FREEDOM OF EXPRESSION

最高のトーンを求めて・・・

レポート2

2008-03-11 00:02:21 | ヴィンテージギター
●ストラトキャスター 1970年

実際に販売されているものの中で試奏したのは、これが初めてのヴィンテージギターである。ラージヘッド4ボルトのサンバーストローズであった。ギター全体の鳴りとしては先に弾いた謎のぼろぼろ60年代?ギターには及ばなかったものの、アンプに通した時のピックアップの適度にパワーがあってトレブリーな感じは本当にかっこよかった。ギター以上にピックアップの魅力を感じた。あれならかっこいいギターソロを弾いてよし、歯切れの良いバッキングによしだ。高価なものなのでおそるおそる弾いていたのだが、ショップの店長さんに「もっと思いっきり弾くように」といわれてしまった。今度はその店長さんに弾いてもらったのだが、本気でかっこいい音でひそかに感動して泣きそうになるほどだった。これを皮切りにどんどんヴィンテージをもっと知りたいと思うようになった。やはり何事も最初が肝心でいいものに出会えればもっと興味を持つし、全然よくないなと思ったりしたらそれ以上先に進むことはない。そういう意味では非常にいい体験だったと思う。

レポート1

2008-03-09 20:11:22 | ヴィンテージギター
●ギター試奏レポート:ヴィンテージストラト

今回は初めて弾いたヴィンテージストラトのレポートです。その時はまだそこまでストラトに詳しくなかったのですが、興味を持ち出した頃でヴィンテージを扱うお店に出かけました。店長さんに「最近ヴィンテージのストラトに興味を持ち出したのですが・・・」みたいなことを話しかけると、店の奥からズタボロの触るのをちょっとためらうようなピンクっぽい赤っぽいようなストラトを持ってきてくれました。まずはこれを弾いてみろというわけです。早速ながらおそるおそるワンストロークすると・・・。それはもう衝撃的な響きを放ちました。なんなんだこれは?というよりも今まで弾いていたのは何だったのだろうかと思わされるほどの次元の違いがありました。まるで自らギターが振動する機能を持っているのかと思わされるほどギター全体が震え上がっています。とにかく本当に違いました。でその店長さんは「カスタムショップと言って色々作られているけど、ヴィンテージとは全然違う、全く鳴らない」と語り始めます。もちろんカスタムショップを否定しているわけではありませんよ。でその後はマスタービルダー作のストラトを手渡され弾いてごらんとなったわけです。「良く鳴るやろ、弦が」と店長さん。確かにすごくなっています、弦は。ヴィンテージを体験した後ではもはや振動を感じませんでした、正直なんだこれって思いました。ヴィンテージとはいえ全てがいい音するわけではないです、しかし本当に鳴るギターはやばいです。あんまり記憶が無いので特定はできませんでしたが、多分そのギターは60年代の前半のもののはずです。多分スモールヘッドでローズ指板だったからというだけですが。今もう一度弾くことができたらわかるのにな~。とにかく初めて弾いたギター、あの衝撃は忘れられません。

トレーニング4

2008-03-04 22:41:58 | 練習
●うるさくできない自宅での練習方法は?

とりあえず僕の場合選択肢は3つしかありません。
①アンプの音量を極小にして練習
②ヘッドフォンで練習
③生音で練習

僕の場合は一番多いのは②でしょうか、続いて③最後が①です。しかしこれらの練習方法はどれもこれも一長一短です。何かいい方法はないものでしょうか????
各練習方法のポイントをまとめてみましょう。
①アンプ
・練習に使える音量となると、小さいといってもそれなりの音量になる
・小さくしすぎると生音と変わりがない
・大きい音が出せないため、余計にイライラする
②ヘッドフォン
・長時間練習すると耳が悪くなる
・耳に意識が集中しすぎてギター自体の鳴りがあまり意識できない
・最近のエフェクター等で音作りはできるが、どのギターを使おうがあまり音に違 いがかんじられない・・・。
③生音
・実はこれが一番好きだったりする。
・ギター本来の音や鳴りを楽しめる。(しかし、エレキギターはアンプからの出音までで一つのサウンドと考えるべきなのでそもそもコンセプトが違う)
・生音独特の弾き方になる、強弱やノイズなどがアンプを通すと生音では気づかな かったものがでてくる。
というわけで、まさにどれをとっても一長一短である。メトロノームにあわせたり指のウォーミングアップくらいなら生音でいいような気がするけど、実際にフレーズを演奏するなら、ヘッドフォンなりアンプで音を出した方がいいかもしれません。何かいい練習方法はないものかとこれからも考えてみたいところです。

トレーニング?

