居間の東窓のグリーンカーテンを今年は”アサリナ”という植物で作ってみることにしたのだが、どうやらこれは失敗に終わりそうである。 「アサリナという植物で」と記したが、何しろ聞いたことも見たこともない植物なのでそう書かざるを得なかった。
そもそも事の発端は妻が生協のカタログに「グリーンカーテン用に適している」という記載を見つけたことだった。 以前はゴーヤで、昨年はアサガオで作ったグリーンカーテンを今年はどうしようかと思案していた矢先のことである。 新しいもの好きの妻がそれにとびつき「これでやってみよう」と言いだした。 我が家はいつも”婦称夫随”でことを進めているので今回も「それでは」ということにして種を買った。 生協から届いたのはケシ粒のような種が十数個とピートモスで作られた播種床がセットになったものだった。 このセットを使っての「播種と芽生えのあれこれ」については以前、5月10日付のブログ 「すごく小さな命」 に記したような次第である。 そして、発芽した芽を”ポット苗”にし、所定の場所に定植する段取りになったころからどうも様子が思わしくなくなってきた。
バットの播種床に出た芽生えは10本ほどだったが、ビニールの育苗ポットに移植出来たのは6、7本だったと思う。 なにしろ本葉が出るまで”面倒を見る”のに苦労した。 3,4本は芽は出たものの本葉が出る前に消えてしまった。 なにしろ種がケシ粒ほどに小さかったように芽生えも小さなものだったので水やりにしても苦労した。 芽が出たピートモスのバットには底に穴というものが全くなかったので灌水の加減が難しかった。
ともあれ、ポット苗にしてしばらく様子を見ていたが何時まで経っても枝葉は小さくてパッとしない。 今月初旬の終わりころ”どうにでもなれ”という気持で自然生えのアサガオの間に定植した。 そして2週間ほどが経ったというわけである。
予定どうりにいけば、今頃はアサリナの蔓が4,5本支柱を巻き登っているはずだったのだが、グリーンカーテンが出来るはずの場所には南の端にゴーヤが1本とそれから北向きにアサガオが6,7本並んで蔓を伸ばし始めている。 ゴーヤは買ったものでアサガオは去年出来た種が自然に芽生えたものである。 ゴーヤ1本は”アサリナ”がどうなるか判らなかったので安全のために1本植えていたもので、もう1m以上になっているし側枝の分岐も順調である。 アサガオは自然生えなので種類もいろいろで、去年つくったもののどれがどれやら今のところ判らない。 なにしろ自然交配の実生苗なので去年のようなチャンとしたカーテンになってくれるかどうかも判らない。 そして、肝心のアサリナはその中に混じって未だ蔓の先がやっと認識出来る状態と言ったところである。 本数も2本に減ってしまった。
ゴーヤが大きくなってきたので昨日例年のようにネットを張った。 ゴーヤは今月の内にはネットにとどくと思うが、後どうなる事やら、、、。 アサガオだけでも去年の勢いを見せてほしいと願っている。