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【現代思想とジャーナリスト精神】

『報道特集2022.3.26』の鋭敏な時代感覚

母親がこどもに抱く愛情は父親には及ぼすことのない深いもの。その母親がわが子の命を絶つ。余程追い詰められてのことだ。姉が千葉県の旧電電公社社宅に住んでいたころに、夫も仕事で留守の時にふともしもこどもが・・と言った。母親の母性愛さえ破壊されかねない現代社会の砂漠化。


ウクライナの戦争の傷跡。情報戦で見誤らないために留意している。じかに金平氏が戦地に数週間滞在し伝える報道は、信頼している。現地ウクライナ人の苦境と戦争の爪痕はあまりに惨い。私はウクライナ国内の原発がどのような状態なのかが気がかりだ。そして悲痛なウクライナ人のうめき嘆き。

ウクライナ大統領の演説のあとの日本側の返礼。見た東京新聞でも、衆院議長の山東昭子議員のきわめて的をはずれた内容に、危機意識をもった多くの日本人、さらに世界の外国人。子どもの頃から聡明な声優俳優としても東映動画を愛好して見てきた。思わぬところであのようなことを言うものだ。


大震災の恐怖を忘れたい、旧庁舎を解体したいという町長の気持ちはわかる。だが地震にしても火山噴火が江戸末期も明治以降もあったと聞く。もしもそのような歴史の証言が保存蓄積していたら、と思う。火山と地震の列島日本。その記憶は国民に自然や災害への危機意識として歴史に生きる。

フラッシュバック、というのか。ひとは悲惨なこと強い衝撃を心の痛みとなることを自己防衛意識が働き忘れるような心理状態となる。ときおりそれが蘇る恐怖感。被害者が忘れることは大事なこと。だが歴史としてどこかに誰かが保存することも大事なことと思う。


「日米の首脳が広島原爆碑を訪問することは無意味」とはいわない。「過ちはニ度と繰り返しません」石碑に刻まれた言葉は問題となったことがある。大江健三郎氏は「加害者被害者を超えて人類の明日の主体のニュアンスがこめられていると書いている。アメリカの軍事戦略のしもべではない。

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