2008-03-03 22:14:33 | 練習
●ギター弾きの職業病?

練習する前にストレッチを行うようにしています。ストレッチといってもそんなにたいしたものではないですが。それでも手首、指、肩等の筋をギターを弾く前に伸ばしてから練習してます。腱鞘炎に効果があるかどうかは不明ですが、急にやるよりはきっと体への負担は減るはずです。腱鞘炎ですが、ストレッチを長時間練習するとかなり発症する確率が上がるみたいです。指のまたの部分から少し進んだ先のごつごつした骨の間の辺りに痛みを感じたりすると結構危ないです。今まで気にせず弾いてましたが・・・。長時間練習していて指が何か思い通りに動かないなと感じた時はかなり指が疲れてます。無理にできるまで練習したりしない方がいいです。これもやってしまってました・・・。というわけで十分指や手首に休みを取りつつ練習していくようにしましょう!そしてもう一つ猫背です。僕だけかもしれないですが、座ってギターを弾いているとどんどん猫背になってしまっています。体も変な姿勢をキープしたままいるので、知らないうちに負担になっているはずです。姿勢が悪いと余計な神経を圧迫してしまうようなので、気をつけねばなりません。姿勢が悪くならないよう常に気を配るか、ある程度時間を区切って体をほぐした方がいいですね。僕も今日からそれを意識するようにします。

トレーニング3

2008-03-02 21:31:43 | 練習
●ピッキングの極意とは?

ピッキングアングルには大きく三種類あるようです。「順アングル」「平行アングル」そして「逆アングル」です。一般適に多く使われているのは「順アングル」です。これはピックの持ち方と手首の関係を考えるとある意味当然です。その前にピッキングアングルというのはピックが弦に当たるときの角度のことです。「順アングル」はピックの自分より遠い側がまず弦に当たり、「平行アングル」はピックが弦にまさに並行に当たり、「逆アングル」自分に近い方の角からピックが弦に当たります(文章だけではわかりにくいかも)三種類試してみると分かるとおり、「逆アングル」が最も音の粒立ちがいいような気がします。平行は音がきれいになってます。順アングルは少々音がはっきりしないような気がしませんか?しかし、「逆アングル」で当てるのにはかなり難しいです。というか関節が逆に曲がらないと不可能です。中にはそれができる人がいてある意味その人達専用のスタイルともいえます。何とか「逆アングル」を使えないかと一時研究していました。中指と親指でピックを持つといい角度であたります。ひたすら練習して今では中指でもピッキングできるようになりましたが、いかんせんミュートするのに苦労します。そこで考えたのが、親指とひとさし指の腹で挟むような感じで持つ持ち方。正確には腹ではなくて人差し指を横から見たときに、指の腹とつめの間くらいの位置にピックをのせてます。この持ち方で行くとかなり逆アングルに近い形で弦に当てれます。この持ち方知りませんでしたがどうやら「トラクションコントロールピッキング」という方法らしいです。かれこれもう4年くらいはこの持ち方で弾いてます。一番効力を発揮するのはギターを立って弾く時です。この場合ヘッドの角度が座ってる時よりも斜めになるので座ってる時に「逆アングル」であったとしてもようやく「平行アングル」です。したがって「順アングル」ならさらにそれが進行し、音の立ち上がりが悪くなってしまいます。この弾き方を練習する時にはピックをできるだけうすい物にしてください。今までよりはるかに弦が抵抗になる上、力んでしまうからです。大切なのは弦をはじき返すのではなく、ピックの側を逃がすことです。ごついピックを使うとこれが難しくなります。厚さは0.6ミリ以下で十分です。何故そのやり方をするのかとか効果を考えた上でやってみようと思われる方は、ぜひチャレンジしてみてください。今までのやり方を変えるのは結構大変ですし、あんまりよくないなと感じたならば逆に上達を妨げてしまうかもしれませんから。

