どう描き始めようかと迷ったり、
濁った色になって困ったり・・・
ここまで仕上げるのに、いろいろ悩んでいました。
でも、真ん中の黒い木をイメージした形ができると、
一気にタッチに勢いが出てきました。
まるでSFの1シーンのような空にも見えますね。
臨床美術は、必ずどこかで右脳モードに入るスイッチがあるように感じます。
だから、最初から全開右脳モードでなくても、大丈夫なんですね。
最後は、みんな素敵な個性的な作品に仕上げてきます。
鑑賞会では、皆さんがそれぞれ素敵と感じているところを話していましたので、
気づかなかった自分の絵の良さを再認識することができたのではないでしょうか。
笑顔で鑑賞会に参加していたのが印象的でした。
こちらは、薄いトーンがとても素敵です。
画面をよく見ていただきたくて、大きく載せています。
これは、絵の一部です。
私は、加賀友禅の着物を連想してしまいました。
左上のうろこ雲のような部分にも、右下の柔らかい空気感のような部分にも
それぞれ意図があるようです。
思いのこもった作品に仕上がりました。
いつも楽しかったと
教室が終わった時、感想を話されていきます。
その笑顔が私にはとてもありがたい励ましになっています。
七時雨山に登られた時の、強い思いが残っているあの空。
私にもその時の感激が伝わってくるようです。
一番思い出に残っている空は、
まるで星のシャワーを浴びているような
素敵な星空だったそうです。
星がとても近くに感じられて、
夜なのに星の輝きで明るいのだそうです。
水彩画は久々だったそうですが
思う存分描くことができたのではないでしょうか。
みなさん 参加してくださってありがとうございました。
アートプログラム名 思い出の空