●ストラトキャスター 1960年
今までの人生の中で最も高いギターを弾いた。もちろん価格が全てではない、値段が高ければいい音がするわけではないのだが、それでもこのギターは本当にすごかった。ネックは恐ろしいほどに手になじむ。工作精度が高くて仕上げがいいとか言うよりも、長年弾きこまれていくうちに人間の手に合うように擦れていったような印象だ。音はギラギラ(といってもいやな感じではなくて)していてとてつもなくシンプルなのにゴージャスで、上品な味わいのある音であった。おんなじギターなのにどうしてこうも違うのか?と不思議で仕方ない。ノイズが結構あったり、ボリュームをまわすのがかなり硬くて壊しやしないかとはらはらした。でもそんな不具合も個性と笑ってしまえるくらいの度量がヴィンテージを所有するには必要なのかもしれない。見方を変えれば壊れて使いにくいだけだからだ。そういうのが嫌なら、現代の新品の方を買ったほうがいいというものだ。自分にとってはどちらがいいのだろうか?ストラトというギターは本当に年代ごとに音の特徴が違う。70年代はどちらかというと明るくて華やかな商業的な感じである、かっこいいロックサウンドとでもいうのだろうか。60年代はどちらかというと暗い工業的な感じがする、百戦錬磨のいぶし銀サウンドとでもいうのだろうか。ギター自体がすでに十分な個性を持っているのだ。50年代は・・・、まだ弾いたことが無いのでなんともいえない。機会があればぜひ弾いてみたいところだ。
今までの人生の中で最も高いギターを弾いた。もちろん価格が全てではない、値段が高ければいい音がするわけではないのだが、それでもこのギターは本当にすごかった。ネックは恐ろしいほどに手になじむ。工作精度が高くて仕上げがいいとか言うよりも、長年弾きこまれていくうちに人間の手に合うように擦れていったような印象だ。音はギラギラ(といってもいやな感じではなくて)していてとてつもなくシンプルなのにゴージャスで、上品な味わいのある音であった。おんなじギターなのにどうしてこうも違うのか?と不思議で仕方ない。ノイズが結構あったり、ボリュームをまわすのがかなり硬くて壊しやしないかとはらはらした。でもそんな不具合も個性と笑ってしまえるくらいの度量がヴィンテージを所有するには必要なのかもしれない。見方を変えれば壊れて使いにくいだけだからだ。そういうのが嫌なら、現代の新品の方を買ったほうがいいというものだ。自分にとってはどちらがいいのだろうか?ストラトというギターは本当に年代ごとに音の特徴が違う。70年代はどちらかというと明るくて華やかな商業的な感じである、かっこいいロックサウンドとでもいうのだろうか。60年代はどちらかというと暗い工業的な感じがする、百戦錬磨のいぶし銀サウンドとでもいうのだろうか。ギター自体がすでに十分な個性を持っているのだ。50年代は・・・、まだ弾いたことが無いのでなんともいえない。機会があればぜひ弾いてみたいところだ。