光のみちしるべ ~愛だけが現実~

私たちは皆、神様の子供。
内なる神の分光を輝かせましょう。
5次元の光のピラミッドがあなたを待っています。

たかが松、されど松

2007年05月22日 06時25分25秒 | 認知症介護
見事である。
芸術的なのである。
道行く人が足を止めて見上げている。
中には口をあんぐりあけて見上げる人もいる。
携帯で写真を撮っている熟年男性もいる。


何の話かというと、みちしるべ玄関口にある黒松が、
ここ2年間、全く手入れしていなかったために、
伸びに伸びて荒れ放題になってしまっていたのです。
これでは“人”を呼ばない家になってしまいそうです。
新規のご利用者様も玄関に入らず帰ってしまいそうです。

というわけで、事態を重く見た私はようやく重い腰を上げ、
植木職人さんに頼んで剪定してもらいました。
しかもその職人さんはご利用者Sさんの旦那様であります。
女性スタッフが、「かっこいい~」としびれるほどの、
今時の男性にはない、いぶし銀の風格があります。

朝の送迎から戻ると、すでに作業は始まっておりました。
ちらちらと男性ご利用者のUさんは、
家の中からその様子を何度も眺めています。
とても気になるようです。

「オレ、外へ行って、何か声でもかけたいなぁ」
と、またまた社長が留守なので気にしてくれています。
剪定中から通りすがりの人が足を止めて眺めています。
中には30分ほど眺めている人もいます。

朝から始まった作業はお昼過ぎに終わりました。
冷たいお茶を持っていくと、
男性ご利用者のUさん、Mさん、Sさんがこぞって玄関へ飛び出しました。
そして素手で剪定で切り落とした松を片付け始めたり、
松を見上げながら話し始めたりと、
その素晴らしい出来栄えを褒め称えておられました。

そして最後は、みんなで完成記念撮影会。
黒松の下で思い思いの表情で写真に納まりました。
これでまたひとつ、みちしるべ名物の黒松が復活しました。
目出度し、目出度し。

      
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