お母ちゃん、質問があるの

「お母ちゃん、あのね・・・今朝ヘンな臭いがする所に行ったの」



「うんうん、でも、夕方には帰って来たやろ？」
「でもね、痛い注射されてね、キャンって泣いてしもたの。そこから、物凄く眠くなって・・・・気が付いたら、夕方やったの」



「それはね『麻酔』なの。フクちゃんはオカマになる手術したのよ。フクちゃんは、それしなかったら、将来誰かのパパになるかもしらんやろ？お母ちゃんは、フクちゃんはいつまでも可愛いだけのフクちゃんであって欲しいのよ」

「そうなの？マスイって、こんなに体がだるいものなの？」



「そうよ、元気印で家では『悪魔ふく』と言われているあんたが、そんなにぐったりしていると、可哀そうやら、おかしいやら、くっくっく傷口を舐めたらアカンから、病院着を着ているのよ。そしたら、胴回りが細くて、頭がでかいのが余計目立つね、ぐふふふ・・・・」



「うーん・・・ぼくちん、何が何だかさっぱり分からないけど、明日は、、この服脱いでもいいの？」

「傷が治ってたら、脱いでもいいよ」
「やった！早く明日になるように、もう寝るよ、お休み
「はいはい、おやすみ～。明日にはきっと元通りのヤンチャふくになってるよ」