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セキュリティ対策ツールのアップデート

セキュリティソフトネタが続きます。

3年くらい前にお伺いしたお客様から・・・セキュリティソフトのアイコンに注意マークがあって、クリックするとアップデートを促されるが、アップデートできない・・・ということでお伺いしました。

セキュリティソフトは、NTT西日本の「セキュリティ対策ツール」をお使いでした。

確かに、アイコンにマークが付いていて、クリックすると「アップデートを行う」よう指示されています。
指示に従いアップデートを行うと・・・「インターネットの接続を確認してください云々」というメッセージが表示されて終了してしまいます。
「セキュリティ対策ツール」は、NTTの回線でないとアップデートできないこともあったので、お客様に確認すると・・・回線は変更していない・・・とのことでした。

何気なくバージョンを確認すると・・・Ver.6でした。ちょっと古いなと思いながらNTT西日本のサイトで確認してみると・・・
なんと・・・5月24日で、Ver.6のパターンファイルの提供は終了していました。
もう少し調べると・・・「セキュリティ対策ツールVer.6」の本体ソフトウェアのサポートは、5月9日で終了していました。

つまり、「セキュリティ対策ツール」のVer.6はすでにサポートが終了してしまっていて、ソフトウェア自体を新しいバージョンにアップデートを促していたのですが、表示された画面からは、すでにアップデートできなかったということになります。

最新の「セキュリティ対策ツール」のバージョンは、Ver.11でしたので、NTT西日本の「セキュリティ対策ツール」サイトから、ダウンロードを行いインストールしました。

最新バージョンにアップデート後は、アイコンも通常の表示になりました。

セキュリティソフトに一般的にいえることなのですが、パターンファイルの更新は、ネットにつながっていれば自動的に行われますが、セキュリティソフト本体のアップデート(バージョンアップ)は、自動では行われず、ユーザーが手動でバージョンアップを行う必要があります。
たいてい年1回くらいのペースでバージョンアップされています。
もちろん、画面のポップアップや、メールなどで、今使っているセキュリティソフトのバージョンのサポートが終了するので、早めに最新バージョンにアップデートする旨の通知は、されていると思います。・・・がよくわからないということで、そのまま無視していると・・・最終的には、セキュリティソフトのサポートが終了してしまうことがあります。

サポートが終了したセキュリティソフトを使い続けると・・・まず、パターンファイルが更新されませんので、新しいウィルスに対応できなくなり、ウィルス感染のリスクが高くなります。またサポートが終了したセキュリティソフトは、動作も保証されなくなりますので、最悪Windowsの起動や動作にも悪影響を及ぼすこともあります。
パソコンの購入時に、有料セキュリティソフトのお試し版(3ケ月くらい)が入っていることが多いのですが、そのまま使用していてお試し期間が過ぎると・・・そのセキュリティソフトを継続して使用する場合は、使用料金を支払わないといけないのですが、そのまま放置してパソコンを使用していて、当然セキュリティソフトは、期限切れでアップデートなども一切行われなくなり、最終的にWindowsが起動しなくなってしまったお客様もいらっしゃいました。

セキュリティソフトに、どれだけ費用をかけるかというのは、ユーザーそれぞれだと思います。
無料のセキュリティソフトもありますが、有料・無料のセキュリティソフトを問わず言えることは・・・常にパターンファイルを最新にし、本体のバージョンアップが提供された場合は、使用しているバージョンのサポートが終了する前に、最新にバージョンアップしておくことが大事です。
有料のセキュリティソフトの場合は、契約更新(料金の支払い)を行い、有効期限切れの状態にしないよう注意が必要です。
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