emitanの心にうつりゆくもの

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Dr.DMAT 第5話

2014-02-07 15:01:28 | 2014冬ドラマ
第5話 「禁断の手術と決意」

有栖川総合病院の内科医でDMAT隊員の医師・八雲響(大倉忠義)は、脳外科医・伊勢崎紅美(市川実日子)に自分の妹・春子(瀧本美織)の容体についてどう見ているか、患者の家族に対してではなく同じ医師としての立場での意見を求める。
紅美は、半年から1年以内に意識が回復しなければ回復の見込みはほぼゼロと告げて、「奇跡でも起これば別だけどね。奇跡っていうのは起こらないから奇跡なんだけど。君は、もしかして自分が判断ミスをしたかもしれないって悔やんでいるんだよね?(春子よりも先に処置をしたもう一人の患者は2か月後に退院したと聞いて)一人助かったんなら悪くないじゃん。アンタと同じ医者としてはそう思うけど?逆に、家族が助かって、もう一人の患者が死んでたらどうなわけ?で、アンタは信じるの?起こるはずのない奇跡を。実は信じきる勇気なんてないんでしょ。いいんじゃない、諦めたら?医者が奇跡なんか期待していたら辛いだけから」と言って去っていく。
響は、看護師長・長谷川久美子(麻生祐未)がシングルマザーで、救命救急医をしていた夫と結婚していたが、夫は海外で医療支援活動をしている時に紛争で巻き込まれて死んでしまった事を知る。
そんな中、トラックと乗用車が絡んだ追突事故が発生して多数のケガ人が出て、DMATに出動要請が入る。
乗用車に乗っていた成人男性は心肺停止していたため、その妻・佑子(長谷川真弓)と息子・翔太(須田琉雅)の処置を響は始め、紅美はトラックに挟まれている男性の処置にあたる。
佑子は、下腿開放骨折による出血と腹腔内出血の可能性があり、薄れゆく意識の中で「子供を助けて…私はいいから、翔太を。あの子は私の命より大事。特別なの!」と話す。
翔太の容態を確かめた響は、翔太の脳が脱出していて血圧の測定もできず、助かる見込みが極めて低いと判断し、祐子の治療を優先することにする。
響は、佑子の止血を長谷川にお願いするが、長谷川は「八雲先生、聞いてなかったんですか?母親は子供を優先してほしいと言っていたはずです」と言って翔太の心臓マッサージを始め、響が「救える人から助けないと一人も助からなくなります!」と叫ぶが、長谷川は「それは救う側の理屈です!」と泣き叫んで翔太の元を離れない。
佑子の心臓も停止し、響は懸命に佑子の心臓マッサージを続け、到着した救急車の中でも心マを続けて病院へ運び、祐子の命は助かるが、翔太と夫は死亡する。
意識が戻った祐子は響に「どうして助けてくれなかったの?何でよ…頼んだじゃない、私よりもあの子を助けてって。何で助けてくれなかったのよ!あの子は私の命よりも大事なの。私だけ生きてたって意味ないじゃない」と泣き叫び、響は「僕の判断です。全ては僕に責任があります」と言って頭を深々と下げる。
事故現場で長谷川が響の指示を無視して翔太の処置をしたことが問題となり、会議室に関係者が呼ばれ、院長・伊勢崎勝一(國村隼)は響に「自分の指示は間違いはなかったと?」と尋ねると、響は「それは…今となっては分かりません」と答えるが、DMATの外科医・小曽根達也(佐藤二朗)は「子供の状態を考えれば、今回に限っては八雲先生の判断が妥当と言ってよいかと思います」と話し、他の医師も「問題は、看護師が医師の指示に従わなかった事でしょう」と話し、処分は後日院長が決めるという事になる。
長谷川と二人っきりになった響は「前に僕に教えてくれましたよね?DMATの仕事は命を繋ぐことだって」と尋ねるが、長谷川は「そう思ってました…母親が子供を産み、育てるのも命を繋ぐことです。同じだと思ったんです。DMATに登録したのも、そういう思いがあったからです。でも、私はルールを破りました。もしまた同じ状況になったら、きっと同じことをします。DMATの一員としては失格です。DMAT辞めさせていただきます」と言って去っていく。
響は院長の元へ行って長谷川を辞めさせてもいいのかと尋ねると、院長は「お前はどう思う?当事者はお前だ。問題はお前の方だ。(さっき、自分は間違っていないと)何故答えられなかった?どっちを選んでも間違えだ。だが、どっちを選んでも正しい。そんなものは現場の医者によって違う。何だっていい。間違いは、自分の判断に自信が持てないということだ。俺は医者としゃべってるつもりだがな。分からないなんて言えるのは、医者としての覚悟がないだけだ。自分が選んだ命に、あるいは選ばなかった命に。元々DMATが行かなければ死ぬはずの命だ。DMATは、いわば奇跡を医者の手で起こそうとしている」と話す。
響が「それは傲慢です!」と話すと、院長は「誰より傲慢なのはお前じゃないのか?信じてるんだろ、妹が目を覚ますのを。奇跡を信じているものだと思っていたが…買いかぶり過ぎたか?」と話す。
翌日、渋谷のイベントで将棋倒しが起きて多数の負傷者が出ているという出動要請が入り、長谷川はDMATを辞めることにしたと言って去っていくが、響は長谷川に「自分でもハッキリ答えは出せません。それでも、僕は医者だから行ってきます」と告げて出動していく。
病院の廊下を歩く長谷川に、伊勢崎がDMATとしての最後の仕事として、祐子の母親の話を聞きに行ってほしいと伝える。
佑子の母親は「この度は本当にすみませんでした。娘が皆さんに酷い事を申しまして…せっかく助けていただいた命なのに、生きてても仕方がないなんて馬鹿な事を…今朝、あの若い先生がこの子を見て、頭を下げていきました。あの先生、何も悪いことないのに。あの子にとって翔太は、やっとできた一人息子でした。誰だって自分の子供の事、特別じゃないですか。私にだってこの子、特別なんですよ。娘を助けていただいて、本当にありがとうございました」と言って長谷川に頭を下げる。
長谷川は、DMATの出動現場に行って処置の手伝いをし、響に「先生の仕事は、命を繋ぐことです」と声を掛ける。
患者の搬送が終了し、小曽根が「よかったわね、バンビ(響のあだ名)。ママが来てくれて」と声を掛けると、響は微笑みながら「はい、よかったです」と答え、長谷川は小曽根に頭を下げる。
響は紅美に「やっぱり僕は信じることにします。医者だけど、いや、医者だから奇跡を信じたいんです。僕、傲慢みたいです」と話すと、紅美は「違う。身の程知らずよ」と言って去っていき・・・


