「ウエスト・サイド・ストーリー」を観た。
60年前のオリジナルを53年前に劇場の大スクリーンで観て感動したボクとしては、いかにスピルバーグでもオリジナルを超えられる筈がない、冒涜だと思っていた。
案の定、頑張ってはいるが超えていない。
映画史に残る象徴的なオープニング。
口笛とNYの俯瞰ドリーショットは健在で、ワクワクした。
振り付けも忠実に行われていたが、ジョージ・チャキリスの印象的なダンスが無かったのは残念。
ベルナルドはやっぱりジョージ・チャキリスだし、マリアはナタリー・ウッドでないとオールドファンとしては認めるわけにはいかない。
スピルバーグ版のベルナルドもマリアもイマイチ。
アニタ役のリタ・モレノが出ているのは知っていたが、全く面影がなかった。
60年という時の流れを改めて実感した。
オリジナルはオスカーに11部門でエントリーされて10部門で受賞した。
因みに監督のロバート・ワイズはこの作品で作品賞と監督賞に輝き、4年後に「サウンド・オブ・ミュージック」で同じくダブル受賞している。
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