12月12日に重症心身障害児(者)病棟向けの勉強会に参加し、僭越ながら「理学療法士から見た呼吸とポジショニングの実際」という題で講義もさせていただきました!
新人向けとの触れ込みで、講義内容も新人向けにシンプルな物を用意しましたが、当日はベテランさんも参加していただき、大変盛り上がりました!
実際に入所中の患者さんにご協力いただき、普段行っているポジショニングも紹介しながら講義した為、全てを掲載する事はできませんが、一部スライドを抜粋して掲載させていだだきます。
当日の流れは基礎的な呼吸器の解剖を確認し、痰が実際にあると仮定して体位ドレナージ姿勢の選択を考えてみたり、ドレナージ姿勢を取るにあたってのポジショニングを実際の症例を紹介しながら一緒に考察しました。その後、自分自身で変形の強い患者様の姿勢を真似して、身体の一部だけが支持面にあたっている状態の辛さと、安楽な姿勢の為のポジショニングを実際に体験しました。
内容は概ね基礎的な事に限ってお話をし、まとめはあえて「相談しましょう」という形で締めさせていただきました。看護師と理学療法士と学生自体から学んでいる内容は変わり、倫理観の解釈や知識、普段の業務内容も違うため、一度の勉強会でその差を埋められる訳もありません。特に今回は新人さん向けでもあったので、
・相談しやすいきっかけを作る
・次の出勤で試してみようと思える
内容にしようと思いました。今回の勉強会が成功だったのか失敗だったのかはせめて数か月経たないと判断はできないですが、病棟とリハビリテーション科がコミュニケーションを取りやすい環境づくりの一助になれればと考えています。
PT(G1)
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