emitanの心にうつりゆくもの

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三匹のおっさん~正義の味方、見参!!~ 第4話

2014-02-08 15:21:50 | 2014冬ドラマ
第4話 「飼育小屋のカモを守れ!三匹が学校潜入!?弱い者イジメは許さん 愛の成敗」

清田清一(剣道の達人キヨ・北大路欣也)の道場に、かつて剣道を教えていた中学生・工藤昴(中野澪)と新垣美和(吉田里琴)がやってくる。
工藤と新垣は飼育係をしており、最近飼育小屋のカモをカッターで傷つける事件が多発していることから、PTAがカモを動物園へ引き取ってもらうように決めてしまったが、自分たちとしてはカモをこれからもしっかりと育てていきたいとキヨに相談する。
キヨは、幼なじみの立花重雄(柔道の達人シゲ・泉谷しげる)と有村則夫(頭脳派のノリ・志賀廣太郎)に相談し、学校には子供のボディガードと言って潜入し、犯人への糸口を探すことにする。
三匹のおっさんとキヨの孫でこの中学校の卒業生・祐希(大野拓朗)は、中学校で開かれた「動物虐待対策会議」に出席するが、PTAたちが部外者の横やりに反発を示し、カモの動物園引き渡しを取り止めようとしない。
そんな中ノリは、会議室の壁に盗聴器が仕掛けられていることに気づき、校長のみを廊下に呼び出して盗聴器の存在と今回の動物虐待には学校関係者が関わっている可能性が高い事を知らせ、会議室に戻った校長は動物園への引き渡しを取り止める事をPTAに告げ、盗聴器の存在は知らせずに犯人の動きを探ることにする。
翌日、祐希が中学校に向かおうとしていると、ノリの娘・早苗(三根梓)が買い物に誘ってきて、話をしているうちにノリらが中学校の動物虐待について調べていることを漏らしてしまう。
心配する早苗に対し、ノリは腹をくくって「(テレビで報道されているひったくりや下着泥棒を捕まえた謎の中年の3人組は)実はあれはお父さんたちなんだよ。お父さんたちが正義の味方なんだ」と打ち明けるが、早苗は信じずに「そういうことにしてあげる。お父さんたちだけじゃ心配なの。謎の中年3人組に影響受けているみたいだけど、あんな風にカッコ良くはいかないんだから」と取り合わない。
飼育小屋の鍵は、飼育係の顧問で理科教師・菊池広(袴田吉彦)と学校職員の野島真一(蛭子能収)の2人が持っていて、工藤と新垣は2人が怪しいと思っていることをキヨたちに伝える。
ノリは、飼育小屋の鍵を別の鍵に変えて、キヨたちと工藤と新垣だけの秘密とし、鍵を変えられたことで犯人はどう出てくるか見守ることにし、盗聴器のある会議室に校長を呼び出して、犯人は菊池か野島の可能性が高いが内密にするようにと伝える。
翌朝、飼育小屋の南京錠を調べたノリは、何者かが鍵を開けようとしたが開けられなかった痕跡があることを確認するが、そこへ「キクチ」と名前が書かれてある血のようなものが付いた白衣が小屋のゴミ箱にあったと野島が持って来る。
ノリは「預かりましょう。子供たちを動揺させたくありません。後ほど校長先生と相談します」と言って野島を帰させ、白衣に付いた赤いものにルミノール調合液をかけてみると、それは血ではなく絵の具であることが分かる。
その晩は3匹のおっさんが見回り当番の日だったため、犯人はおっさんだと見くびって菊池を犯人と思わせる決定的な証拠を作り出すために飼育小屋のカモに近づくと3人は考え、校長先生にお願いして盗聴器のある会議室で夜11時に一般棟を中心に見回るという話をして、暗に犯人を特別棟に呼び出すようにする。
夜11時を過ぎ、飼育小屋の金網をニッパーを使って破りコガモを持って行く者が現れたため、飼育小屋に近くにいたノリと祐希はキヨとシゲにインカムで伝える。
キヨとシゲは、男が特別棟に入っていくのを目撃するが、更に複数人が入っていくのを目撃して、男たちが理科室に入るのを見届ける。
