話

2012-11-30 23:57:57 | 2012秋ドラマ
第8話 「春日局死す、初の女将軍誕生」

赤面疱瘡にかかった中臈・お楽(窪田正孝)を、大奥にこれ以上患者を増やさないようにと有功(堺雅人)自らが看病。
それを聞いて怒った玉栄(田中聖)に対して有功は「この大奥において無用の者となった私が誰かの役に立つというのは、ただそれだけで嬉しい気持ちがある」と話す。
お楽は有功に感謝の言葉を言い、「最後にもう一度だけ千代姫様(自分の娘)のほっぺに触りたかった」と言い残して息を引き取る。
引き続き春日局の看病をする有功は、春日局が薬断ちを未だに内緒で続けていることを知るが、知らないふりをする。
そんな有功に、春日局は心を許し、自らの生い立ちを話し始める。
春日局の病状を心配する家光(多部未華子)を見て、玉栄は不思議だと話すが、家光は「母のように慕っていると言ったら嘘になる。ただ、春日が居らねば、父上は徳川家の跡目争いに敗れ、将軍の座に付けなかったやも知れぬというのも確かなこと。もし父上が将軍になれなんだら、父上に待っていたのは大名としての一生ではない。そこで父は死んでいたということだ。父上が生きておればこそ、わしも生まれた。以前のわしなら、それがどうしたと思っていたであろうな。この世に生まれてきたくなどなかったと思っていたのだからな。今だって生きていることが楽しいと思ったことも嬉しいと思ったことも正直ないが。だがもし、わしがここに生まれてきた意味がどこかにあるのだと言うのなら、今は確かめてみたいのじゃ。そしてわしに果たすべき役割があるのなら、それを果たしたい、今はそう思うておるのじゃ。」と語りかける。
そんな家光に対して、玉栄は初めて有功以外の者に尊敬の念を持つ。
稲葉家では、家督を継いでいた稲葉正則が赤面疱瘡で亡くなり、母・雪(南沢奈央)は娘を正則の身代わりにさせることを決意する。
江戸城でも、赤面疱瘡により多くの男子が亡くなって家督を継ぐ者が少なくなっていることを憂い、六人衆は家光を前に「今こそ(女性が跡を継げるように)」という話になる。
村瀬正資(尾美としのり)は、大奥での話し合いの内容を春日局のために覚書にしたためていたが、春日局はそれをこれからも続けて日記「没日録」とするように言いつけ、「この国が、徳川家がどうなっていくか、最後まで見届けてほしいのじゃ」と語りかける。
そして有功には、これまで自分が非情なことをしたと話し、「将軍家が栄えれば戦が無くなるのです。戦が無くなりさえすれば、誰も泣くことがない平和な世となるのです。」と息も絶え絶えに話す。
そんな春日局に有功は「私はあなたに感謝しておるのです。もちろんあの時は恨みました。心底あなたを憎みました。けれど私は苦しみを知りました。今の私は病、貧しさに苦しむ人々の心が分かります。自分も助けるような気持ちで寄り添うことが出来ます。もしかすると、これこそが私の求めていた道であったのかも知れぬと思うと、春日局様に感謝したい心地さえするのです。」と話す。
それを聞いた春日局は、有功の前に手をついて「私が死んだ後、上様とこの大奥の事お頼み申します。あなたこそ、それにふさわしい。どうか、どうか・・・」と頭を下げる。
有功は「もとより承知しておりまする。この有功、命果てるまで大奥で上様にお仕え致す所存」と答える。
春日局は、実子・稲葉正勝(平山浩行)と家光に見守られながら息を引き取る。
江戸城に各大名が呼ばれ、その大名の前で家光は、父が10年前に亡くなったことを告げ、
「わしは徳川の世を支えるため、その父上の名代として、一時この将軍の名を借りているにすぎぬ。
 あくまでもこれは、いつの日かまた男子の人口が増え、男子が家督を継ぐようになるその日までの仮の措置。
 よってわしは、父上の名である3代家光を名乗ることとする。
 表向きの事は何も心配いらぬ。
 優れた幕閣たちの補佐により、政はつつがのう進められよう。
 わしはこの徳川の世を永久に繋げるために生まれてきた、将軍と言う名の人柱である。
 万が一このまま男子が減り続け、この世が滅ぶと言うのなら、わしも共に滅びるまでのこと。
 誰かわしが女将軍となることに異存があるかえ。」
と告げて・・・


というような内容でした。

お楽と春日局の、死に際に感涙しました
どちらも素晴らしい演技でした。
ただ、お楽が死んだことに対しての家光の反応はあっさりしていましたが。
まぁそうでなければ、いろんな中臈たちを相手にはできないでしょうから・・・ね。
春日演じる麻生さんは、メイクの力だけではなく、あんなに目をうつろにさせたり、動作にしろ何にしろ、本当に素晴らしかったです。
弱々しい中でも最後まで徳川家の事を思う様子がしっかり出ていて、春日局という最強なキャラクターを見事に演じていらっしゃったと思います。
お疲れ様でした

話自体は・・・家光の成長がよく分かる回だった、ということかな。
しっかり自分の運命を受け止めて、春日局がこれまで必死で守ってきた徳川家を自らが背負っていく決意を固めて。
最後のシーンの多部ちゃん、すごくカッコ良かったです。
新しい髪型と服装にはまだ慣れませんが

来週から第2章という形でしょうか。
「ブレーン・有功」に助けられながら、女将軍はうまく機能するのでしょうか?
どう向かって行くのか楽しみです
・・・が、もう8話まで進んでしまっていますよね。
「続きは映画で!」にならないで、ドラマはドラマとしてちゃんと終わってくれるのか、少し心配です
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