医クメン・たきいです。

若手医師の育児奮闘記。イクメンになります。医クメン!

「俺が看てるから散歩いってきなよ」

2024-02-18 22:26:26 | 1ヶ月

「最強」の義理のお母さんが東京にお帰りになりました。不安定な産後の夫婦ふたりと新生児をかなり支えてくださいました。本当にありがとうございました。お義母様には頭があがりません。

最初の正念場到来か……! 医クメン・たきいです。




育児記録アプリには電子カルテみたいなこんな便利なアプリがあって、夫婦のスマホで共有できます。今気づいたけど、スクショするとこどもの名前が隠れるようになっている。すげぇ。

仕事で疲れて帰ってくると、息子の夜泣きにすら気づかず爆睡、妻が気を遣って息子を別室に連れて行って夜間のおむつ替えやミルクあげをしてくれるという早速ダメ夫っぷりを発揮してしまっております。

これまで当直だってオンコールだって幾度とやってきたし、世間のパパの中では夜起こされる耐性はあるほうだとは思うけど、どうして息子の夜泣きを気づけないのか……。実質的に「毎晩家庭内当直」みたいになっている妻には本当に感謝です。

とはいえ、甘えてばかりもいられないので、休日に言ってみました。


「俺が看てるから散歩いってきなよ」


……実力を超えた安易な発言、大丈夫か???

これまでの経験的に、妻の1日の歩数と妻のメンタルの安定さは比例することが示されているので、これをクリアできると我が家としても一歩すすめそうです。がんばれ、俺。壁は高いほど燃える!

妻「えぇ~いいの?」
たきい「準備して行ってきな!」

……おむつ替えはまだやらなくて大丈夫そうで、ミルクあげも難なくクリア。いい感じ。先述のアプリに記録もします。げっぷもしてくれました。よし、あとは寝させておこう!一丁挙がり!と思ったら事件発生。

しゃっくりが止まらない――

内科医としても確定診断がつけられないことも多い「吃逆」ですが(卒後3年目くらいのときにいろいろと勉強したことがあるけど原因不明のことが多かったハズ)、迷った挙句に新生児に初手胃カメラオーダーというわけにもいかないので……、そもそもここ家庭だし、、、


わからん!


助けてGoogle先生!ということでググってみたところ、

「そもそも乳児はげっぷしやすい」
 >なんとなく納得
「ゲップをさせよう」
 >もうしてた
おむつを替える
 >……まじ!?



めちゃめちゃおしっこしてるじゃん



ごめんよ気づかなくて。
おむつを替えてみたらしゃっくりも止まりました。
またひとつ学びました。

「こんな時間にその相談しなくても……」なんて患者さんやそのご家族に陰性感情を抱いてしまった研修医の頃をふと思い出してしまいました。
育児はド素人な私とはいえ、一応医師免許は持っています。それでもその最中は不安でした。たまたま今回は自分で解決できたけど、健康問題が未解決だとだれしも不安になるものだなと、心で感じたひとときなのでした。

我が子ほどのスピードではもう成長できないけれど、一緒にいろんな側面で成長していきたいと思っています。




(呑気にブログ書いていられるのも寝がえりもしない今のうちだったりして、なんて思っちゃった人(笑))
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沐浴が難しすぎる件

2024-02-04 21:14:56 | 0ヶ月
育児において「最強」の呼び声が高い義理のお母さまですが、日曜日の昼下がり、「子供みているからふたりでカフェに行っておいで」という「神」の一声が。

ありがとうございます……!!!

