・ヘンルーダCommon rue へんるーだ
ミカン科、ヨーロッパ南東部原産。ヘンルーダはオランダ語に由来しルー、コモンルーとも呼ぶ。草丈が50cm~1mの常緑多年草で下木質化することがあり、開花は黄色の小花を6月下旬~8月下旬に咲かせる。耐寒性があるが普通、乾燥気味の日当たりのよい日なたの肥沃の土壌を好む。
欧米では虫やネコが嫌がる植物として有名でネコの侵入を防ぎたい場所に植え込んだり、鉢植えを置いたりしてガーデンルーとも呼ばれている。ネコヨラズ(猫不寄)ともいわれ全草に強い臭気があり葉に含むシネオール成分が防虫剤として用いる。
日本には、明治初年(1868年)に渡来、漢方で芸香(うんこう)といいすり潰し虫さされ、おでき、打撲に塗布、かつては煎じて解熱、月経不順、鎮痛に用いているが現在では接触によりかぶれることから毒性が強いとし料理には使われていない。
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