最近釣りをしようと企んでいます。
少し前に山に行くことがあり、そよそよと流れる清流に見とれていました。
最初は川原の石ころや流木を見ていて、
「これは水槽に入れて・・・いやいや、川原の石ころには霊が宿ってるなんて話が・・。」
「お!この流木はプレコに・・・ヒィ!なにこのエタイの知れない虫たちはっ!!」
そんなアタイをわき目に、すぐそばで魚釣りをしている人がいました。
そう、西洋毛ばり遠投釣りです。
この辺りではアマゴが釣れるらしいんですが、釣りよりそのシチュエーションに一目惚れでした。
透明度抜群の清流。
様々な鳥のさえずりが聞こえる周りの山々。
時々出会える野生動物。(なんでも熊もでるらしい)
などなど、自分もその自然と一体になるかのような錯覚に陶酔したいと。
エサ釣りの人もいましたが、それだと釣るのに夢中になってしまうようで。
別に釣れなくてもいいんです。
普段の日常を忘れて、ゆっくり時間を過ごしたいんです。
早速家に帰ってネットでググりました。
「ほうほう、毛ばりは自分で作るのが醍醐味か・・・。」
「なになに、素材は鳥の羽や動物の毛だって?動物愛護団体に怒られないかな。」
なにより形から入る自分としては、まずフライ製作からと思い、
早速”超初心者用フライ製作セット(自分で勝手につけた名前)”を購入。
「お、思っていたよりたけぇな・・・。」
製作道具を購入したことで満足したけど、よく考えたら材料が無いのに気づき、翌日購入に走る。
「げ、なにこの種類!しかもたけぇ・・・。」
「なになに、完成毛ばりが160円だって?」
「すでに数百個は買えるであろうお金を使ったな・・・フゥ。」
ちなみに思い立ったのが今月初めで、未だに釣りには行ってません。
どう考えても仕事の都合で朝早くから行くことはできずに、その時点で真剣釣師失格。
まぁ、釣りを言い訳に、自然と戯れに行くつもりで、暇が出来れば出かけようと思います。
一方で熱帯の魚を可愛がり、もう一方では清流の魚をハンティング。
ちょっぴり矛盾している自分を無視して、今夜も脳内フィッシング。