大船渡の佐々木朗希投手が決勝で登板せず花巻東に負けた。
監督が佐々木に投げさせなかったことに賛否両論ある。
どちらかと言うと英断と称える声が多いが、本当にそうだろうか。
監督は佐々木の将来を考え、壊れないようにと思っての判断だと言うが、やっていることは矛盾している。
彼は中2日の4回戦で194球も投げさせられているのだ。
本当に彼の肩を思うなら、この時点で球数制限をしたはず。
おまけに中2日の準決勝も登板させ129球投げさせている。
これはおかしくないか。
こうなると「彼の将来を考えて」という言葉が偽善ぽく聞こえてくる。
佐々木投手は現時点で高校生としては逸材かもしれない。
監督は彼がプロでも活躍する逸材と思っているから「将来を考えて」という発言になったのだろうが、超高校級逸材が必ずしもプロに行き活躍できると言う保証はない。
監督は彼の未来を差配できない。
それは神様の領域。
大船渡の選手たちにとって甲子園は憧れだったはず。
佐々木くんの将来を監督は慮ったと言うが、他の選手の現在に思いは至らなかったのか。
大多数の選手たちにとってプロなど無縁ならば、せめて甲子園出場を青春の思い出にしたいという思いもあるはず。
彼らの無念を監督はどう考えるのか。
今回、賛否両論あるのは、決勝まで進んだから。
もし準決で佐々木くんを登板させず負けていたら、ここまでの議論にはならなかったはず。
勿論、準決で温存し勝ち進んだとして、決勝に登板させても負けたかもしれない。
それでも悔いは残らなかっただろう。
筑波大学を出てアメリカの独立リーグでもプレイしたという監督、そこで球数制限の重要性を学んだらしいが、ちょっと頭デッカチになっていたのではないかな。
明日のことは思い煩うな。
とキリストも言っているし・・・。
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