DynoTechnologyの一日

吸気系のコアな情報&日記もどんどんアップしていきますよ~~!!

09R1のお客様のコメントを別に載せさせていただきました

2010-01-26 16:52:03 | インポート

使用はノーマルマフラー・ノーマルエアークリーナー仕様です

先日はお世話になりました。
『燃費向上』という命題はあれど、基本的に『パーツ交換後の調律』というイメージが強いサブコンを、全くノーマルなままのバイクに装着して効果があるのか?という気持ちもあったのですが、
結果からいえばそれは間違いなくYESです。
 今回は『燃費向上』が狙いなので低回転を絞っていただいたのですが、
そうすることによってエンジンを革新した'09R1特有の、『低回転でのシビアすぎるスロットルワーク』が程よくダルくなり、
むしろこのエンジンの低回転特有の『ゴリゴリとしたダイレクトな回転挙動』が更に際立って感じられるようになりました。

 この『味付け』という視点でいえば勿論、開発の方々がノーマル状態で、
『革新の特徴を見せつけた上で、従来車種との違和感が少ない方向性』
を探って頑張ってくれたんだと感じるところはあるのですが、
むしろ都心の街乗りや細々とした見通しの悪い峠道などではちょっと演出に頑張りすぎて敏感になりすぎているきらいがあって、
『もうちょっと攻めたいんだけれどもスロットルが敏感すぎて難しい』。
結局Bモードで走らなければいけないのが'09R1乗りのジレンマだと思うのですが、
パワーコマンダーVで低回転をマイナス補正して急激なトルク変動を多少抑えてやることで、
非常に扱いやすくなり、小さな峠道でも思い切りスロットルを開けていけそうな特性になりました。

 勿論ノーマルの、敏感かつ軽やかなスロットルレスポンスが'09R1の旨みでもあるので、決して『全てに良くなった』とはいえないのですが、
私がここで感じたのは、
固定観念で考えていた『車種特有のエンジン特性』というものが、こんなに簡単に自分好みに調整できるということ。
 最高の性能を狙った『一つの答え』を追うチューニングというよりも、乗り手個人個人が自分が一番『乗って気持ちが良いと思えるエンジン特性』に煮詰めることが出来る、
パソコンで例えれば、
サスやエンジン、マフラーやシャシーに手を加えることはパソコンのハード的なスペックを変更/強化することに似ていると思うのですが、
サブコンチューンはむしろデスクトップのテーマ、
ステータスバーの色やマウスの速度、壁紙やお気に入りファイルを設定して『自分好みにできる』。
『ナンバーワンよりオンリーワン』を求めて手軽にセッティング変更が出来るという方向性に、新しいバイクとの付き合い方を感じさせられました。

 燃費等、ある程度距離を走った際の変化のデータは季節柄なかなか捗らないのですが、
今は『このバイクをもっと自分好みに出来る』という部分に物凄く欲が出てきてしまい、暫くは夢中になれそうです

自分が書くよりお客様にコメントを書いていただいた方が上手にに表現してもらえそうです

引き続きモニター募集中です