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北方領土問題

2013-04-30 18:01:21 | 時事
安倍首相の外遊、邦ロ
この最新ニュースが少し気になったので触れます。
日ロ間には北方領土問題があります。
日本国民として、地勢的、歴史的に見ても
早期の4島返還を望むところです。
実現すれば、
現在住ロシア民の移住・移転費用捻出や受け入れなど
国家として、いくらでも行うでしょう。
また大義を重んじる国であると自認してますので
「返還されればコッチの物」と協力を反故にせず、
日本人の心理からはスッキリし、
経済協力も推進・活発化させるはずです。

現在の領土を占拠されてる状態は、
心情として、このまま
協力して仲良くしていこうという気になれません。

ところが、ロシア側の態度で気になるのは、
まず日本からの経済協力や技術支援などが真っ先にあり、
日ロの関係構築して密度高めてから返還、
というプロセスを以前から考えているようです。

つまり、望んでいる順序が両国違うわけです。

日本としては、我々を信じ返してくれ、という願いであります。
またロシア側のプロセスでは、
経済、技術支援をした後、反故(日本の国際影響力低下まで棚上げ、低下後は無視)
されるリスクがあります。
ロシアとしては、我々を信じ経済協力してくれ、
というプロセスで平行線だったのですが
歴史を見るとロシアを信じるのは中々、、、。
日本から技術と資金を投資したのち、
「プーチン政権は約束したが、現政権は約束してない」
と言われる可能性があります。

ところが実効支配されており、日本には奪い返す軍事力及び、
国際間で自由にふるえる外交力もありません。
この現実により、ロシアに返還する気があり可能性が大きければ
ロシア側に歩みよらざるをえないと思います。
また4島総ては、可能性が低いと思います。
なぜなら経済協力や技術援助は、
ロシア国民へのロシア政府の周知次第ですが
一時的な消費物扱いされたら最後であります。
(ソ連崩壊時の経済支援も、ただ消費されました)
歴史的経緯、日本国民としては、経済協力のみ、
これで十分大きな貸しとなるはずですし、
4島でなければ論外という識者様がいらっしゃることも
存じております。
だが相手が果たして行動するでしょうか?
国内問題ではないのです。
領土上の問題は、やはり領土関係が絡んできそうです。
かつてアラスカを売り後悔したロシアであり、
ロシア政府にもロシア国民の手前という立場があります。
また、日本は軍事行動により領土奪還を目指してません。
それに平和的に、という手段としては互い歩み寄らねばならないでしょう。
領土問題が、これ1つ、仮想敵国ロシアのみ、ならワタシ個人も4島に拘り
子孫に繋ぎます。
ところが複数国から日本の領土を占拠されたり狙われています。
返還され争いがまずは終る可能性もあると考えられるロシアとは、
やはり交渉すべきでしょう。

ワタシ個人の許容範囲は、2島返還+αが最悪ライン、決裂もあり、
それ未満は日本が弱体化しようと論外です。
(棚上げせず、ちゃっちゃと条約をソ連と結べばとっくに2島返還されていた)
1島返還や共同開発などでしたら、永久に粘着する材料にした方がマシです。
面積の狭い歯舞群島が戻り漁場が増えたところで、
敗北の事実と記憶がDNAに刻まれてしまうでしょう。
我々は人間という生き物であり、公平性を気にする性質的にも、
ロシアに敗北し中韓には強気、という路線は難しくなってしまいます。

ワタシ自身は、早期に3島返還 か 3島返還+α、を望みます。
交渉長期化し国力弱体し日本が後進国化していれば、面積を考慮した2島+αも
やむをえないかもしれません。
国力が弱体する前に、経済協力が反故にされる前に、
何とか3島確保して欲しいと考えております。
また、日本側としては不法に奪われたと感じているので、
全くの引き分けでは収まらないわけです。
それに他国も見ており、他や未来で起きるであろう領土問題まで
悪影響してしまいます。
本質、軍事力&外交力の差でこちらが折れようとも
(面積上では希望に沿えずとも)
そんな姿勢や態度は、自国民や他国に決して見せてはいけないわけです
(そのための+α)。
見せたが最後、不法占拠→経済協力→共同管理というパターンとなり
列島は、半世紀ごと縮小していくでしょう。

ゆえ、日本の利益になる+αが必要であると書きました。
αがどうなるか固まってませんが、個人的には
日本国民に理解しやすいようなシンプルかつ大きな利益を望みます。
目指してほしく我々一人一人も目指すべきは、
引き分けでなく、引き分け以上であり
国際社会の見方によっては、日本が優勢だったという交渉結果です。

最後に。
言い訳の記事を書くのも嫌なので。
個人的には、ロシアが約束を守ることを疑っています。
疑わしいのであれば、4島返還に戻り平行線でも構いません。
それに、敵と認定すれば塩を一切送るべきでない。

ただ、北方領土はワタシが子供の頃から既に問題になっており、
あれから”何一つ”解決も前進もしてないわけです。
4島に拘り平行線を目指すのであらば、数世紀を超える単位で、
世界史から日本かロシア、どちらかが壊滅か消滅するまで粘る覚悟が必要です。
その覚悟が本当に主張者におありでしょうか。
それともロシア弱体化を長期で待ち、時の国際批判を受けようと
軍事奪還する気概をお持ちでしょうか。
「平和的にやれ」「4島以外認めん」「決着しろ」
難題を提示してる自覚はおありでしょうか?


今回、日本国という国家はロシアを信じるようです。
日本国といっても決して安倍総理1人ではありません。
多くの日本人がロシアと交渉する気です。
結果も見ず最初から、国家が行うこと総て反対なのであらば
クーデターか移住しかありません。
TPPと構図は違います、とはいえ安易に応援しても失望するかもしれません。
なら結果が見えるまで見守る、というのは日本国民にとって必要であると
ワタシは考え、見守ります。
(今回もロシアは日本の資金と技術が欲しいだけで、
表向き仲良くできた結果であったとしても、
いま関係悪化国を増やすことはできません。
中ロが共闘せず遅滞させるだけで、交渉トライした価値はあります。
ゆえ投じる時間や資金が全くムダであるとワタシは思いません)

※初回の投稿では、誤記や文脈不明瞭がありましたので、
 修正を幾つか入れてあります。
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