キヨとシゲは理科室に踏み込み、そこにいた4人の中学生を叩き技と投げ技で取り押さえ、それでも逃げようとする生徒に対してはノリがスタンガンを手に持って「来ない方が身のためだよ。どうなっても知らないよ」と言って観念させる。
祐希がコガモを飼育小屋に戻しに行こうとすると、心配した早苗が学校にやって来て「正義の味方って本当だったんだ」と話すため、祐希は早苗が公園で襲われた時に助けたのは3匹のおっさんだったと打ち明ける。
すると早苗は「祐希君も正義の味方だよ。私、祐希君が助けに来てくれた時、すごく嬉しかったよ。だから、やっぱりありがとう」と話し、二人は微笑み合う。
動物虐待をしていた中学生の親たちが学校に呼び出されるが、親たちは一様に自分の子供を庇い、校長が「事が事ですし、警察に通報して補導が妥当だと」と話すと激怒し、学校側に問題が無かったのかと言い始める。
校長が厳重注意にすると話すと、親たちは「子供たちの将来に傷つくことのないようなご決断をしていただきたい」と話すため、シゲは怒って「何が子供の将来だ?アンタら、子供の事ブランド品か何かと思ってるんだろう!それに傷つくのが嫌なだけだろうが!」と言い放ち、ノリも「あなた方は今までもこんな風に子供たちを庇ってきたんでしょう。でも、それが本当に愛情って言えるんですかね?」と話し、キヨは「子供たちは間違いもする。悪さもするんですよ。でもね、そんな時は決まって親がガツーンとやってくれるんですよ。いいですか、もっと子供たちをしっかり見て、話を聞いて、一緒になって考えてやってくださいよ。それでもいけないことをしたら、子供たちと真正面から向き合って、性根を据えて本気で叱りつける。それが親の務めじゃないでしょうか?」と話す。
するとある親が「子供相手に暴力を振う人に言われたくないです。だいたいあなた方に何の権利があるというのですか?」と言うため、キヨは「権利はありませんよ。これは年長者の責任だと思っています。お母さん、子供はあなた方の背中を見て育っていくんですよ。もう見栄とかエゴは捨てましょうよ!」と声を掛ける。
飼育小屋の修理をしながらノリが「虐待ってのは必ずエスカレートしていく。警察に突き出された方が、あの子達の将来にとっては良かったのかもしれないね」とつぶやき、シゲは「あのガキ共は、親や学校が庇ってくれると見越しているんだよ。間違いを誤魔化してきたから、あんな小賢しいブランドガキが出来上がってしまったんだよ!お前らはそうなってくれんなよ」と言って工藤と新垣に諭し、キヨは「誤魔化したり取り繕ったり、いつの間にか無かった事にする。しかし、無かった事にはならないよ。傷をつけられた側の痛みは、一生消えないんだ。命を奪ったり傷をつけたり、そんなことをする権利は誰にもない。絶対にない」と話す。
数日が経ち、キヨが道場にいると、工藤と新垣がやって来て、新垣は小学生の時にイジメをしていて、その事を父親に告白してイジメをした相手にお詫びの電話をかけたところ、その子の母親に「イジメてた子の顔なんて見たくない」と言われ、自分の父親から「自分が改心したからって、都合よく許してもらおうなんて思うな。お前は謝っても許してもらえないことをしたんだぞ」と言われたという事を泣きながら打ち明け、「私も(カモを傷つけた生徒と)同じことをしていたんです」と話す。
そして工藤は、小学生時代に駄菓子屋でカードを万引きしたことがあり、数年経ってその駄菓子屋にアイスを買いに行った時にそこの店主から「今日はあのカードを持って行かないのかい?」と言われたことを泣きながら話し、「何か恥ずかしくて、怖くて、情けなくて…」と話す。
そんな中、祐希がおしるこを持って現れたため、キヨは「一緒に食べていかないか?さぁ、体も心もあったまるよ!」と明るく声を掛け・・・


