確かお使いのノートパソコンには、フロッピーディスクドライブ(FDD)は付いていなかったのになぁと思いながら、お伺いしました。
お伺いして納得!USB接続のFDDを接続して使っていました。
収支決算などの大事なデータは、ずっと前からフロッピーディスク(FD)に保存していたそうです。今期のデータを入力して保存しようとしても、できないとのことでした。
昨年以前の収支データは、きちんと読み込みができます。昨日作成した今年のデータだけが読み込みができません。空き容量がないのかなと思いましたが、そうでもありません。

試しに新規で文章を作成し、FDに保存していました。保存操作は正常に完了するのですが、その文章を開こうとすると・・・開けません。

別のFDに同様にファイル保存・読み出しを行うと正常にできました。
どうも、フロッピーディスクが劣化してきて、書き込みがうまくできなくなってしまったようです。FD自体は、磁性体を塗布した薄い円盤でできているので、だんだん磁性が弱くなってしまうと使えなくなってしまいます。
昔は、データの保存というとフロッピーディスクが一般的だったのですが・・・よく古いFDが読めなくなっていることがありました。
手軽にデータの保存が出来ますが、やはり長期保存には向いていないと思います。
さらに、フロッピーディスク自体が流通しなくなってきていること、FDDを搭載しているパソコンも新機種でははとんどないことから、今後もフロッピーディスクを使い続けるメリットは、ありません。
お客様には、過去のデータはまだ読めているので、FDの内容をUSBメモリーに移動して今後は、USBメモリーで管理・保管してもらうようにしました。
今年度のデータは、まだ作り始めたばかりだったので、新たに入力していただくことにしました。
USBメモリーも絶対に壊れないとは言えないのですが・・・フロッピーディスクに今後も保存していくよりは、安心感が違うと思います。もちろんUSBメモリーが故障した場合を想定して、もう一箇所別の場所にも大事なデータは保存しておくとさらに安心です。
