宮城教育大学演劇部活動日誌

宮城教育大学演劇部です。日々の稽古の様子や公演の情報をお届けします!年3回の定期公演を中心に活発に活動しています。

さよなら、プルプランタ

2016年12月31日 19時07分29秒 | #60「アスタと青の魔法」
こんばんは!
早いもので今年も残り5時間ほど。
いかがお過ごしでしょうか?
「アスタと青の魔法」制作担当のサトウこと、佐藤立樹です。


本日は「アスタと青の魔法」おしまいの更新です。
帰省した演出に代わり、まだ帰省していないわたくしが更新いたします。
少しばかりおつきあいくださいませ。


「アスタと青の魔法」、無事に閉幕いたしました!
それももう6日前のこととは、なんだかあっという間のことだったなあとぼんやりしてしまいます。

200人あまりのお客様にご来場いただき、(わたくしの知る限りでは)最多の数となりました。

思えば2014年、はじまりとなる「サンキチとミチル」を松島で上演したときは、今いるこの場所をまったくもって予想できておりませんでした。もちのろん。

あのとき体育館ではばたいた「青い鳥」は、2016年の夏、「アスタと青い鳥」という形でまた新たなステージへとわたしたちを運んでくれました。
そして今度はそのアスタが、ひとつの大きな魔法をわたしたちに見せてくれました。

200人のお客様は、そんなあゆみのしるしのように感じられます。
お友だち、家族、お世話になった方々、恩師、特別支援学校の生徒さん、いっしょに稽古をした中学校の生徒さん…。
みなさまの顔を思うだけで、なんだかきゅっとするきもちになります。
ほんとうに、ありがとうございました。

たくさんのお言葉をいただきました。
今もいただいております。
それだけたくさんの方々にご覧いただけたということが、まず心から嬉しいことです。
さらにおひとりおひとりが言葉をつくして何かを
伝えようとしてくださる。
幸せなことです。

たくさんのはじめてと挑戦の詰まった作品になりました。
これから、宮城教育大学演劇部がどんなかたちへと変化・進化・深化していくのか、ぜひ見守っていただければと思います。


そしてそして。



今回公演に参加した3年生5名は、今回の公演をもって部を引退となりました。
写真は左から音響オペレーターの相田、出演&照明の森山、脚本演出の成田、そしてわたくし佐藤です(もうひとり谷中は欠席のため不在)。


ひとつここを区切りとして、宮城教育大学演劇部はまた新たな旅に漕ぎだします。
いっしょに戦ってくれた後輩たちが、今度は矢面に立っていくのだなあと思うと、これまたきゅっとしたきもちになります。


本年もたくさんの応援やご支援を賜りました。
心より御礼申し上げます。
誠にありがとうございました。
どうぞ来年も、そしてその先も末永く、ご指導、ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。


またいつか、プルプランタでお会いしましょう!



せーの、



ありがとうございまし「た」!




良いお年を!




2016年12月31日
宮城教育大学演劇部
佐藤立樹



12月19日(月)小屋入り直前!

2016年12月19日 20時39分55秒 | #60「アスタと青の魔法」
突然ですがみなさんは、たくさんのバッタを一度に捕まえておきたいときはどうしますか?

バッタは口ではなくお腹にある穴から呼吸をしているので、頭から砂場に刺しておけば、逃げることも窒息することもないのだそうです!!

私はこの話を聞いてから、砂場に刺されたバッタのことが頭から離れません。

すみません、きのう12月19日(月)ブログ担当の鈴木梨花子です。



今回の舞台では私はたくさん走り回って遊んでいますが、夏の日、小学生たちとバッタを捕ったり鬼ごっこをして遊んだ日々が、この劇で活きている!と思ってバッタの話をしてしまいました。



この日は教室を使ってやる最後の稽古、ということでみなさん気合いも充分です。空も飛べそう!



衣装を作ってくれているスタッフさんです!
衣装を

作って

います!!
ありがとう、とても丁寧な出来上がりです!!


信号機みたいな配色の3人です。
黄色と青のふたりが私の先輩です。
ふたりとも仲良しで、この前は地下鉄が発車するまでずっと手を振っていました。
帰省する人みたいでした。


こちらのふたりも私の先輩で、私は彼らの歩き方が好きです。
自分の道を歩いている人だなあと思います。


きのうの演出さんと、話を聞くみんなです。
演出さんは最近、苦しそうな人を「うーー」で、何かいいことがあると「えへ」で表現します。

これからの本番、毎日「えへ」をねらっていきたいです…!

