だっくす天国+わくわくハンドメイド

ダックスが好き、編み物も好き

お婆ちゃんと猫

2018年12月08日 | 日々の暮らし
近所のスーパーに行った(最近良く行くようになった)


今日は土曜日でもあり、スーパーセールなぞやっているので、余計ごった返していた。

いつもの洋装店、元モデルでした!そのまま80歳になりました!てな愛想の良い店主が一人でやっておられる。

スーパーの中でも買えるけど、クレジットカード使えるけど、ここは現金しかアカンけど、私は、勝手に店主に親しみを持って、ついつい足を運ぶのである。

さて、今日も、店主のセンスがうかがわれるようなステキなベストがあったので、お店にはいると、先客があった。

多分おみ足が悪いのだろうか、所謂買い物カートを押しながら、それにすがるように歩いておられた。

店主が、「ありがとうございます。これ(とビニール袋に入った衣類?を差して)手に持ちはるのん、それともカートに入れようか?」

「ああ、カートに入れてんか」とおばあちゃま。

ちらっとカートを盗み見ると、スーパーでどっさり買った物の一番上に、何やら、白い毛皮のような、猫のような、マルチーズのような白い物が入っていた。

店主はその上に(多分)衣類の入ったビニール袋をぎゅうぎゅう詰め込んで、ファスナーを閉じた。

「うわ!あれ、生きてるの?なら、あんなに押し込んだらアカンやん。いや、ぬいぐるみ?」ワタシはドギマギして、でも黙ってお客さんが出て行かれるのを見送った。

次私の番で、表がナイロン、裏がフェルトでしかもリバーシブルのジャケットが1080円だそうで、「桁間違ってませんか?」と聞く位良くできた作りだ。

こんな物をこんな値段で買えるなんて、もう、エル ロデオは卒業じゃ~!

「あの、前のお客さんですけど、カートに猫ちゃん入れてはったのですか?」

「ううん、あれはね、ぬいぐるみ。淋しいんですって。ホンモンは飼われへんからねえ、ぬいぐるみにしたんやて、よう出来てるやろ?」

「ほんまに、私生きてるかと思いましたもん」

マジで、あれだけ精巧にできるなら、フクちゃんじゃなくてもぬいぐるみでもいいかなと一瞬思った。

それにしても、家に置いておくのではなくて、連れ回すかぁ?