トレーニング2

2008-03-01 14:33:36 | 練習
●プリングの問題点

今回は特に小指を使ったプリングについてです。プリングというのは指でひっかくようにしてピッキングすることなく音を出すわけですが、特に小指でやるのが使用頻度が高い割りに難しくありませんか?小指は明らかに他の指とくらべて細いです。そのため単純に力が弱い、また僕の場合は小指が結構短いのでこの点でも苦労しています。そこで小指でもきちんと音をきちんと鳴らそう鳴らそうと練習を重ねるわけですが?例えば、5Fくらいの位置で何かフレーズを弾いていてそのあと、1弦12Fからプリングして9Fさらに2弦、3弦の9Fへとスウィープみたいなフレーズの時、気合いをいれてよし弾けたと思っていても良く聞いてみると・・。
プリングした時の音が妙に他の音よりでかかったりして気持ち悪かったりします。僕もなんかうまく聞こえないなと悩んだ結果、最近原因がここにあることに気づきました。弾けているつもりでいて全然鳴らせていなかったのです。プリングの練習のポイントは「きちんと音をだすということ」よりも「周りの音とバランスのとれた音をだす」ということです。そしてリズムも肝になってきます。というわけで、練習ではピッキングで音を出す→次の小節では同じフレーズをプリングで音を出すというようなことをよく音を聞きながら同じ音量をだせるように練習するのがいいと思います。クリーンでも音が出せるようにと練習していると、歪ませた時に妙にプリング音が目立ってしまうような落とし穴にはまってしまいます。というかはまりました。というわけで、練習時には多少ゲインアップして音を出しやすい環境でやってみて徐々にゲインを抑えていくというのがいいのではないでしょうか?まずは同じ音量でです。

トレーニング1

2008-02-29 23:19:20 | 練習
●メトロノームとクロマチック練習は必要か?

中にはそんなことをやる暇あるならもっと音楽的フィーリングを磨く練習したほうがいい!という人もいると思うが、僕はこれはこれで必要なんじゃないかなと思ってます。もちろんひたすらスピード上げて160bpmで16分音符を鳴らし続けて、すごいだろ~みたいな展開になると元も子もありませんが。ただクロマチック練習にしろなんにしろ、気がついたらいつのまにかメトロノームを無視して自分の手癖のようなフレーズを弾いてしまってはいませんか?そこで複雑怪奇なもはや指の運動のみのような、弦飛ばしまくりのフレーズにトライすることにしています。もちろんスピードは激遅で。あまりにも弾けなさ過ぎてイライラしてきますが、結構その後いつもの練習すると効果が実感できます。特に右手がきっちり弦をヒットできるなと。ただこの練習はリズム感にはあんまり効果がありません。ひたすら左手の指の動きと右手のリンクのみです。続いてリズム感です。曲を練習していてなんか弾けてるはずなのにどうもしっくりこないなというときはありませんか?そういう時は自分でも気づかないうちにリズムがきっちりしていないのです。そこで練習です。その曲のフレーズを思いっきりゆっくりのリズムにあわせてみましょう。クロマチック練習でもスケールでも何でもいいので、メトロノームを70~90bpmくらいのゆっくりのテンポにしてあわせます。速くするとずれているかいないのかがよくわかりません。やってみるとわかりますが、ゆっくりのリズムできっちり弾くというのはなかなか難しいです。しばらくそれをやった後いつもどおりのスピードでやってみましょう。何だかうまくなったような気がしませんか??