さて、いよいよ明日から小屋入りです。
この座組はとにかく人が多いので、集まるのにも一苦労、という時期もありましたが一緒にいられるのもあと少し!!

ずっと私の憧れでいてくれる3年生と、たくさんかけもちしながら支えてくれた2年生と、自由な風を通してくれる1年生、そんな宮教をかき混ぜてくれた客演さんオペレーターさんと、本番を迎えることができます!
とっても楽しみです。

みなさんのことを会場でお待ちしています!!ぜひおこしください!

12/18稽古日誌 tell me your story

2016年12月18日 22時10分47秒 | #60「アスタと青の魔法」
11月中旬〜12月頭にかけて3回風邪を引いた(せき・のど・はなコンプリート)ので、怒りのあまり寝床の毛布を2枚増やしました。あとスヌードも買いました。
お陰で最近はぬくぬくです。成田です。

『アスタと青の魔法』はいよいよ来週本番を迎えます。おかげさまで各回順調にお席が埋まってきております。気になりすぎて最近は一日に5回くらい予約管理ページを開きます。
金曜日13時の回がほぼ埋まりかけているので、ご予約の方はお早めに。

17日の稽古の様子をお届けします。


雪で遊ぶ大学生の図。
私は、四季の中では冬がいちばん好きです。冬は朝が最高です。雪の夜明けは、音が雪に吸われてしんと静かだし、空気も澄んでいる。
カーテンを開けて、ああ雪だなあと思いながら「雪かきしろ」の声を聞かないようにしれっと二度寝するのが高校までの冬のお決まりパターンでした。
仙台は雪が少ないから過ごしやすいかと思いきや、屋内にストーブが設置されていないことが多いので案外寒い。

今日の稽古は10-BOXにて最終通しの予定だったので、役者が早めに集まって公園で打ち合わせをしています。

打ち合わせをしています。
お説教ではなく、とあるシーンの練習風景です。

通しの様子です。
当たり障りなさそうな写真を選ぶのに苦労しました。

box-5を使っているとどうしてもとうほく学生演劇祭のことを思い出してしまいます。この緑の床。高い天井。とてもゆっくり点く水銀燈。
10-BOXはとても良いところです。『あなほりメリーの一生』も『止の糸』も『ノックスの密室』も、この10-BOXで上演されました。
そんなせんだい演劇工房10-BOXは、来年1月から3月にかけて改修工事が行われるようで、私たちの『アスタと青の魔法』は改修前のラスト公演となるそうです。

最終通しのあとは仕込みの説明。みなさん真剣な面持ちです。
場所もbox-5から2に移動しました。おとなりbox-1では仙台の劇団言言さんが上演中。稽古しているそばで本番が行われるなんて、ちょっと不思議な状況です。
20人超の人間が一斉に椅子に座るものだから、椅子が足りなくなって舞監の鈴木(り)が丸太に座るという事案が発生しました。
妖精さんみたいでした。写真ないけど。
そんな鈴木(り)ですが、舞台に立つと普段舞監の仕事をしている姿からは想像もできないようなアグレッシブさを発揮します。ぜひ見てほしいです。

続けて、18日の稽古の様子を。

え、えらそうだ。
行儀が悪い演出でした。
赤いやつが前出のスヌードです。
今日は連日の寒さもゆるみ過ごしやすい日和で、いつもより集中して稽古が行えたような気がします。
通し稽古を受けての返し稽古。稽古はいくらしてもし足りないといった感触ですが、そうは言っても時間は留まることなどないわけで。
稽古納めを明日に控え、ちょっと不安なような、手応えを掴んだような、複雑な表情の役者たちでした。

なんとかなるさ!の右手。
右手の持ち主は坂井ですが、彼、同期からは「ぱぱ」と呼ばれているそうです。お父さんっぽいからとか何とか。
確かに既婚者っぽい雰囲気はあります。

そんなわけで、昨日と今日の稽古の様子をお届けしました。



いろんなところに、チラシやカードビラを置かせていただいています。
みなさんのお手元には届きましたでしょうか?
『アスタと青の魔法』、いよいよ来週金曜からです。当日本番まで精一杯駆け抜けてまいりますので、どうぞよろしくお願いします。
脚本・演出 成田がお届けしました。

