宮崎県に生まれ育った私にとって、「新婚さんのメッカ」という言葉は、懐かしい言葉です。子ども時代の郷土に対する誇らしい気持ちを呼び起こします。
新婚旅行と言えば宮崎という時代がありました。日南海岸と青島の鬼の洗濯岩(板)、日向灘に面した断崖にある鵜戸神宮などは、新婚さんをより幸せにする観光地として人気でした。
私の子供時代の県知事 黒木 博元知事は、約20年間の長期政権を担っています。子どもながらに知事が「観光立国・宮崎」を唱って、日南海岸線の美化やこどもの国などの遊園施設に力を入れていることを知っていました。
宮崎に生まれ育った私でさえも、子どもの時は青島のこどもの国に連れて行ってもらえる時は、天にも上る喜びだったことを思い出します。
太平洋の海原 日向灘です。海岸沿いは鬼の洗濯岩が続きます。
あのキラキラと輝いていた宮崎は、今、その輝きを失い、農業県として発展しています。でも、観光国としての宮崎の姿が焼き付いて育った私は、やはりその輝きを求めて、その地を訪れてしまいます。
また、今年も暑い夏になろうとしています。昨年、孫を連れて宮崎に行き、寂しく思った観光地もありましたが、自然の雄大さに感動できる観光地も健在でした。その一つが新婚さんのメッカと言われる安産の神様を祭る「鵜戸神宮」です。
日向灘に面した岸壁の中腹にある岩窟内に、本堂がある神社です。子どもの足ではるばると歩いて行った記憶がありますが、現在は境内が、きれいに整備され、足元も安全です。さらに、境内に入ると、広大に広がる日向灘の青さと波の荒さを感じさせる自然が堪能できます。刻々と打ち寄せる波が、長い年月で岩を削り、その岩並の形状が精悍さを漂わせて広がっています。
本堂がある岩窟内は、その岩の形状に荘厳な雰囲気が漂っています。
縁結び・夫婦和合・子授け・安産の神様として信仰されています。
暑さを忘れます。 境内からの展望
岩は波によっ荒々しい形状に削られています。
海が荒れるときは、大きな波が打ち付けるようです。岩の頂上まで削られています。
やっぱり宮崎の自然は、「南国・宮崎」を感じさせました。旅行といえば外国に行く今日ですが、宮崎もお勧めです。私の故郷、宮崎の良さをアピールします。
今、人気のジャカランタの木。 宮崎を代表するブーゲンビリアの木。