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1980年以前の中学に家庭科、未必修の男性諸氏に医療従事者を含め必要かも。

[七福神]食生活について語ろう

2023年01月02日 | 美容ダイエット

・七福神Seven Lucky Gods しちふくじん

 正月から七日までの間に七福神それぞれを祀(まつる)寺社を巡拝する七福神めぐりの風習があります。
  七福神(しちふくじん)とは、 様々な福を授けるという福徳の七神で福の神様の集まりです。大黒天(だいこくてん)、毘沙門天(びしゃもんてん)、恵比寿天(えびすてん)、寿老人(じゅろうじん)、福禄寿(ふくろくじゅ)、弁財天(べんざいてん)、布袋尊(ほていそん)の七つの神様の総称です。
 食物に関係する神々として、大黒天、恵比寿天が主に知られています。
◇大黒天は食物・台所を司る神、頭巾を頭にかぶり、打ち出の小槌 と大きい袋を手に、米俵の上に座っている姿が一般的な印象です。
インドから中国を経て伝わった神でありマカカーラ(マカ=大・カーラ=黒)のことを意味し闇黒の神であり破壊する力と全てを救う力との両方を合わせ持ち忿怒の形相(ふんぬのぎょうそう)をした戦いの神といわれています。
平安時代日本に伝わり神である大国主命(おおくにのみこと)を大国と大黒とにかけて大国主命の神徳として糧食財宝が授かる神・大黒様として崇(あが)めたのです。
くろ(黒)くなってまめ(魔滅)に働いて大黒天を拝むと大福利益が得られるともしています。
仏教の守護神となり中国に伝えられた頃に食物を司る神となり寺の厨房(台所)にまつられるようになりそこから転じて寺の婦人(僧侶の妻)を大黒さんと呼ぶこともあるようです。
大きな袋を担(かつ)ぎ、これに食べ物や日常品を入れ、小槌を手にし、粗衣(そい)をまとい、常に笑顔、清貧(せいひん)にあまんじ、諸国を遊行(ゆうこう)するのです。
農村では米俵の霊として四国・九州では「田の神」と習合した地域もあるようです。
生活の中心である台所(カマド:竈)を守る神様でもあることから、家内安全の神として祭(まつ)られています。
◇恵比寿天は唯一日本で誕生した神様で、夷、戎、胡、蛭子、恵比須、恵美須などとの漢字が当てられています。
恵比寿は元々異邦より訪れる外来の神であり、海の向こうからやってくる水の神であったと考えられています。
容姿は、烏帽子(えぼし)をかぶり、狩衣指貫(かりぎぬさしぬき)を着、右手に釣り竿、左手に大きな鯛を持っています。
網を使い根こそぎ魚を捕まえるような漁ではなく、先を見越して竿で少しずつ釣をするためともいわれます。
「えびす」を称する神は、地域によって異なり複数あり、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と伊邪那岐命(いざなみのみこと)の子である蛭子命(ひるこのみこと:夷三郎)か、もしくは大国主命の子である事代主神(ことしろぬしかみ)としているのが一般的です。
そのため、同じ恵比寿を祀る神社でも場所によって神は異なっているのです。
航海、漁業、五穀豊穣、家内安全、商売繁盛の守護神として祭られています。

七福神を簡単にまとめると
1)大黒天(だいこくてん):印度からの神で景気の神様・食物・財福を司る台所を司る神、縁結びの神としています。
2)毘沙門天(びしゃもんてん):印度からの神で北方の守護神で、勝負事の神です。
3)恵比寿天(えびすてん):日本の唯一の神で、釣り・漁業様・商売繁盛でさらに五穀豊穣、家内安全の神様となったといわれています。
4)寿老人(じゅろうじん):中国からの神で福祿寿・寿老人は同体とされ、どちらも長寿を願う神です。
5)福禄寿(ふくろくじゅ):福祿寿・寿老人は同体として、長寿を願う神です。「福」と「禄」と「寿」で幸運と子孫に恵まれること・金銭に恵まれること・長生きすることだといわれています。
6)弁財天(べんざいてん):印度からの神で銭洗い弁天、河川の女神で、技芸の神として崇められています。
7)布袋尊(ほていそん):唯一実在の中国の僧で吉凶や天気などを占い、弥勒菩薩(みろくぼさつ)の化身といわれています。
大きな布の袋とふくよかな笑顔が大黒天と結びついた、という説に加え悠悠自適、「泣いて暮らすも一生、笑って暮らすも一生、同じ暮らすなら笑って暮らせ」といった、楽天的な布袋和尚の生き方が、当時の禅僧をはじめ、人々に「至福」の象徴として受け入れられた、と考えられます。
日本において本来は個々の福の神として信仰されていましたが七福神が成立したのは室町時代末期と考えられます。
日本古来からの「恵比寿」信仰に、鎌倉時代に中国を経てインドから「大黒天」・「弁財天」が伝わり、室町時代には更に「毘沙門天」「布袋尊」「福禄寿」「寿老人」が加わって庶民に親しまれて来ました。
仏教経典の「七難即滅七福即生」から七柱の神になったともいわれます。
正月に七福神を参拝すると七つの災難が除かれ、七つの幸福を授かると言われています。七福神の乗った宝船の絵が登場したのは江戸時代であり江戸時代後半に特に盛んになりました。
日本・中国・インドの神々が海の彼方から宝船に乗って到来し、人々に幸運をもたらすといわれます。
全国の各地域に数多くの七福神社が存在しています。鎌倉七福神巡りとしてのコースはJR北鎌倉駅⇒浄智寺(布袋尊)⇒鶴岡八幡宮(弁財天) ⇒宝戒寺(毘沙門天). ⇒妙隆寺(寿老人)⇒本覚寺(夷神)⇒長谷寺(大黒天)⇒御霊神社(福禄寿)があげられます。
この時期に七福神巡りをしてみませんか。

 

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