パソコンを立ち上げると・・・

Another instance is runningという画面が開き、中央に「構成システムを初期化できませんでした」と表示されています。
お客様に確認すると・・・ずいぶん前からパソコンを立ち上げると、必ず表示されていたそうです。
「OK」をクリックすると、メッセージは消えるのでそのままずっと使用していたそうです。
日本語では、別のアプリ?が実行中です・・・みたいな意味で、「構成システムを初期化できませんでした」という表示になるのでしょうか。
もしかしたら、セキュリティ対策ツールのバージョンが古いので出ているのかもしれません。
セキュリティ対策ツールを確認してみると・・・なんとVer6でした。すでにサポートが終了しており、その状態でアップデートしようとしても、「インターネットにつないでください」みたいなメッセージが表示されて、進みません。
現在はVer13ですので、おそらく5年前のインストールからそのままのバージョンのままだったようです。
時々このブログでも書いていますが、セキュリティソフトが入っていても、ソフト本体のバージョンが古いままで、サポートも終了してしまっている状態では、新しいウィルスやリスクに全く対応できません。逆にサポートが終了したセキュリティソフトが入ったままだと、Windows自体の動作に悪影響することもあります。
今回は、NTT西日本のセキュリティ対策ツールサイトから、ダウンロードしてインストール(アップデート)を行いました。
セキュリティ対策ツールをVer13にしましたが、再起動すると・・・やはり先ほどの「Another instance is running」という画面が表示されます。
どうもセキュリティ対策ツールが原因ではないようなので・・・ネットで調べてみました。いくつかの事例がありましたが、全く今回と同じ現象について記載しているサイトがありました。
http://nec-versapro-vy10a.seesaa.net/article/450137202.html
この記事と同じく「Web Companion」というアプリが、パソコンを起動すると立ち上がっていました。お客様に「Web Companion」をインストールし使用しているか確認しましたが、インストールした覚えがないとのことでした。どうも、無料のセキュリティソフトのようですが、今回セキュリティ対策ツールを最新版にアップデートしましたので、この「WebCompanion」は不要です。
記事を参考にアンインストールしました。
これで、シャットダウン、再起動を行いましたが、「Another instance is running」のメッセージは表示されませんでした。
メッセージの内容からして、「Web Companion」以外のアプリがインストールされている場合でも、表示されることがあるような気がしますので・・・「Another instance is running」=「Web Companion」がインストールされていることにはならない可能性があります。
お客様には、セキュリティ対策ツールは、たいてい毎年年末から年明けにかけて新しいバージョンが提供されますので、マメにバージョンアップを行うようにお願いいたしました。