お言葉に甘えてJ-OSLERや学会発表に要するパソコン関係の準備で、子供のいない時代にこれまで幾度となくお世話になってきたカフェに行ってきました。夫婦でゆっくりお昼も食べられて、溜まっていたパソコン作業系もこなせました。

……リフレッシュ!! 核家族世帯には家族の援助ほどありがたいものはありません。我が家は恵まれていると思うけど、育児問題の根深い問題にも少し気が付いてしまった気がします。医クメン・たきいです。



新生児育児の難関作業のひとつが「沐浴」。
そもそも「沐」ってなんなん?と思って、ググってみると、

「沐」は洗う、髪を洗うという意味の字で、風呂屋で客の世話や接待をした湯女に通じる。

というちょっとエッチな資料がヒットしました。ビバ江戸時代。ここでは深入りはしないでおきます。

さておき、この沐浴が難しい。

1回目。妻と2人で。お湯がちょっと冷えていたらしく、ベイビー少し悪寒。やべぇ。
2回目。義理のお母さん監督のもと施行。

「あ、ちょっと私変わりますね」

なんだか初期研修医のときの「何もできない感」を思い出しました。
CVが入らず取り上げられたり、内視鏡で咽喉頭を超えて食道までたどり着かずに呆然としていたあの頃のよう。がんばれ研修医。

そして3回目の今日。同じ間違いは繰り返していられません。

いきなり「人」じゃなくて、「シミュレーター」というのは医学に限らず、育児でも大事なことで、
我が家のぬいぐるみ(ちーちゃん)を用いて、予習してみます。教えてください!!



義母「頭を持つというより、首のあたりを持ってあげる感じですね。背中にそわせると赤ちゃんは安心します」

なるほど……

▲義母撮影、パパによる3回目の沐浴


はじめて、気持ちよさそうな顔を見せてくれたね///

1、2回目はギャン泣きだったから。
ちょっと感動して、息子と一緒に成長しているパパなのでした。
明日もがんばろう!





将棋の渡辺くんを読んで、ぬい好きを公言してもいいかなと思えた人(笑))
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産後の救世主! 義理のお母さん!

2024-02-03 23:59:59 | 0ヶ月

この前の当直は忙しく、ひさびさに眠れませんでした。ちょーひさびさにカフェインマシマシ系のエナジードリンクを飲んで、17時までがんばりました。定時にあがれてよかった。帰ってきたらミルク対応などで十分に眠れていない妻とベイビーがお出迎え。医クメン・たきいです。


▲当直明けで顔が疲れている31歳内科医と生後1週間の新生児の図

『育児・介護休業法』が改正になって、現在では「産後パパ育休制度」があらたにスタートしています。“医クメン”になりたいご覧の先生はぜひ調べてください。平成生まれの私たちがまず動き出さないことには、医師業界は変われません! 4月以降は私も宮城県保健福祉部のご厚意ならびに関係各所のみなさまのおかげで育児休暇をいただけるのですが、3月末日までは勤務先の人員不足の関係で、「産後パパ育休」はとらずに普通に働きます。


……とはいえ、産後の母体のダメージというのはなかなかなものなようで、

「会陰切開のダメージですわると痛い、屈めない」
「眠い」
「わぁ~」



という感じの妻。授乳後はソファーに一緒に寝込んでおられます。当直明けの日は私も体力的メンタル的に余裕がないので、危うく一触即発なのですが、そんな我が家に救世主が東京からやってきてくれました。

義理のお母さん!!

母と娘の関係だから、妻はかなりリラックスしてくれるし、何より4人の子育てをこなしてきたプロ中のプロ、少子高齢化社会に立ち向かうニッポンの国宝的存在です。

本当はパパが頑張らないといけないであろう、掃除洗濯食事などすべてやってくださっています。ありがたや……。神……。

夕飯の鍋もおいしくいただいて、私の好きな精肉店まで買い出しにもいっていただいておりました。冬季限定鶏団子最強……。

……起きたら次の日の朝でした(笑)。3時間おきのミルクあげは妻が頑張ってくれましたが、夜泣きには全く気が付かなかったわたし。

このままで医クメンになれるのか……?





(義理のお母さんから「お医者さんなので知っていると思うけど……」と教えてもらう子育て知識が全部初耳な人(笑))
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