emitanの心にうつりゆくもの

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カルテット 第5話

2017-02-16 16:40:29 | 2017冬ドラマ
第5話 「第2章開幕!?女の戦い、涙、告白…夫失踪の真相!!」

巻真紀(松たか子)VS 来杉有朱(吉岡里帆)VS 世吹すずめ(満島ひかり)の緊迫したやり取りにドキドキして、
「あー!すずめちゃん、出て行っちゃったーーー!!」と悲しんでいたら、
まさかの「夫さん」がクドカンさん!!www
かなりな怒涛の展開で、興奮してしまいました。
夫さんをベランダから落とすって、真紀は どれだけ力を振り絞ったの!?と思ったけど、クドカンさんなら・・・(←変な所で納得してスミマセン)

家出癖のあった真紀の夫・幹生(宮藤官九郎)。
過去に巻鏡子(もたいまさこ)から逃れるために家出をしたことがあったそうだけど、今回も真紀から逃れるためだったのかなぁ??
でも、今まで1年間、どうやって生活していたのでしょうね?
そして何故、軽井沢へ?真紀がいるから??


別府司(松田龍平)の弟は、音楽業界で成功しているようですね。
無名の「カルテットドーナツホール」に、けっこう大きな仕事を用意する事の出来る人物。
でも、その仕事は、誰が弾いていてもいいものだったようで・・・4人はショックですよね
音楽そのもののクオリティを求められているのではなく、「楽器を持ってキュンキュンした演技をする人」がほしかったようなので、そうなるとやっぱり「プロ」「一流の」演奏家には頼めない、というのは分かりますが・・・。

でも、音楽プロデューサー・朝木(浅野和之)の言葉の
「飲み会は遊びじゃありません。接待というお仕事です」
「間に合ったもんが正解なの、プロは」
「注文に応えるのは一流の仕事、ベストを尽くすのは二流の仕事、我々のような三流は明るく楽しくお仕事をすればいいの」
という言葉は、音楽業界に限らず違う仕事にも言えそうな言葉だったので、なるほどな~と思いながら聞いていました。
4人は、「『三流』の仕事でいいや」と思うのではなく、「一流」の仕事をしようと寝ずに頑張っていましたね

それでも三流の扱いを受けて、仕事自体を投げ出そうとしたけど、真紀が言った言葉は素晴らしかったです
「やりましょう。ステージ立ちましょう。
 だって、元々信じられない事だったじゃないですか。
 私たち、奏者として全然なのに、プロ名乗る資格ないのに、普通の人が出来るようなことも出来ないのに、あんなに褒められて、
 大きいホールで演奏できるって聞いて噓でしょって思ってたじゃないですか。
 それ、やっぱりその通りだったんですよ。
 これが私たちの実力なんだと思います。
 現実なんだと思います。
 そしたら、やってやりましょうよ。
 しっかり三流の自覚持って、社会人失格の自覚持って、精いっぱい全力出して、演奏してるフリしましょう。
 プロの仕事を、カルテットドーナツホールとしての夢を見せつけてやりましょう!」
・・・エライなぁ。
複雑な心情がたくさんありながらも、受けた仕事はプロとしてやり遂げる・・・

私は昭和の人間なので、こっち派です(で、体を壊すタイプ)。
最近話題の「出家した方」が頭によぎったりもしながら観ていました。
身体を壊すほど我慢して仕事をするのは良くないと思いますが、プロとしてもっと上手くやれなかったものか?出家先の大人たちは もっと上手く筋書きを書いて導いてあげる事はできなかったのか??とも思ったり。。。
話が脱線しました、スミマセン。


朝木が言っていた
・すずめのチェロ「遊びすぎだ。あなたがテンポをコントロールしないと」
・家森のビオラ「もっと楽譜を読んで。楽譜あってのオリジナリティーだ」
・別府のセカンドバイオリン「照れちゃダメ。もっと自分を主張して」
・真紀のファーストバイオリン「音を楽しみましょう。音に酔いましょう」
これは、本当のアドバイスですよね!?


真紀は、すずめのことを「嘘が全然ない人だし。そういう人と一緒にいる事が一番大切っていうか、正直で感情が真っ直ぐな人って、一緒にいてこんなに楽なんだ」と思っていたのですね・・・。
すずめは、真紀の話を録音していた事以外は真紀が思っているような人物で、嘘を突き通したくないから鏡子からの仕事を断ったのに、あんなことになるなんて・・・。
20代(有朱)のド直球の追求&暴露、ものすごく怖かったです・・・


真紀と すずめとの間に亀裂が生じてしまったけど、カルテットドーナツホールは存続できるのか?
そして、真紀が「夫さん」を殺していないという事がこれで分かったのですが、
このミステリーはこれからどういう方向になるのでしょうね!?
混沌としてきましたが、混沌したままになりませんように
←web拍手です。
※これまでの感想
 第1話 第2話 第3話 第4話
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