晴れたり曇ったり商店

ぐだぐだ~な日々の雑記

心に残る゛何か゛

2007年12月18日 23時25分27秒 | サウンドノベル
こんばんは。店主の秋草でございます。
イベント盛り沢山!今年も押し迫りましたが、忘年会等で肝臓を傷めていませんか?(笑)

さて、最近サウンドノベルの感想を記していませんでしたが、作品自体は何本か読んでは
おりました。
その中で、「これは良かったなぁ」と思う作品がありました。

そんなこんなで昨日読了しまして、心に暖かさと悲しさ・切なさを残した作品がありましたので
ご紹介させていただきます。

今夜ご紹介しますのは、みつやしき様の「ななつのユメをみる」です。

かなり長編で、分岐も多いです。BADENDもあります。
大容量で有名(?)なトラウムブルグ7番地様の「Bye」に匹敵しそうなぐらいのボリュームです。
読むのにかけた時間は、本作の方が長かったのですが・・・(分岐もありますしね)

あらすじは、作成者様のHPより引用させていただきます。

-------------------------------------------------------------

大石智也はかつて生まれ育った街に戻ってきた。

………垣根花市。
7年ぶりに帰った街は、いわゆる超能力者―――
PSI ( サイ )の集まる場所へと変貌を遂げていた。

そこで智也が出会う、不思議な力を持つ少女達。

(二人三脚は、好きですか)
テレパシーでそんな事を尋ねてきた女の子。

(乱暴されて、ころされるみたいだったけど)
自らの未来を、そう淡々と予知した少女。

7年前の震災で、過去は全て失った智也。
複雑な思いで臨むこの地で、
彼はどんな物語を紡いでいくのか。

「ななつのユメをみる」
現在進行形で公開予定のこのお話、
しばらくの間お付き合いいただければ幸いです。

-------------------------------------------------------------

本作は#1~#7・「せかいかんそく」で構成されています。

読後、色々な気持ちが交錯しましたねぇ・・・
悲しい様な、切ない様な、それでいて希望が見える様な・・・
何とも言えない気持ちにさせられました。

また、本作後編辺りでは、目を覆いたくなる様な場面もあります。
本当に辛い描写・・・店主が主人公であれば、その場の人物は全員主犯格と同じ運命にしますね(怒)

物語は、主人公とヒロインの「心の」交流、また、回りの人達との交流が芯になって進行します。

ラストは、人によってはHappyEndとは捉えられないと思います。
しかし、店主は「HappyEndの始まり」と捉えました。

ヒロインは多分「今」を繰り返すのでしょう。
しかし、伝えられる事は以前の「今」とは違うと・・・
それにより、主人公の行動・考え方も変化し、「一可能性の未来」に向かうと・・・

全体的には少し暗い作風ですが、店主は好きでした。
健気なヒロイン、心に傷を持ちながら進もうとする主人公の物語です。
ご興味を持たれた方は是非、プレイしてみて下さい。