肉体の癒し

本日、大学時代の後輩Ｙさんからお手紙をいただきました。

同窓会関係のことではないようなので、何かなあと思って封を切ると、

そこには脳腫瘍になった後輩Ｔさんの病状のことが書かれてありました。

 

Ｔさんは私が大学に復学（３学年）したときの２年生でした。

もしも私が休学（２年間）していなかったら、大学でお会いすることはありませんでした。

彼は私の歌（愛の奇蹟）の大ファンで、

私が復学するのをずっと心待ちにしていたそうです。

休学期間中、先輩たちから愛の奇蹟をテープで聴かされていたそうです。

 

しかし、復学したその年は、大学で歌うことはいっさいしませんでした。

とてもそんな精神状態ではなかったからです。

彼は何度も私のところに来て、「歌って聴かせてください」と言いましたが、

ずっと断り続けました。

 

大学４年になったとき、彼は３年生になり、聖歌隊の隊長になりました。

そして、顔を会わせるたびに、

「聖歌隊にカムバックして！」と懇願され続けました。

休学前の２年間はトップテノールとして君臨？していた私は、

そう簡単に戻る気持ちにはなれませんでした。

しかし、彼は私のアパートまで押しかけて来て談判し始めました。

そして、とうとうＴさんの熱意にほだされて聖歌隊にカムバックしたのでした。

（この辺のいきさつはこれ以上記憶にありません）

 

そのＴさんが脳腫瘍だなんて。

どうしてなのか？と天に訊きました。

通過儀礼‥という言葉が帰って来ました。

数多くの過去世の自分自身が一度に押し寄せており、

カルマを清算するときなのだと言います。

一度に押し寄せてきているという意味は、『統合』という意味があります。

過去世の自分自身をひとつに統合しているときなのだと言います。

 

ヒーラーとして動かなくてはならない、と思いました。

ヒーリングというものをＴさんは受け容れてくれるかわからないけれど、

もしもダメでも歌をうたえることは出来ます。

「肉体の癒しをしてください」と天の啓示を受けてから、

いろんな方法で私の元にＳＯＳが来ます。

私はこのＳＯＳを大事に受け留め、

精一杯のヒーリングをさせていただくことと、

脳腫瘍に感謝の思いを送りました。