1989年度のスピルバーグ作品です。
この手の題材で言えば、
同時代に公開された「ゴースト」があり、
どうしても幾分かは比較してしまいます。
不朽の名作、感動の恋愛映画、と言いたいところですが、
直球勝負すぎて、甘ったるく物足りなさを感じます。
薄味、平板過ぎて、感動には程遠い残念な作品です。
スピルバーグには、あまりに不向きな題材なのか、
はたまた、息抜き程度に作っているのか・・・
まるで、作りこんだという感じがしません。
ヘプバーンの遺作でもありますが、
何とも中途半端に、
お飾り的に出演しているように思えて残念です。
どうにも消化不良です。