というような内容でした。

長谷川が今までとは真逆の対応をしていたのには驚いてしまったけど、佑子の母が言っていた「私にだってこの子、特別なんですよ。娘を助けていただいて、本当にありがとうございました」という言葉で、考え方が変わったということでいいのかな?
もう「もしまた同じ状況になったら、きっと同じことをします」とは言わないって事なのかな?
母親の立場として佑子ではなく翔太を助けたかったけど、佑子にも母親がいることに気づき・・・
医師も看護師も人間なので、患者の優先順位について迷うのは分かるのですが、個人的な感情が入ってしまうとややこしいことになってしまいますよね・・・。
紅美が響に春子のことについて「逆に、家族が助かって、もう一人の患者が死んでたらどうなわけ?」と言っていたけど、客観的な視点を持つという事がどこまでできるかどうかになるのかな。
月曜日のドラマ「隠蔽捜査」で竜崎が「迷った時には原理原則を大切にしようと心がけている」と言っていたけど、そういうことじゃないかなぁ?と思いながら観ていました。

まぁ、ちょいちょい突っ込みたくなるところはあるけどスルーして観ているのですが、
響が祐子に対して「全ては僕に責任があります」と言ってしまったのは、ちょっと軽すぎやしないかな?と少し気になりました。
医師は、訴訟問題を避けるために「自分に責任がある」という言葉を簡単には話さないものではないかな・・・と、何かのドラマで聞いたような(ドラマの見過ぎでスミマセン
「翔太君は○○の状態にあったため、●●とせざるをえませんでした」と話した方が、遺族も早く納得できるような・・・
と、少し引っかかってしまいました

小曽根が、響と長谷川の関係性を「バンビとママ」って言っていましたね。
やっぱりそういうイメージで良かったんだ~と思いました(笑)
先週の記事で、長谷川と響が親子に見える的なことを書いていたので・・・

視聴率がガクッと下がったようですが、話数を減らすことなく、これからもしっかりと描いていただきたいな、と願っています

※これまでの感想
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※公式HP(こちら
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