というような話でした。

モンスターペアレントに苛立って放送直後はモヤモヤとしたけど、冷静に考えたら今回も深いことを描いていたんだなぁ・・・と感心しました。
悪い事をしてしまったということを、まず「気づく」ことが大事なんですよね。
(※大前提として「傷つけることは絶対にダメ」ではあるのですが)
気づいて、反省して、謝って・・・
でも、謝ったら許してもらえると考えるのはエゴで、相手方から許してもらえるとは限らず、相手方が負った痛みが一生消えないのなら加害側も一生背負っていかないといけない・・・
工藤と新垣はそれに気づき、キヨの前で泣きながら懺悔したけど、キヨにも誰にもどうすることもできないことで・・・
でも、キヨは二人がそういう「痛み」に気づくことが出来た事に対して嬉しそうでしたね。
こうやって諭し、優しく見守ってくれる年長者の方・・・素敵です
私はキリスト教系の学校に通っていたことがあるのですが、修道女の先生でこんな感じの方がいたなぁ~と思いながら観ていました。
モンスターペアレントたちや、動物虐待をした生徒たちが、いつか気づいて反省することがありますように・・・

今回はノリが活き活きとしていましたね!
盗聴探知機、ピッキングの痕跡を調べるメガネ、新しい南京錠を古く見せかける技術、本物の血かどうかを調べるためのルミノール調合液、インカム・・・
祐希に「さすが犯罪スレスレじじい」とか「科捜研かよ!」と言われていたけど、本当にそんな感じ(笑)
ドラマ「鍵のかかった部屋」の榎本が、将来こんな感じで明るい犯罪マニアになってくれればいいんだけど・・・って、ふと思いました
ノリの衣装も、少し若くなっていましたね
冒頭の衣装は今流行のネオンカラーだったのだけど、「ドラえもん」カラーに見えてしまいましたが・・・ゴメンナサイ

早苗ちゃんが「謎の中年3人組」がお父さんたちだってことを信じなかった場面、すごく良かったです!
ノリが打ち明けた時に、3匹のおっさんが一人ずつ画面に映っていったけど、あの時のおっさん達にはオーラがなくて・・・爆笑してしまいました。
でも、やっと早苗ちゃんに分かってもらえて・・・これから動きやすくなるのか、動きにくくなるのか??

来週の予告に出ていた古舘寛治さん。
「リーハイの磯貝」が強烈だったけど、「ごちそうさん」で和江姉さんを騙したり、先日から「隠蔽捜査」にも出ていて・・・
最近よく観る方ですね。

※これまでの感想
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4 コメント

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Unknown (みのむし)
2014-02-08 15:45:34
そうそう。あのモンペと息子たちに腹はたったけど
おっさんたちもすごくいいことを言っていたし、
悪いことを悪いって言えるのはすごいことだと
思う~。
この二人はきっとこれからいい人間になるよね。
返信する
こんばんわ~ (きこり)
2014-02-08 16:40:13
いや~ホント、今回則夫の独壇場でしたね。
科捜研ばりのスキルとグッズを持っているとは・・
ますます則夫ファンになりましたわ~(笑
あのモンペたちにはムカムカしました。
ノリたちが言っていたように、警察に捕まった方があの子達のためだったかも。
ああやって子供が罪に向き合う機会を親が奪ってしまうって・・・それじゃ助長していくに決まってるよね。
対する祐希の早苗への告白と昴たちの懺悔は清々しかったです。
昴たちなら大丈夫って思えました。
>最近よく観る方ですね。
本当によくみます。
しかもヤナ感じの役で(笑
この前映画を見た時にも出てて、すんごく胡散臭い男の役でした(笑
返信する
>みのむしさんへ (emi)
2014-02-09 13:24:47
みのむしさん、コメントありがとうございます!

おっさん達、すごくいいこと言っていましたよね!
あの最後の飼育小屋でのおっさんの話を聞いて、工藤と新垣は過去に自分が悪い事にしていた事を思い出して、涙を流して悔いて・・・
これからは、人を傷つけることは絶対にしないでしょう。

モンペにはモヤッとしたけど、今回もとても良い話でした(*^_^*)
返信する
>きこりさんへ (emi)
2014-02-09 13:38:50
きこりさん、コメントありがとうございます!

則夫、すごかったですね!
どれだけグッズを持っているんだ!というくらい、色んな特殊グッズを持っていてビックリしました。
早苗ちゃんも、自分の父親が「ただの平凡なおっさん」ではないと分かって、戸惑っていたような(笑)
今回もエレクトリカルアタックが不発で残念でしたけどね~。

虐待した中学生ですが、もし彼らが反省して行動を悔いているようだったらアレでもよかったのかもしれないけど、反省している様子は見せていなかったですからね・・・。
あの後、親がキチンと叱っていれば…とは思うけど、あんなモンペだったし・・・
昴たちは、いじめる側、いじめられる側両方の思いを知ることが出来たから、これからはきっと大丈夫でしょう(*^_^*)

来週のゲストは、どんな胡散臭さなのでしょうね(笑)
返信する

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