休みだったので映画を見に行きました。
「シェイプ・オブ・ウォーター」
ベネチアで金熊賞を獲り、アカデミーでも作品賞を獲った話題作です。
良く言えば大人のファンタジー。
悪く言えば異形のものとの恋を描いたキワモノ。
正直、ベネチアやアカデミーでグランプリを獲るほどのものとは思えませんでした。
主人公は半魚人、耳が聞こえない女性。
その女性と暮らすのは同性愛者の絵描き(男)。
女性の理解者は、一緒に働く黒人女性。
つまり「マイノリティ」たちのドラマです。
異形のものとの恋は目新しくありません。
「シザーハンズ」という佳品もありました。
恋ではありませんが「E・T」も異形のものとの交流です。
半魚人が触れると傷が治ったりするのは「E・T」的です(同性愛の絵描きは禿げた頭に毛が生えてくる)。
半魚人に恋をした女性が空想するシーンで、歌を歌い半魚人と躍るシーンがあります。
これをファンタジーと見るか、白けるか・・・。
ついこの間、クリントのリアルな作品を見たせいかもしれませんが、心から入り込めませんでした。
でも映画なんですから何でもありで良いんですけどね。
オスカーを獲ったばかりでも映画館はすいていました。
平日ということもあったでしょうが、土曜日のクリントもガラガラでした。
若い子たちが入るのはアニメか漫画が原作の恋愛ものばかり。
残念な傾向です。
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