ヴィンテージ ストラト3

2008-02-28 22:52:24 | ヴィンテージギター
●ヴィンテージストラトの分類を考える。

二つに分けるなら、プレCBSとCBS、あるいはラージヘッドとスモールヘッド。三つに分けるなら50年代、60年代、70年代というのが通例だろう。今回は仕様や音をもとに考えてみたい。
 ヘッド形状    指板      年代      その他特徴
①スモールヘッド メイプル 1954~1959
②スモールヘッド スラブ  1960~1962
③スモールヘッド ラウンド 1963~1964 ブラックボビン
④スモールヘッド ラウンド 1965      グレイボビン
⑤ラージヘッド   ローズ  1966~1971 4ボルト
⑥ラージヘッド 貼メイプル 1968~1970?
⑦ラージヘッド         1970~1971 スチールブロック
⑧ラージヘッド         1972~     ダイキャスト

と勝手に分けてみた年代など怪しいところもあるかもしれないが、この分け方にすると恐らく音の特徴が良く分かると思う。ストラトファンには当然周知の事実かもしれないが一応出てきた語句を整理してみよう!スモール、ラージヘッドというのは読んで字のごとくヘッドの形状。CBS以降ラージヘッドとなる。スラブボードというのはローズ指板の平面貼りの事、かなり分厚い。ラウンドというのはローズ指板のラウンド貼りの事。木同士の収縮率の違いに対応するためにこのように変更があったとのこと。ブラックボビン、グレイボビンはピックアップの種類。裏向けた時の紙の色によってそう呼ばれている。サウンドはブラックの方がパワーがあり、グレイの方がトレブリーな感じだと言われている。1972年以降トレモロブロックがスチールから亜鉛ダイキャスト一体成型となる。結構見た目が変わるので好みが分かれる。4ボルトはネックのジョイント方法、四本のネジを使ってとめる方法。71年途中から3ボルトになるはず・・・。このように様々な仕様がストラトにはありそれぞれサウンドが異なる、恐らく人によって好みのストラトサウンドも異なるはずで、それぞれの人にそれぞれのお気に入りがあるはずだ。奥が深い。

ヴィンテージの分かれ目

2008-02-27 22:06:42 | ヴィンテージギター
●ヴィンテージと好き勝手に言っているが、一体どこからがヴィンテージなのか?

一般的に60年代のストラトであれば確実にヴィンテージ扱いされている。問題は70年代からだ。これは人によって異なっている。一応ヴィンテージとして扱い販売を行っているショップでも「実は70年代は・・・」という方もいらっしゃる。70年代のストラトといえば大量生産による品質の低下が言われているように、60年代のものと比較すると評価が低めである。だが現在ではおおむね74年のPUがスタッガードポールピースのもの(高さが違うやつ)までがヴィンテージとして扱われているようだ。個人的には今そうであるように74年のものまで一応ヴィンテージの仲間に入れてやって欲しい。だが恐らくあと数年もしないうちに70年代のもの全てがヴィンテージとして扱われるようになるに違いない。結構な本数が存在するとはいえ二度と増えるものではないからだ。

ヴィンテージストラト

2008-02-25 22:55:34 | ヴィンテージギター
●枯れたサウンドとは?
よく言われる表現にヴィンテージのものは枯れた音がするというのがある。誰が言い出したのかは分からないが、まさにその通り。これ以上の言葉はないというように私も思っている。何というか弾いてみれば、なるほど枯れている・・・。というのが正直な感想である。しかしこの「枯れている」という言葉が論争をかもし出すのだ。つまり、ヴィンテージは木が乾いている分鳴りがいいとか、塗装を突き破って水分が抜けていくはずがないとかでもめだすのである。原因は「枯れている」と言う言葉が木が乾燥しているというイメージを連想させる言葉だからだ。その翔子に「パワーがある音」とか「歯切れの良い音」とかだった場合には、ヴィンテージの木は現代の木よりもパワーがあるとかないとかで、もめたりはしないはずだ。そもそも木にパワーがあるという意味が不明だ。では「枯れている」とは何なのか?それはギター全体が振動する、ギターが隅々まで鳴りきっているそしてそれがものすごくスカッと音抜けが良いということだと考えている。その感覚を表現するのに「枯れている」という言葉がまさにぴったりなのだ。ところで実際問題、木は乾燥しているのだろうか?気になるところではあるが音さえ良ければそれでいいという気もする。またピックアップでも「枯れたサウンド」という表現のものがあったような気がするがその辺は気にしないでおこう。