国民的〇〇という表現がある。
誰がどういう基準で名付けるのか知らないが、絶対的チャンピオンの絶対的同様に極めて軽く使われる場合が多い。
「国民的」アイドル「嵐」活動を休止する。
翌日の新聞が全て一面に掲載していたところを見ると、この場合の「国民的」という表現は大方の意に沿うものであるようだ。
仲間割れのような形で解散したSMAPやメンバーの不祥事で活動休止状態のTOKIO、はたまた櫛の歯が欠けるが如く縮小していったKAT-TUNなどとは違い、極めて円満に美しく幕引きを図った嵐。
2年という猶予期間を設け、2020年オリンピックイヤーの大晦日に照準を合わせた演出の見事さ。
さぞかしNHK紅白歌合戦は盛り上がることだろう。
「自由な生活がしてみたい」
大野智の「休止」理由は、あのキャンディーズの「普通の女の子に戻りたい!」を思い出す。
有名人ならではの贅沢な願望。
売れない芸人や売れない歌手は言いたくても言えない。
どこかの記者の「無責任」質問に批判の嵐。
確かにアレはカチンとくるだろう。
嵐という芸能人を誰が好きになるか、誰がファンになるかは嵐はあずかり知らぬこと。
それは好きになる方の勝手な都合で、例えば嵐のファンが純烈のファンに変わるのは自由で、それで「無責任」とは言われない。
だったら好きになられる側にも自由があって良い。
こういう質問が出る「不自由さ」にも嫌気がさしたのでは・・・。
この質問で櫻井翔の株が上がった。
直後の答えも、昨夜のニュースゼロでも卒が無い。
その辺のセンセイたちより賢いから、いずれ政界転身もあり得なくはない・・・かも。
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