う~ん、ファイルの空き容量が無くなってきているのかな?などと想像しながら訪問しました。
まず詳細をお聞きすると今月初めからだんだんパソコンの動作が遅くなってきて、最近はファイルを開いたり、保存したりする時に5~10分かかるようになってしまったそうです。知り合いのパソコンに詳しい人に話したところ・・・デフラグやディスククリーンアップを行うように言われ、実施してみたそうですが、効果無しだったそうです。
まずは現象確認のためにパソコンを起動。NB55Hです。
うん?起動時の画面にWindowsXP HomeEditionのメッセージが

NB55Hを調べてみると、発売時はSP1ですがそのまま使用されていたということです。メモリーは標準で256MBなのですが、増設してありトータル512MBとなっていました。
とりあえず起動しました。ディスクの空き容量を確認すると、全く問題ありませんでした。
お客様に、再現というかファイルを開いてもらうと・・・アプリが起動するのですが、なかなか開きません

ファイル操作を行うまでは、それなりに動作していたのですが・・・。
タスクマネージャーを起動してプロセスを確認してみると・・・SpySweeperがCPU使用率100%となっています。SpySweeperのプロセスを終了させようとすると、「プロセスは使用中です」のメッセージで終了できません。SpySweeperのアイコンから状態を確認しようとすると、「起動中」のままです。
どうもウィルス対策ソフトのSpySweeperが動作がおかしくなってしまっているようです。
msconfigを起動してスタートアップからSpySweeperを外して再起動してみると・・・全く問題なく動作します。これで原因は確定です。
まず、SP1のままではセキュリティ的に不安なのでSP2のCDからアップデートを行いました。結構時間がかかりました

できれば、SpySweeperを再インストールしてみたいのですが、インストールCDや登録した情報も無いとのことでした。
お客様とご相談して、ウィルス対策ソフトを「Microsoft Security Essentials」をインストール、ファイヤーウォールはWindows標準のものを使用し、できれば有料のセキュリティソフトに後々変更してもらうことにしました。
再度SpySweeprをスタートアップから外して、アンインストール。Microsoft Security Essentials をインストールし、ネットに接続して最新版にアップデートしました。
お客様にご確認していただいたところ、全体の動作も軽くなりファイルの読み書きも通常の速度で行うことができました。

メモリー容量が512MBだったので、SP2にできましたが・・・もし標準の256MBだったら、メモリー増設が必須となっていたと思います。
いろいろ相談した知人からは、もう古いパソコンだから寿命じゃないのとか、新しいパソコンにしたほうがいいよ・・・とか言われ悩んだそうです・・・が、もう暫く現役で使えると喜んでいらっしゃいました。
