元々、動作は速くなかったが最近特に遅く感じるようになったそうです。
パソコンは、ノートパソコンで「Windows7」のラベルがあります。Windows7の中古のパソコンを買って使用していて、現在はWindows10にアップグレードして使っているそうです。
電源を入れてみると・・・確かに遅いです。ディスクトップ画面がなかなか表示されません。5分くらい待ってやっと表示され、主な用途がネット閲覧という事でしたので、ブラウザを起動してみると・・・これもなかなか立ち上がりません。立ち上がっても、今度は画面が表示されるまでに時間がかかります。
特定のアプリでなくて、全体的に動作が遅いようです。
極端に動作が遅い場合は、ディスクの故障が考えられます。タスクマネージャーで状況を確認してみると・・・うん?メモリー容量が2GBです。
元のWindows7では、メモリー容量が2GBでもなんとかなったかもしれませんが、Windows10で2GBは厳しいです。
他も調べましたが、故障していたり、ヘンなアプリが動作を遅くしているわけではないので、まずメモリーを増設することをご提案しました。
機種名から仕様をしらべると、最大4GB(2GB×2)まで対応していました。もっとも32ビット版でしたので、最大で4GBとなってしまいますが・・・
HDDはSATAタイプでしたので、SSD(半導体ディスク)への換装も効果がありますが・・・今回はメモリ増設だけとし、様子を見ることになりました。
PC2-6400の2GBのノート用メモリを2枚手配しました。

メモリー入荷後に改めてお伺いしました。
メモリーへは、本体底面のネジ1本外すだけで、アクセスできるタイプの機種でしたので、簡単に交換できました。
1GB×2枚(2GB)から2GB×2枚(4GB)へメモリー容量が増えました。
CPUがCeleronなので、最初の起動はやはりちょっと時間がかかりますが・・・それでもデスクトップ画面の表示までの時間は短くなりました。
ブラウザの起動や、ネット閲覧時の表示も速くなりました。
Windows10は、最近のバージョンでは搭載メモリは8GBは欲しいです・・・が、これは64ビットOSでの話で、Windows7をWindows10にアップグレードしたパソコンでは、32ビット版の場合が結構あり、その場合はビット数の制限で搭載メモリの最大容量は、4GBとなってしまいます。
Windows8.1ごろからは、64ビットOSが一般的になってきましたが、Windows7からWindows10へアップグレードしたパソコンのメモリ増設については、使用しているOSのビット数を確認し、32ビット版でしたら4GBが最大となります。64ビット版の場合は、もっと大容量のメモリ搭載が可能ですが、機種ごとに最大搭載容量が決まっていますので、事前に確認してメモリ増設する必要があります。