12/16 花金の夜はラーメン屋が混んでる

2016年12月17日 20時12分29秒 | #60「アスタと青の魔法」

こんにちは、今日のブログ担当の鈴木あかりです。
最近気づいたのですが、「〇〇食べたい」「やめて言わないで私も食べたくなった」シリーズで一番感染力があるのは、「ラーメン食べたい」だと思います。
私はいつもラーメン食べたいなと思って過ごしてるので、誰かと食事に行こうというときに「何食べたい?」と言われたときは、遠回しに「暖かい物食べたい」と言っています。
汁物からなんとか麺類を連想させようと模索してます。



今日は暖かい物が食べたくなるような寒い日でした。
私はストーブに灯油を入れるのが好きなので、誰にもこの仕事は渡さないぞって気分で稽古前に石油を注いでいたのですが、
続々とみんなが稽古場に集合してきた頃、演出さんがバーンっと勢いよく扉を開けて、

「バスが来る! プールに行かなくちゃ!」

と稽古場に登場されました。

小学生の頃、冬の日にポケモンのアニメを諦めてプールに行っていたそうです。

ちなみに私も小学生の頃、プール教室に行っていたのですが、
あまりに泳げなさすぎてずっとプールの縁にしがみついて寒さに震えながらうんともすんとも言わず浮いてました。
んで、毎回「情けない・・・こんな情けない自分なんて一生犬かきもできない・・・」ってブツブツいいながら、
終わりのシャワー泣きながら浴びていた怖い子どもでした。

そんな私に先生はいつも「あかりちゃん転んだの!?どこぶつけた!?」って声かけてくれたのですが、
「違う! 自分が情けなくて泣いてるの!」って言うの面倒くさくて、
いつも「頭ぶつけた」って嘘吐いてました。
そんな日々のおかげで平泳ぎで50メートル泳げますよ今は!



すみません、私のプールの話じゃないんです。

今日もシーン稽古でした。
ちなみにこれは、主人公の兄妹と魔法の国の露天商さんです。



可愛い小道具に「これ本番が終わったら買い取らせて」という役者も。
私は箱の奥にあるぺろぺろキャンディ狙ってます。
どうやって食べたらいいのか分からない感じの駄菓子がめっちゃ好きです。



稽古場に突如として現れた似顔絵屋さんです。
お気に入りの被写体があるらしく同じ人物を描いているのですが、「似てる!」」と大評判です。
その日の気分によってちょっとずつ絵の雰囲気が違います。
自由に木の絵を描いてごらん! みたいな心理テストみたいですね。幹が大きい人は自信家! みたいな。



今日のお気に入りの一枚。
舞台上でウクレレ演奏に挑戦する先輩です。
この数ヶ月、ずっとウクレレを背負っている姿が印象的でした。

なんやかんやで、本番まであと一週間。
今日紹介したのは全部オススメのシーンなのですが、私が要らないプールの思い出を語ったせいで、
あんまり紹介ができませんでした。

なので、ぜひ本番! 卸町の10-BOXでお待ちしています!

12/12 稽古日誌

2016年12月12日 12時48分57秒 | #60「アスタと青の魔法」
おはようこんにちはこんばんは!
今回のブログ担当もりやまです。
この日は朝から雪がふってて、ほんの少しだけれどつもってて、気分がふわほわあがりす、新雪に足跡つけるのが好きです。
雪国からのおのぼりもりやま、ようやく冬がきたーって気分です、コートだしました!


さて、この日の稽古のようすです。

朝からということで、身体をおこすとこからはじまります。
ラジオ体操して、ストレッチして、発声して。

身体がおきたらシーン練習です!

お部屋のなかで傘は危ない…?

からのやっぱりお説教…?

け、蹴られてる…!?(遠近法です、大丈夫です)

どんなシーンなのでしょう?
どんなことをお話してるのでしょう?


あと2週間もしないうちに本番です…!
みんなパタパタしながら、真剣にがんばって、でも楽しんで稽古に臨んでます。
たくさんの方々に観にきていただけたら嬉しいです!
よろしくお願いします!!


それではまた!次回のブログもお楽しみに!