葦附 あしつき
ネンジュモ科、ネンジュモ目の淡水にみられる藍藻で渓流や湧き水地帯の水温14~16度の水中にみられる。河川の清水の中の葦(よし)の茎、または川底の石の表面に2~4cm位の暗緑褐色の団塊となって着生生育する。
別名カワタケともいわれる。古くから庶民生活とも結びつき、万葉集(8c:奈良時代に成立)の歌によって紹介している。
現在は、わずかに富山県高岡市庄川右岸の大門町西広上と上流の中田町上麻生の湧水地帯に限って発生し、いずれも天然記念物に指定されている。近縁種にイシクラゲがあり共に食用にできる。
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