電話での確認では・・・電源は入るものの、英語で変なメッセージが表示されるそうです。
3年くらい前に、会計専用のノートパソコンを購入されて、初期設定や会計ソフトのインストールを行った記憶があります。
まだそんなに古いパソコンではないのに、ディスクが壊れたのかなと思いながら、お伺いしました。
電源を入れると・・・うん?英語で「時計を合せてください」というようなメッセージが表示されています。「F1」キー押下で、このまま続ける、「F2」キー押下でBIOS設定画面に移ると表示されています。
これは、BIOSの時計の日時がリセットされてしまったので、正しい日時に合わせればOKです。
なので、「F2」キーを押してBIOS画面に入り、年月日、時分秒を合せてから、保存して再起動・・・これで正常にWindowsが起動してきました。
お客様に確認すると・・・昨年の確定申告で使ってから、ずっとそのまま放置してあり、ほぼ一年ぶりに電源を入れたそうです。
ノートパソコンの場合、BIOS時計などの情報は、内部のボタン電池で保持されています。ボタン電池は、充電できるタイプ・できないタイプいろいろ使われています。まれにBIOS保持用のボタン電池を搭載していない機種もあります。
長期間ノートパソコンを使用しないでいると・・・BIOSの保持電池が消耗してしまいます。内蔵のバッテリーからも保持されますが・・・パソコンを使用していなくても内蔵バッテリーも少しずつ放電していくので、最後には完全に放電しきってしまい0%になってしまいます。
そうなると・・・BIOSの情報(時計も含めた)が保持できなくなり、リセットさせてしまい、初期値になってしまいます。
その状態で起動しても、BIOS情報がリセットされてしまっているので、まずBIOSの設定を促すメッセージが表示されます。
今回は、そのメッセージが表示されたと思われます。
前述のBIOSがリセットされた状態で「F1」キーを押して、そのまま続ける場合・・・Windowsは起動してくると思いますが、パソコン時計が過去の日時で大きくずれていますので、セキュリティソフトや自動起動のアプリの動作がおかしくなってしまう可能性があります。なので、「F2」キーを押して時計を合せてから、Windowsを起動するようにします。
まあ、一年間パソコンを放置しておくと・・・ボタン電池やバッテリーの消耗以外にも、Windows Update、セキュリティソフトのUpdateなどもずっと行われないままなので、時々パソコンを通電し、ネットにも接続してまめにアップデートを行うことをお勧めします。
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