この際一番問題となる内部のデータの扱いについては、ディスク(HDD)を取り出して、物理的に破壊して一緒に処分します。
ディスクについては、ソフト的にランダムデータを書き込み復元できなくする方法もありますが、一番確実なのは、分解してプラッターを物理的に破壊することです。
3.5インチのHDDだと結構プラッターの破壊も大変です。
先日ノートパソコンの処分のご依頼がありました。XPのころのモバイルノートです。
必要なデータなどは、取出し済みであることを確認して、処分を行いました。
分解してハードディスクドライブ(HDD)を取り出しました。そのHDDが・・・なんと懐かしい1.8インチのHDDでした。
(60GB 4200rpm 厚み8mm)

上の写真は、今回取り出した1.8インチのHDDと、2.5インチ・3.5インチのHDDを並べたものです。2.5インチのHDDものよりも二回りほど小さい感じです。
今回のMK6006GAHは、カバーのネジ6個を外します。ネジは一般的なプラスネジではなくて、特殊なネジでした。
丸いシールの下にもネジがあります。

ネジを外してカバーを外します。

大きな円盤がプラッターなのですが、これを破壊します。今回のはガラス製でしたので、金づちで簡単に粉々になりました。
破片が飛び散るので、注意が必要です。
アルミ製のプラッターの場合は、粉々にはできないので、傷をつけたり、ペンチなどで曲げます。
昔、モバイルPCとして、Libretto L5を使っていました。確か1.8インチの20GBのHDDだったと思いましたが、XPのモバイルパソコンに省スペース化として1.8インチのHDDが使われていました。しかしその後、PCI-eのSSDがモバイルパソコン用に普及し、より小型化されているので、1.8インチのHDDは、見なくなりましたね。
