長老さんのこと

ブラックタンは、16～17年前に我が家に最初に来たダックスフンドである。

特にダックスが好きだった訳ではなく、娘曰く「ペットショップで一目ぼれ」をしたんだそうだ。

（でも、そこからは、ダックス一筋だけど）

若い頃は、それはそれは美しい毛並と利発そうな顔で、私達の言う事も良く理解していた。
悪さをした記憶は殆どない、おりこうサンだった。

しかし、誰でも年を取る。

段々出来ることが少なくなる。

目が白くなり、三半規管がダメになったとかで、真っ直ぐ歩けなくなった。



日がな一日、自分のパオで眠り、トイレと水飲むだけは、「よっこらしょ」と起き上がって行く。

まっすぐ歩けないので、直線だと数秒のトイレでも、数分かかる。戻って来る時も、無駄にくるくる回るので、なかなか自分のパオ迄辿りつかない。

それでも、私は手伝わない。自分で出来る間はやってもらおう。


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どのパオも色違いで同じなんだけど、ブラックタンが、ずーっと寝ているので、ここが居心地良さそうに
見えたのかな。。。

フクちゃん、意地悪しないで、どいてあげて。