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『ADAM BEYER - DRUMCODEの激しいグルーヴ -』

2005-05-01 17:12:58 | ■minimal techno
ミニマルテクノのDJは多くいるが、その中でも独特のGROOVEを持ち、シーンをリードしているDJにADAM BEYERがいる。
スウェーデンのミニマルテクノシーンは熱く、才能あるDJたちが良質なトラックを数多くリリースしているが、そんな中でも、3台のターンテーブルを駆使してのDJプレイとユニークなトラックをコンスタントにプロデュースするADAM BEYERは、ひときわ輝きを放っている。

「若干12歳でドラムを始め、その後もリズムに対する執着を捨てず、自信が最もうまく使いこなせる楽器、ターンテーブルとミキサーに出会い、DJを始める。ヒップホップやハウスとのリズムを追っていた時、テクノに出会う事となる。

その後、同郷のトップDJ、CARI LEKEBUSCHとのユニット、PLANET RHYTHMによって多くのテクノアンセムを世に放つ。若干19歳で自身のレーベル、“DRUMCODE”を設立し、10枚のビッグリリースを放出。その後もサブレーベル“CODE RED”を立ち上げ、世界的なテクノプロデューサーとして認知される。2002年には新レーベル“TRUESOUL”を設立し幅広い範囲でシーンに影響を与えている。

彼の良質なエンジニアリングスキルとハードでミニマルなDJスタイルは、現在のテクノシーンで最も熱い支持を受けているDJとして世界中を飛び回っている。」

*WOMB MONTHLY FLYER No.44より引用


彼のメインレーベルである“DRUMCODE”は、太いバスドラの渦巻くリズムから繰り広げられる激しいグルーヴが、全てのトラックに共通する特徴として見られる。
ストイックなほどに硬派でハードミニマルのスタイルは、レーベル設立当初から貫かれているようである。
ただし、単調なドラムループのようなミニマルではなく、シンセやベースによる繊細な上音がメロディアスに絡まるのである。

参加アーティストも非常に豪華絢爛で、CARI LEKEBUSCH、JOEL MULL、OLIVER HO、最近ではユニットとして共に活動しているHENRIK Bなどが優れたトラックをリリースしている。

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