みなさんこんにちは。
毎日厳しい寒さが続いていますが、いかがお過ごしでしょうか?
今年の冬は、各地で平年を超える大雪となり、通年では雪が積もらない地域でも積雪があると伺っています。去年に続き、慣れないことばかりで、大変な時代ではありますが、みんなでこの難局を乗り越えられたらと思っております。
さて、今回は実際に作業療法で紹介し、自宅で導入となった介護リフト「スマイル」について話したいと思います。スマイルは、トイレやベッドの移乗動作を手助けしてくれる機器で、女性や高齢者、腰痛持ちの方でも、わずかな力で持ち上げ、移乗させることができます。
今回導入にとなったケースは、ベッドから車いすへの移乗に介助が必要なものの、介護者である奥様は高齢で被介護者であるご主人を支える力や介助に対しての自信がなく、在宅復帰後の生活に不安を抱えていらっしゃいました。
そこで、1か月程度スマイルをレンタルし、実際にご主人や奥様に使用してもらいました。
最初は操作方法に不安を感じていらっしゃいましたが、練習を何度も繰り返すにつれ、奥様からは、「これなら私でもできそう」と徐々に自信がつき、ご主人は使い慣れていない人でもスマイルの操作方法を教えることができるようになりました。
家屋環境の問題で、目標としていた自宅トイレでの排泄はできませんでしたが、スマイルを使用することで、ポータブルトイレで排泄することができるようになりました。
今回、同じように移乗で悩まれているご家族が多いのではないかと思い、スマイルを紹介させていただきました。すべての方が適用となるわけではないため、スマイルを使いたい場合は、まず福祉機器業者やリハビリ担当者に相談してみると良いかと思います。
株式会社ウェルパートナーズ
http://www.wellpartners.co.jp/smile.html
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