状況をお聞きすると・・・T90Kが起動しなくなり、調べてみたら電源ユニットの電解コンデンサー3個が液漏れ(膨張)を起こしており、ご自分で電解コンデンサーの交換を行い、組み立てて通電したところ、パチッという音がして通電しなくなったそうです。
内部を確認したところ、3個のコンデンサーが交換してありました。あと1次側のACインレットからのケーブルが延長されていました。
まず、事前に調査すると1次側のヒューズが切れていました。通電テストの際にショートしてしまったのかもしれませんね。
ダイオードやMOS-FETなどは故障していないようでしたので、2次側平滑用回路の電解コンデンサー11個を交換しました。
このAPI4PC30は、2次側の回路構成はAPI4PC50とほぼ同じで、使用している電解コンデンサーの容量・耐圧も全く同じでした。
あと、延長してあった1次側のACインレットのケーブルは、延長部分を切って、直接半田付けしました。
無負荷の状態で正常に動作していたので、検証用パソコンに電源ユニットを接続してまる1日負荷テストを行い、問題がありませんでしたので、ご返却いたしました。
p.s.お客様から、「正常に起動しました」とご連絡がありました。(2010.4.4)