無法地帯

　最近、ちまたで流行っているトイレトレーニングですが、

　（いや、ただ単にセガレと同級生のお子さんがいるブログをよく読んでるせいですがね）

　ニコス家では進まず、です。

　一応、トイレに補助便座を置いてたまに座らせたりオシッコやウンチをしてそうな時に「チッチした？」と聞いてみたり

　しまじろうの絵本やオモチャで教えたりはしていますが本格的なトレーニングはまだしてません。

　そして近日開始予定！というわけでもありません。

　セガレはウンチをしたらお股を押さえて「チッチ、チッチ」と言うようになりました。

　ＮＨＫの「いないいないばぁ」の中でうーたんが歌うチッチの歌で勘違いして覚えたようです。



　バイトを始めてから週３～５日、ばぁばの家で過ごすセガレですが

　先月のある日、実母が「セガレ用のイスを買ってきて。」と言ってきました。

　セガレはテーブルの前で正座？中腰の状態か立って昼食を取ってました。

　「食べにくそうやし、お腹が満たされてきたら動くから・・・。」

　そりゃそうです。言われるまで用意しなくてゴメン。

　それからは食べ終わるまでイスに座って食べてるそうです。

　セガレは実母宅では言うことをちゃんと聞く子らしく、

　３段の引き出しの一番上はダメ！と教えたらそれ以後まったく触らず残りの２段で遊ぶそうです。

　観葉植物やメダカ（なぜか飼っています）も最初は触ろうとしたらしいのですが

　何度か注意したらもう触らなくなったそうです。

　実母はダメなものはダメ、危ないことをしたら厳しく叱ってるそうです。



　そしてセガレにとって無法地帯である義親宅はといえば・・・

　義父の仕事場に入って出来上がった商品を散らかすわ、商品に縫い付けるタグはバラまくわ、

　ダンボールを出してきて滑り台のように滑ってるわ、

　仏壇の前で「チーーーーン！」と遊ぶわ、食器で遊ぶわ、やりたい放題です。

　「叱るときは厳しく叱って。」と義母には何度も言ってますが

　「いーねん、いーねん。」の一点張り。

　我が家は液晶テレビなのでブラウン管やプラズマに比べて画面が丈夫ではないので

　テレビの画面を触ったら注意しているのですが、同じテレビの義親宅ではセガレはバンバン叩いてます。

　「セガレ！ダメよっ！！バンバンしたらアカン！！！」

　と義母の前で叱ると、一瞬手を引っ込めようとしたのに

　「いいよ～、いーねん、いーねん、なぁ、セガレ！」

　と義母が言うのでセガレも叱られたことをすぐに忘れてまた叩きます。

　こういう場面に出くわしたことは何度かあるので「よくない！」と義母に反論したこともありますが、

　なんせ人の話を全く聞かない人のくせにたまに聞いたら反論だった、とわかると逆ギレするタイプなので

　これ以上言えないのが困ったちゃんです。（誰が？どっちが？）



　こんな感じで過ごす義親宅ですが、昼食は実母宅と同じ状態で食べていると思われました。

　それか猫のオモチャ代わりのダンボールで作った台があるからそれに座らせているのかな？

　どっちにしても義親宅にもイスがいるナァ・・・。

　「なぁ、お義母さん、セガレ用のイスを買って持ってきていい？」

　と聞いてみました。すると

　「なんで？」

　と予想外のクエスチョン。

　「え・・・、だってセガレ、ある程度お腹いっぱいになったら動くやろ？

　いつまでも正座して食べてるのも、なぁ・・・？」

　と答えましたが、義母、明らかに私の答えを聞かず話を始めました。


　「そうよー！ちょうど今日、あの人（義父）にそんなこと言われてん！！」


　「え？なにを？」


　「『そんな食べ方させてたらクセになるから止めささなアカン』って！！」


　詳しく聞くと

　義母は昼食の準備をしているとたいていセガレが寄ってきて出来上がったのを

　ちょこちょこつまみ食いさせているらしいのです。

　昼食が出来、３人で食べ始めてもセガレは座るどころか一口食べたら部屋を一周走ってるそうです。

　そして戻って一口食べてまた走るそうです。

　そんな食べ方で昼食が終わるらしく、昼寝に入ると昼食終わりっ！って感じらしいのです。

　ってことは・・・


　11時半～13時半ぐらいまでダラダラと食べているようです。


　そして想像ですが、お菓子も見えるところに置き、セガレが要求したらいつでもあげ、

　要求していなくてもあげたくなったらあげている感じです。


　そして義母、義父の言葉に


　「そんなこと言うんやでー！まだ１歳やのに。ほっんまにあの人はっ！！」


　とキレ気味。

　「でも、私もそう思うよ。１歳とか関係ないよ。ちゃんと座らせて食べさせてほしい。」

　と言う私の言葉はまるっきり聞かず


　「そんなんな、今は起きてる時はずっと遊びやん。ご飯食べるのも遊びやん。

　それを食べるときは座りなさい、とかそんなかわいそうなことしなくてもいいと思わん？？」


　「思わん・・・。うちでは必ず座らせているし、ベルト抜け出してイスから出たらその時点でご飯終わりにしてるもん。」

　と言う私のことばはまるっきり聞かず


　「せっかく楽しくセガレが食べて、走って遊んで、また食べて～ってやってんのに、

　あの人、そんなコト言うんやで！！」


　「う、うん・・・でもちゃんとご飯はご飯で食べさせてから遊ばせて欲しい・・・。」

　と言う私のことばはまるっきり聞かず


　「どうせ家では縛り付けて食べさせてるんやろ？ココでのご飯ぐらい好きにさせたいやん。」



　「・・・・・・・。」



　「それやのにあの人はそんなコト言うんやでーー！！」


　と終始、義父にキレてました。

　私の反論はもっと長くキツく言いましたが、なんせ義母はほとんど聞いていなかったので

　私にキレることはありませんでした・・・。


　その夜、ダンナに話すと

　「預かってもらってるしな。」

　とあきらめろ、と言わんばかりの返事でした。

　そりゃそうです。義母に距離を取ってるのはダンナ。それは義母のこんな性格を誰よりも知っているから。

　「そうよな。イヤなら私がバイト辞めるしかないもんな。」

　
　その翌日、実母にこのことを話すと

　「そりゃ仕方ないわ。諦めなアカンわ。どう上手に言ってもやってくれへんやろ？

　バイト辞めるか大ケンカするかどっちかしかないもんな。」

　う、うん・・・そうなんよ。誰がどんなに説得しても自分のやり方貫く人やから。

　義母の近所に住む親戚との付き合い方や義母の性格、そして私の性格を考えると


　大ケンカする≒縁切る


　になりかねないもの。



　トイレトレにご協力お願いします、と言ったら実母も義母もやってくれると思います。

　実母はきっと私が言った通りにしてくれるでしょう。

　自分のやり方をやりたいなら私に先に聞くでしょう。

　でも・・・義母は・・・。

　そして義父は・・・


　床に転がっているウ○チを踏むに違いない。

　


　あ～ぁ、トイレトレは来年でも再来年でもいーねんけど・・・

　無法地帯で過ごすセガレが心配。

　バイト辞めずに預けるのを止める、ってできないし。（コレしたらさらに逆上するで）

　トイレトレどころか食事習慣トレすらできないニコス家です・・・。



　バイト辞めたら？って？？