どんな状態かお尋ねすると･･･言葉では説明できないので見て欲しいとのこと。
時間を調整してお伺いしました。
ノートパソコンで、昨日からインターネット閲覧やメールが突然できなくなったそうです。
とりあえず、パソコンの電源を入れて確認してみると･･･Wifiにつながっていません。
一番電波の強いSSIDを選択して「接続」をクリックすると･･･暗号化キーを入力する画面が表示されました。
時々あるのですが･･･パソコンが今まで接続していたSSIDの暗号化キーを忘れてしまい、ネットにつながらなくなることがあります。
この場合は、暗号化キーを入力すればよいのですが･･･お客様に確認すると･･･わからない、との回答。
書類も調べてもらいましたが、回線業者やプロバイダーからの接続IDや接続パスワードが記載された書類はあるのですが、Wifiの暗号化キーは見つかりません。
Wifiの暗号化キーは、そのWifiルーター一台一台固有のものなので、プロバイダーなどからの書類に記載はされておらず、工事した際に設置した業者さんがメモしておくのが普通です。そのような書類はもらっていない、とのこと。
書類がなければ、実際にWifiルーター記載されているSSIDと暗号化キーを調べればよいのですが･･･お客様は、そんな機械は見たことがないとのこと。
「パスワード（暗号化キー）は調べられないのですか？」と言われましたが･･･簡単に調べることができたらWifi（無線）の暗号化キーの意味がありません。
この家のどこかに設置してあるはずなのですが･･･と言っても、そんな機械は見たことがないの一点張り。
ちょっと困ってしまいました。どらともが勝手にお家の中を探すのもできないので･･･お客様に一緒に立ち会っていただき、どらとものノートパソコンの「inSSIDer」を使って電波強度を見ながら、Wifi電波が強いところを探していったら、洗面所にたどり着きました。
洗面所の上のほうに大きなボックスが２つあり、1つ目は分電盤でしたが、2つ目を開けたら･･･ありました。ゲートウェイとWifiルーターがありました。
お客様は、こんなところにあったんだ。知らなかったとビックリ！
Wifiルーターが見つかれば、そこに記載されているSSIDや暗号化キーをメモして、パソコンに改めて設定したら無事にWifiに接続できました。
シャットダウンや再起動を行っても大丈夫でした。
最近の家やマンションでは、モデムやルーターなどのネットワーク機器は、専用のボックスに収納するようになっていて、目につかないようになっていることが多いのですが、お家の方がその設置場所を知っていないと、Wifiルーターを交換するような場合に困ってしまいますね。
